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鳥盤類[2](ちょうばんるい、あるいは鳥盤目、ちょうばんもく、学名: Ornithischia)は、恐竜類に属する爬虫類の一群。
剣竜、曲竜、角竜、さらにカモノハシ竜をはじめとする鳥脚類等が含まれる。大半、あるいはほとんど全てが植物食の恐竜で占められる。三畳紀後期から白亜紀末に至る非常に長い期間にわたって生息していた。
鳥類も恥骨が後を向くため、この名称がついている。しかし現代の古生物学の知見では、鳥類は竜盤類の獣脚類から進化したとされている。竜盤類は鳥類という子孫を残したが、鳥盤類は子孫を残さずに白亜紀末に絶滅した。
なお、恐竜をその骨盤のみで分類する方法は現在ではもはや主流ではない。しかし鳥盤類については骨盤の形がグループ共通の派生形質とみなせ有効な分類群と考えられている。
鳥盤類は多岐に渡る進化によって様々な自衛手段を獲得していた。鋭い感覚器や仲間同士の社会性も重要であるものの、明確な化石証拠としては、発達した武器が挙げられる[4]。以下はその1例。
異論:2017年に発表されたオルニトスケリダ仮説では、竜盤類に属するとされている獣脚類は、同じく竜盤類に属する竜脚形類よりも鳥盤類に近縁であるとして、獣脚類と鳥盤類で構成されるクレードであるオルニトスケリダの存在を提唱している。この仮説では、オルニトスケリダは竜盤類と同位のクレードであり、恐竜はこの2つのクレードで構成される上位クレードであるとする。また、恥骨が後ろを向くという鳥盤類の特徴は、オルニトスケリダと竜盤類が分岐した後に、オルニトスケリダ内で生じた派生形質であるとしている。
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