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プリオラ(PRIORA)は、ロシアの自動車メーカー、アフトヴァースによって2007年3月から2018年7月にかけて生産・販売された小型乗用車である。ラーダ・110の後継車であり、2012年5月16日までに59万台が生産された[1]。後継車はラーダ・ヴェスタとなる。
2018年7月17日、アフトヴァースはプリオラの生産終了を公式発表した。
ベースグレードには、運転席サイドエアバッグと電動パワーステアリングが標準装備される。2008年5月以降は、助手席エアバッグ(近年では前席サイドエアバッグも)、前席シートベルトプリテンショナー、アンチロック・ブレーキ・システム、パーキングセンサーを装備した"Lux"パッケージも設定された。一部パッケージには、クライメートコントロール付エアコン、Bluetooth・ハンズフリー機能付オーディオ、前席ヒーター、オートマチックヘッドランプ、レインセンサーが標準装備される。2010年4月には、マルチメディアシステムがオプション設定され、2011年初頭には、ナビゲーションシステムが追加された。一方、エレクトロニック・スタビリティ・コントロールとATミッションは設定されない。
16バルブ1.6Lエンジンと、145N-mを発揮するよう、新設計されたトランスミッションが搭載され、クローズド・トランスミッション・ベアリングのボックスセットが採用された。
1.8L車の最高速度は190km/hで、0-100km/h加速は10秒である[3]。
AMT搭載車(プリオラ1.6 AMT、106馬力)は、2014年に発売された[4]。このAMTは、一般的な5速MTをベースとしているが、電気油圧式アクチュエータとZFグループ製エレクトロニック・コントロール・ユニットが採用された。
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プリオラはその前身であるVAZ-2110(ラーダ・110)を大幅改良を施したモデルであり、設計面では950箇所を超える改善が図られ[5]、2,000箇所を超える新型品が採用された(完全な新型車を開発する場合とほぼ同程度)。
概要 | |
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旋回半径 | 5.5m |
フロントサスペンション | マクファーソン・ストラット |
リアサスペンション | 弾性クロスビーム |
ステアリング | ラックアンドピニオン |
フロントブレーキ | ベンチレーテッドディスク |
リアブレーキ | ドラム |
タイヤ | 185 / 60R14 |
2009年と2012年に、プリオラはロシア市場で最も売れている車となった[6]。
ラーダ・スポーツチームは、2009年の世界ツーリングカー選手権の後期にプリオラで参戦した。
2007年にロシアの安全性評価プログラム、ARCAPによって実施された正面衝突テストにて16点中5.4点を獲得し、4つ星中1つ星という結果となった。なお、新型車は16点中10.6点を獲得した[11]。
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