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恐竜の分類のひとつ ウィキペディアから
角竜類(つのりゅうるい、学名: Ceratopsia)は、鳥盤目角竜下目に属し、トリケラトプス(Triceratops)に代表される角を持ったサイのような恐竜、ケラトプス類とその祖先、またオウムのようなくちばしの小型恐竜プシッタコサウルス (Psittacosaurus) からなる植物食恐竜の分類群である。分類名の由来となった恐竜ケラトプスの属名はceras(角)とops(顔)の合成語で[3]、「角の顔」の意[4]。和名は英名horned dinosaursの訳語にあたる[3]。
全体に共通した特徴は、オウムのようなくちばしを持つことである。また、プシッタコサウルス類以外の種(新角竜類 Neoceratopsia)では頭部の後方にフリルを持つ。復元図では、フリルには敵を威嚇する模様があったのではないかという想像にもとづいて目玉模様が描かれることがあるが[注 1]、実際に模様があったという証拠が見つかっているわけではない。
角竜という名前ながら、最後期に出現したケラトプス科 (Ceratopidae) 以外の種は顕著な角は持っていない。
プシッタコサウルスが白亜紀前期、それ以外は白亜紀後期からの発見であったが、近年中国でアーケオケラトプス (Archaeoceratops) やリャオケラトプス (Liaoceratops) といった原始的な新角竜類が白亜紀前期から発見されるようになった。白亜紀のごく早い時期に、同じ周飾頭亜目 (Marginocephalia) に分類されるパキケファロサウルス類(堅頭竜下目)との共通祖先から分化したと考えられる。
トリケラトプス・ホリドゥスは、K-Pg境界の直ぐ下の地層から発見される、恐竜で最後まで生き延びた種の一つである。このマーストリヒチアン最末期の北米では、頑強なトリケラトプス、頭部の巨大なトロサウルス、非常に小型のレプトケラトプスなどの角竜下目が確認されている。一時期は「トロサウルス=トリケラトプス疑惑」を含め、『白亜紀末には恐竜の多様性が衰退したのでは?』とする指摘もあった。また、カンパニアンには隆盛を誇ったセントロサウルス亜科が、マーストリヒチアン最末期では(化石記録上において)確実に影が薄くなっている事もまた事実である。
東アジア、北アメリカ、南アメリカ。東アジアが起源でベーリング陸橋を経て北アメリカに移住したと考えられている。同様の例がハドロサウルス科 (Hadrosauridae) などに見られる[6]。
ケラトプス科は長い間北アメリカのみに生息していたと考えられていたが、最近では中国、日本、ウズベキスタンでも見つかっている。
まずフリルのある新角竜類と、フリルが無く前肢の指の数が(他の角竜類が5本なのに対して)4本であるプシッタコサウルス科 (Psittacosauridae) に分けられる。新角竜類以下の分類には、今なお議論がある。
新角竜類の中でも、プロトケラトプス科とケラトプス科をまとめたグループを、コロノサウルス類またはコロノサウリア(Coronosauria)と言う。
角竜下目
プロトケラトプス科の単系統性を否定するポール・セレノによる分類では以下のようになる。
新角竜類 (Neoceratopsia)
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