大韓民国の準大手自動車メーカー ウィキペディアから
KGモビリティ株式会社(ケージーモビリティ、朝: KG모빌리티 주식회사、英: KG Mobility Corporation)は、大韓民国京畿道平沢市七槐洞東朔路455-12に本社を置く自動車製造会社である。略称はKGM(ケージーエム)。旧社名は雙龍自動車株式会社(サンヨンじどうしゃ、朝: 쌍용자동차 주식회사、英: Ssangyong Motor Corporation)であり、日本語における漢字表記では『双龍自動車』とも表記された。
[4]。サンヨン自動車には債務があり、売却代金だけでは債務返済を賄えないが、不足分の約700億ウォンについて債権団は、2011年1月に債務免除に応じるか否かを決定する予定[4]。
米国・AMC、後にドイツのメルセデスからエンジン等の技術供与を受け、SUVを中心に製造・販売していた。
1990年には英国・パンサーを買収してスポーツカーにも進出したが、ごく少数に留まった。
韓国国内では他の旧大宇系自動車メーカー同様、大宇自動車販売が流通を担当した。日本では2007年頃までGM大宇・マティスの代理店オートレックス(本社:福岡市)が輸入していたが、ほどなく中止された模様。
SUVを主力とすることもあって、世界で最も過酷な自動車レースとして知られる「ダカール・ラリー」には古くから参戦の記録がある。イタリア人でトラック部門を制した経験を持つジャコモ・ビスマラのドライブで1994-96年に参戦し、3年連続で総合8位完走を果たした。2009年には事故で車椅子となったスペイン人二輪ライダーのイシドル・エステべ・プジョルをドライバーに据えて完走を果たした[12]。その後スペイン法人がチボリのグループT1.2マシン(四輪駆動ディーゼルエンジン車)を開発し、2017年バハ・アラゴンに参戦[13]。総合20位完走で、欧州ダカール・チャレンジクラスでの優勝を果たし、翌年のダカールに無料で出場できる権利を獲得した[14][15][16]。
2018年からは仏ソディカーズ・レーシングとの提携により、シボレー製V8エンジンを搭載した既存の二輪駆動バギー「BV2」を、市販車のデザインに架装してダカールに参戦[注釈 4][17]。2018年はチボリ(二輪駆動ガソリン車クラス4位)、2019年はレクストン(同クラス3位)、2020年はコランド(同クラス10位)でそれぞれ完走した[18][19]。
サーキットレースでは、1996年のル・マン24時間レースにパンサーの軽量ミッドシップスポーツカーであるソロの名が与えられたLMP2マシン[注釈 5]を投入し、ベルトラン・ガショーがドライブ。しかし結果は予備予選落ちだった。
車種 | 初登場年 | 現行型 | 現行車種の概要 | 生産工場 | ||
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発表 | 最新の改良 | |||||
SUV | ||||||
Tivoli |
チボリ | 2015年 | 2015年 1月13日 (初代) |
小型SUV。後部を延長した「チボリ エア」(XLV)も用意されている。 | ||
Korando |
コランド | 1983年 | 2019年2月 2月 (4代目) |
準中型SUVであり、現存する大韓民国最長寿ブランド[注釈 6]。2022年にはブランド初の電気自動車である「コランド E-モーション」も追加された。 | ||
Torres |
トーレス | 2022年 | 2022年 7月6日 (初代) |
チボリ以来となる新規開発車両で、同社ラインナップ中で最も新しく、コランドとレクストンの中間に位置する中型SUV。 | ||
Actyon |
アクティオン | 2005年 | 2024年 6月20日 (2代目) |
トーレスをベースに開発・販売する中型クーペSUV。 | ||
REXTON |
レクストン | 2001年 | 2017年 5月1日 (2代目) |
大型SUV。韓国では2017年-2020年11月まで「G4レクストン」を名乗っていた。 | ||
ピックアップトラック | ||||||
Rexton Sports/Rexton Sports KHAN |
レクストンスポーツ/レクストンスポーツ カーン | 2006年 | 2018年 (2代目) |
大型ピックアップトラックで、コランドスポーツの後継モデル。 | ||
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