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2014年京都府知事選挙(2014ねんきょうとふちじせんきょ)は、2014年(平成26年)4月6日に投開票が行われた京都府知事を選出するための選挙。
現職の山田啓二の任期満了に伴う知事選挙。その山田が4期目を目指して立候補したのに対して、新人で医師の尾崎望が立候補し、選挙戦はこの2氏による一騎討ちとなった[1]。
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2名、届け出順。[5]
(届け出順)
前回の知事選挙で山田を「支援」した自民党・公明党・民主党の各党は、今回も山田の支援に動いた。今回は、前回では無かった現職の山田からの推薦依頼が各党にあったことで、公明党が党本部の「推薦」、知事選挙での党本部推薦が3期までの党規がある自民党と民主党の両党が府本部単位での「推薦」という対応を取った[8][9][10]。これに加えて、独自候補擁立の動きがあった日本維新の会も最終的に府総支部が山田の「推薦」を決めた[11]。
一方、1978年まで28年間続いた蜷川虎三以来となる革新府政転換を目指す共産党は、京都民医連会長を務める医師の尾崎を推薦した[1]。これによって、政党レベルでは1986年の知事選挙以降続いてきた「非共産vs共産」の2極対決の構図が今回も固まった。
この他、これまでの知事選挙で山田を推薦・支援し続けていた社民党は、今回も山田を支援する方向で動いていた[10]。ただ、前年9月に山田が同府京丹後市へのアメリカ軍Xバンドレーダー基地の建設受け入れを容認したことを受け、同党党首の吉田忠智が「日本のアメリカ軍基地を撤去していくのが党の基本的な立場だ」として山田に強く反発[12]。この問題があったためか、同党県連合は最終的に自主投票を正式に決定した[13]。連合京都は山田の推薦を決めた[14]。
投票率は34.45%で、前回の41.09%を下回り過去最低を更新した(前回比 -6.64%)[16][17]。当日の有権者数は205万7594人で、投票総数は70万8889票となった[16]。
候補者別の得票数の順位、得票数[18]、得票率、惜敗率、供託金没収概況は以下のようになった。供託金欄のうち「没収」とある候補者は、有効投票総数の10%を下回ったため全額没収された。得票率と惜敗率は未発表のため暫定計算とした(小数3位以下四捨五入)。
(出典)[19][17] 現職の山田はこれまでの3期12年の実績を強調しながら、3万人の正規雇用創出策や景気回復策、防災強化などを訴えた。また、選挙期間中に行われた消費税引き上げに関しては、低所得者層に向けた負担軽減策の実施などを訴えた。推薦を受けた自民党や民主党などの支持層の票に加えて、無党派層からの票も確実にまとめ上げ、対抗の尾崎を圧倒し4選を果たした。
共産党が推薦した尾崎は、小児科医としての経験から、子どもの貧困問題への取り組みを強調。この他、消費税引き上げ反対や国民健康保険料引き下げなどを訴えたが、現職の山田の厚い支持基盤には及ばなかった。
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