2009年の世界ツーリングカー選手権

2009年の世界ツーリングカー選手権は、2009年3月8日にブラジルのクリチバで開幕し、11月22日にマカオ市街で開催される最終戦マカオまで、全12ラウンド・全24戦で争われた。選手権はスーパー2000およびディーゼル2000の車両で争われる^[1]。

2009年の世界ツーリングカー選手権
前年:	2008	翌年:	2010

ガブリエル・タルキーニがドライバーズタイトルを獲得、セアトがマニファクチャラーズタイトルを獲得した。

セアトをドライブしたガブリエル・タルキーニが、チームメイトのイヴァン・ミュラーに4ポイント差を付けてタイトルを獲得した。3位にはBMWチーム・ジャーマニーのアウグスト・ファルフスが入った。マニファクチャラーズタイトルもセアトが獲得した。インディペンデント選手権はサンレッド・エンジニアリングのトム・コロネルが獲得した。

2009年の参戦チーム・ドライバー

元チャンピオンのアンディ・プリオールが再びBMWをドライブした。

シボレーは新型クルーズを投入した。

ラーダは新型プリオラを投入した。

チーム 車両 車番 ドライバー クラス 出場ラウンド セアト・スポーツ セアト・レオン2.0 TDI 1 イヴァン・ミュラー[2] 全戦 2 ガブリエル・タルキーニ[2] 全戦 3 リカルド・リデル[2] 全戦 4 ジョルディ・ジェネ[2] 全戦 5 ティアゴ・モンテイロ[2] 全戦 BMWチーム・UK BMW 320si 6 アンディ・プリオール[3] 全戦 BMWチーム・ジャーマニー BMW 320si 7 ヨルグ・ミューラー[3] 全戦 8 アウグスト・ファルフス[3] 全戦 BMWチーム・イタリア/スペイン BMW 320si 9 アレッサンドロ・ザナルディ[3] 全戦 10 セルジオ・ヘルナンデス[3] 全戦 シボレー シボレー・クルーズLT 11 ロバート・ハフ[4] 全戦 12 アラン・メニュ[4] 全戦 14 ニコラ・ラリーニ[4] 全戦 ラーダ・スポーツ ラーダ・110 2.0 18 ヤープ・ファン・ラーゲン[5] 1-8 19 キリル・レディジン[5] 1-8 20 ビクトル・シャポヴァーロフ[5] 1-6 ラーダ・プリオラ 18 ヤープ・ファン・ラーゲン[6] 9-12 19 キリル・レディジン[6] 9-12 20 ビクトル・シャポヴァーロフ[6] 9 36 ジェームス・トンプソン[7] 7-8, 10-12 サンレッド・エンジニアリング セアト・レオン2.0 TFSI 21 トム・コロネル[8] I 全戦 22 トム・ボードマン[9] I 1-2, 4-12 29 エリック・カイロール[10] I 4 32 ティム・コロネル[11] I 6 35 ディエゴ・プヨ[12] I 7 37 ノルベルト・ミシェリシズ[13] I 8 41 ジャン＝マリー・クレール[14] I 9 45 アンドレア・ラリーニ[15] I 10 47 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ[16] I 11 66 アンドレ・クート[17] I 12 スクーデリア・プロチーム・モータースポーツ BMW 320si 23 フェリックス・ポルテイロ[18] I 全戦 24 ジョージ・タネフ[19] I 1-3 31 ヴィト・ポスティリョーネ[20] I 3, 5-6, 8 46 ファビオ・ファビアーニ[21] I 10 49 谷口信輝[22] I 11-12 リキモリ・チーム・エングストラー BMW 320si 25 フランツ・エングストラー[23] I 全戦 26 クリスチャン・ポールセン[23] I 全戦 38 フィリップ・ガイペル[24] I 8-9 48 加納政樹[22] I 11 51 ヘンリー・ホー[25] I 11-12 53 リウ・リク・カ[25] I 12 55 ジョセフ・ロサ・マーツァイ[25] I 12 ヴィヒャーズ＝スポーツ BMW 320si 27 ステファノ・ディアステ[26] I 全戦 33 ローラン・カズナーヴ[27] I 4 50 荒聖治[22] I 11 52 青木孝行[28] I 12 チョーラック・レーシングチーム・イングラ セアト・レオン2.0 TFSI 28 マリン・チョーラック[29] I 1-6, 9-10 エクサゴン・エンジニアリング セアト・レオン2.0 TFSI 30 メディ・ベナーニ[30] I 3-5, 7, 10 ボルボ・オルズベルグズ・グリーンレーシング ボルボ・C30 39 ロバート・ダールグレン[31] * 8 40 トミー・ラスタット[31] * 8 パーフェクション・レーシング シボレー・ラセッティ 42 マイケル・ニュクイェアー[32] I 9 チーム・ビグマ・ジェイソン・ワット・レーシング セアト・レオン2.0 TFSI 43 ジェイソン・ワット[33] I 9 チャイナ・ドラゴン・レーシング BMW 320si 67 レイ・キット・メン[34] I 12

アイコン クラス I インディペンデント選手権 * ポイントランキングに加算されず

ドライバーの変更

チーム変更

• ステファノ・ディアステ：スクーデリア・プロチーム・モータースポーツ → ヴィヒャーズ＝スポーツ
• セルジオ・ヘルナンデス：スクーデリア・プロチーム・モータースポーツ → BMWチーム・イタリア/スペイン
• フェリックス・ポルテイロ：BMWチーム・イタリア/スペイン → スクーデリア・プロチーム・モータースポーツ
• クリスチャン・ポールゼン：ヴィヒャーズ＝スポーツ → リキモリ・チーム・エングストラー
• ジェームス・トンプソン：N・テクノロジー → ラーダ・スポーツ

新規参戦 （パートタイム参戦も含む）

• メディ・ベナーニ：パートタイム参戦 → エクサゴン・エンジニアリング
• トム・ボードマン：セアト・レオン・ユーロカップ → サンレッド・エンジニアリング
• マリン・チョーラック：セアト・レオン・ユーロカップ → チョーラック・レーシングチーム・イングラ
• ヴィト・ポスティリョーネ：イタリアGT選手権 → スクーデリア・プロチーム・モータースポーツ

撤退

• ピエール＝イヴェス・コルタル：エクサゴン・エンジニアリング → ベルギーツーリングカー選手権
• イブラヒム・オキアイ：ボルサン・オトモティヴ・モータースポーツ → 不明
• アンドレイ・ロマノフ：リキモリ・チーム・エングストラー → ADACプロカーシリーズ

開催スケジュール

最初の暫定カレンダーは2008年10月に発表された^[35]。

マラケシュは新設の仮設市街地コースで5月3日に開催された^[36]。また、ポルトがカレンダーに復帰した。

2008年11月5日にFIAは新たな暫定カレンダーを発表し、レース・オブ・ジャーマニーは8月30日から9月6日に変更（これはF1ベルギーグランプリと日程が重なったためであった^[35]）、レース・オブ・ジャパンは10月25日から11月1日に変更された。レース・オブ・イタリアは当初モンツァ・サーキットで開催予定であったが、イモラでの開催へ変更され、日程も10月4日から9月20日へ変更された^[37]。

イベント		レース	サーキット	開催日
1	R1	レース・オブ・ブラジル	クリチバ・サーキット	3月8日
	R2
2	R3	レース・オブ・メキシコ	プエブラ	3月22日
	R4
3	R5	レース・オブ・モロッコ	マラケシュ市街地	5月3日
	R6
4	R7	レース・オブ・フランス	ポー市街地コース	5月17日
	R8
5	R9	レース・オブ・スペイン	バレンシア・サーキット	5月31日
	R10
6	R11	レース・オブ・チェコ	ブルノ・サーキット	6月21日
	R12
7	R13	レース・オブ・ポルトガル	ポルト・サーキット	7月5日
	R14
8	R15	レース・オブ・UK	ブランズ・ハッチ	7月19日
	R16
9	R17	レース・オブ・ジャーマニー	オッシャースレーベン	9月6日
	R18
10	R19	レース・オブ・イタリア	イモラ	9月20日
	R20
11	R21	レース・オブ・ジャパン	岡山国際サーキット	11月1日
	R22
12	R23	ギア・レース・オブ・マカオ	ギア・サーキット	11月22日
	R24