1983年の西武ライオンズ

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1983年の西武ライオンズ

1983年の西武ライオンズ(1983ねんのせいぶライオンズ)では、1983年の西武ライオンズにおける動向をまとめる。

概要 成績, 日本S ...
1983年の西武ライオンズ
成績
日本一
日本S 4勝3敗(対巨人[1]
パシフィック・リーグ優勝
86勝40敗4分 勝率.683[2]
本拠地
都市 埼玉県所沢市
球場 西武ライオンズ球場
Thumb
球団組織
オーナー 堤義明
経営母体 国土計画
監督 広岡達朗
スローガン
闘球
« 1982
1984 »

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この年の西武ライオンズは、広岡達朗監督の2年目のシーズンであり、2年連続7度目のリーグ優勝と2年連続5度目の日本シリーズ制覇[3]を果たしたシーズンである。

概要

西鉄ライオンズ時代の1963年以来19年ぶりのリーグ優勝、そして1958年以来24年ぶりの日本一を成し遂げたチームはこの年も石毛宏典田淵幸一スティーブテリーなど打線の活躍で開幕ダッシュに成功。5月初めまではロッテが追いかけるが、そのロッテが5月後半から大型連敗で一気に脱落。西武と同じく優勝候補の阪急日本ハムが後を追いかけるものの、チームはその両球団に6月以降10ゲーム以上をつけて独走状態に突入。この年4番の田淵は開幕から絶好調だったが、夏場に死球で離脱。それでも田淵の穴を大田卓司片平晋作などのベテランが補い、また若手でも伊東勤金森栄治が台頭するなどベテランと若手が融合したチームはほとんど首位を譲らず、10月10日には阪急に勝って地元で優勝決定(前年の優勝は日本ハム戦で後楽園球場で決めた)。投手陣は田淵とプロ入り同期の東尾修をはじめ、高橋直樹杉本正松沼博久松沼雅之など先発が盤石で、リリーフでは小林誠二森繁和工藤公康などを配置し、投打ともに層が厚かった。同年の日本シリーズ巨人と第7戦までもつれ込んだが、4勝3敗で勝ち広岡監督、そして西武ライオンズの悲願である「打倒巨人」がようやく実現した。

チーム成績

レギュラーシーズン

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1983年パシフィック・リーグ順位変動
順位 4月終了時 5月終了時 6月終了時 7月終了時 8月終了時 9月終了時 最終成績
1位 西武-- 西武-- 西武-- 西武-- 西武-- 西武-- 西武--
2位 ロッテ0.5 阪急8.0 日本ハム12.0 日本ハム14.0 日本ハム11.5 阪急16.0 阪急17.0
3位 阪急2.5 日本ハム8.5 阪急12.0 阪急14.5 阪急15.0 日本ハム18.0 日本ハム20.5
4位 日本ハム3.5 南海9.0 南海15.0 南海16.0 近鉄21.0 近鉄26.0 近鉄29.5
5位 南海4.0 近鉄11.0 近鉄15.0 近鉄16.5 南海25.0 南海28.5 南海31.5
6位 近鉄4.5 ロッテ11.5 ロッテ21.0 ロッテ26.0 ロッテ32.5 ロッテ37.5 ロッテ39.5
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1983年パシフィック・リーグ最終成績
順位球団勝率
1位西武ライオンズ86404 .683優勝
2位阪急ブレーブス67558 .54917.0
3位日本ハムファイターズ64597 .52020.5
4位近鉄バファローズ526513 .44429.5
5位南海ホークス52699 .43031.5
6位ロッテオリオンズ437611 .36139.5

[2]

日本シリーズ

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1983年 日本シリーズ
日付試合ビジター球団(先攻)スコアホーム球団(後攻)開催球場
10月29日(土)第1戦読売ジャイアンツ3 - 6西武ライオンズ西武ライオンズ球場
10月30日(日)第2戦読売ジャイアンツ4 - 0西武ライオンズ
10月31日(月)移動日
11月1日(火)第3戦西武ライオンズ4 - 5x読売ジャイアンツ後楽園球場
11月2日(水)第4戦西武ライオンズ7 - 4読売ジャイアンツ
11月3日(木)第5戦西武ライオンズ2 - 5x読売ジャイアンツ
11月4日(金)移動日
11月5日(土)第6戦読売ジャイアンツ3 - 4x西武ライオンズ西武ライオンズ球場
11月6日(日)第7戦雨天中止
11月7日(月)読売ジャイアンツ2 - 3西武ライオンズ
優勝:西武ライオンズ(2年連続5回目)
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オールスターゲーム1983

  • 選出選手及びスタッフ
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ポジション名前選出回数
監督広岡達朗
投手森繁和2
松沼博久3
松沼雅之3
高橋直樹6
一塁手田淵幸一11
遊撃手石毛宏典3
内野手山崎裕之11
スティーブ
外野手テリー
大田卓司3
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  • 太字はファン投票による選出、取消線は出場辞退。

できごと

選手・スタッフ

[5]

表彰選手

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リーグ・リーダー
選手名タイトル成績回数
東尾修 最優秀選手初受賞
最優秀防御率2.92初受賞
最多勝利18勝8年ぶり2度目
スティーブ 最多安打153本初受賞
最高出塁率.419初受賞
高橋直樹 最高勝率.813初受賞
森繁和 最優秀救援投手39SP初受賞
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ベストナイン
選手名ポジション回数
東尾修投手初受賞
スティーブ三塁手2年連続2度目
石毛宏典遊撃手3年連続3度目
テリー外野手2年ぶり2度目
ダイヤモンドグラブ賞
選手名ポジション回数
東尾修投手初受賞
片平晋作一塁手初受賞
石毛宏典遊撃手3年連続3度目
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ドラフト

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順位選手名ポジション所属結果
1位 渡辺久信投手前橋工業高入団
2位 辻発彦内野手日本通運入団
3位 青山道雄外野手プリンスホテル入団
4位 川村一明投手プリンスホテル入団
5位 仲田秀司捕手興南高入団
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出典

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