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『電撃的東京』(でんげきてきとうきょう)は、1978年(昭和53年)6月21日に発売された近田春夫&ハルヲフォンの3枚目のアルバムであるとともに、バンド活動期にリリースされた最後のアルバムである。オリジナルの1曲を除く全てが歌謡曲のカヴァーで占められている作品。
『電撃的東京』 | ||||
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近田春夫&ハルヲフォン の カバー・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1978年 | |||
ジャンル | ロック、歌謡曲 | |||
時間 | ||||
レーベル | キングレコード | |||
プロデュース | 近田春夫 | |||
近田春夫&ハルヲフォン アルバム 年表 | ||||
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近田春夫は、1977年(昭和52年)10月から 1979年(昭和54年)3月まで、ニッポン放送の深夜ラジオ番組『オールナイトニッポン』の火曜日第2部である『近田春夫のオールナイトニッポン』のパーソナリティに就任[1]。その2時間の放送中に、自身の独自の視点に基づく解説付きで、大量の歌謡曲をオンエアする[2]ことで知られた近田は、1978年(昭和53年)、雑誌『POPEYE』(平凡出版、現マガジンハウス)で『THE 歌謡曲』の連載を開始[3]し、歌謡曲批評家としても知られるようになった。その流れの中で、「批評家としてのスタンス」と「ロックアーティストとしてのスタンス」を融合させて作り上げたのが本アルバムである。
近田が小学4年生だった1960年(昭和35年)のスリーファンキーズのデビュー曲『でさのよツイスト』から、本アルバムのリリース前年である1977年のヒット曲、森進一の『東京物語』、JJSの『ラストショー』、フォーリーブスの『ブルドッグ』までの11曲のカヴァーと、唯一のオリジナル楽曲『恋のT.P.O.』が収められている(シングルとは別ヴァージョン)。カヴァーされた作曲家のうち、筒美京平、都倉俊一、加瀬邦彦の3名は2曲ずつ選ばれ、作詞家では、橋本淳、阿久悠の2名が2曲ずつ選ばれている[4]。
ヴォーカルは基本的に近田だが、のちにシングルカットもされた『きりきり舞い』および『東京物語』では、前者を同バンドのベーシスト・高木英一、後者を同バンドのギタリスト・小林克己がつとめた。この2曲は1枚のシングル『きりきりまい』(全てひらがな表記)として同年シングルカットされたが、このシングルでの『きりきりまい』は、アルバムでの『きりきり舞い』とはヴァージョンが異なる。
1989年(平成元年)以来4回にわたって、シングル『ロキシーの夜』およびそのB面曲『闇にジャックナイフ』をボーナストラックに収めたCDが発売されており、現在でもその全曲を聴くことができる[5]。また、シングルヴァージョンの『恋のT.P.O.』および『きりきりまい』は、1999年(平成11年)に発売されたオムニバスCD『ニューロックの夜明け 番外編(9) キング・ニューロック・シングル集 ファンキー・ダッコNo.1』で初めてCD化された。※オムニバスCDのジャケット表記では『きりきり舞い』となっている。
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