駅レンタカー
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駅レンタカー(えきレンタカー)とは、JRグループが展開するレンタカーのチェーン店である。
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鉄道利用客が主な客層であり専用の割引乗車券があるが、レンタカー単独の利用も可能である。また、一部の営業所ではカーリースやレンタサイクルも行っている。
経営
経営はJR各社の子会社が行っており、営業所は直営営業所、他社(JRバスが多い)への委託営業所、及び他レンタカー会社への委託営業所に分けられる。交通新聞社、JTBパブリッシング発行の時刻表の索引地図には、駅レンタカーのある駅に自動車のマークが付けられている。また、営業案内のページに一覧表がある。
一部の営業所(横浜駅など)は保有車両が1台も無く、窓口業務だけを行っている。この場合、駅レンタカーのカウンターで書類記入と料金支払を行った後、近隣の他レンタカー会社営業所へ行き、車を借りる。返却時は車を借りた他レンタカー会社営業所へ返却するだけでよい。ただし、追加支払が発生した場合は、再度駅レンタカーカウンターに赴き、支払う必要がある。
営業所
営業所の所在は他社委託も含めてJR鉄道駅の駅前や至近が多いが、JR鉄道駅の至近ではない箇所に位置する営業所もある[1]。
2024年12月現在、営業所が所在しない県は三重県[注 2]・沖縄県[注 3]の2県である。さらに徳島県・宮崎県・鹿児島県にも1営業所しか所在していない[注 4]。
料金
料金体系
- レンタカーのみのプランである「駅レンプラン」と、JRの乗車券と合わせて利用することでJRの割引を受けることができる「レール&レンタカー」とがあり、案内上は前者は免責補償料を含まない料金、後者は免責補償料込みの料金となっており、その差を考慮すると両者ともレンタカー部分に関わる料金は同額である。
- レンタカーの料金体系は車種のランク別で同業他社と類似しているが、駅レンタカーの特徴としては1,000–1,400ccが同じクラスであることで、1,000–1,200ccと1,300–1,400ccとを別クラスにしている会社に比べると1,300–1,400ccクラスが安く設定されている。
- 免責補償料、ノンオペレーションチャージ (NOC) については他社と同様の制度がある。
- 「駅レンプラン」については、駅レンタカーウェブサイトで予約すれば料金が1割引きとなる。
- 「駅レンプラン」については、利用日[注 5]および利用エリアにより「ハイシーズン料金」と呼ばれる割高な料金が適用される場合がある。
- 北海道地区では7月1日 - 8月31日に出発する場合は季節料金となり、基本料金より割高になる。
料金の支払い
車両
- 車両は提携レンタカー会社から供給を受けることもある。その場合、車両には「駅レンタカー」であることを示すものはなく、外見上は駅レンタカーの車両か否かは判別できない。提携レンタカー会社はタイムズカーレンタル、トヨタレンタリース[要出典]などがある。
主な車名
これはあくまで例示であり、これ以外を貸し出すこともある。
鉄道との連携
レール&レンタカーきっぷ
「えきねっと」との連携
「えきねっと」では、駅レンタカーがセットになった割引プランおよびJRE POINT付与を行うプランを提供している[8]。
民鉄のレンタカー事業
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CM出演者
脚注
外部リンク
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