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阪急バス大山崎営業所(はんきゅうバスおおやまざきえいぎょうしょ)は、京都府乙訓郡大山崎町大山崎小字西高田23(国道171号沿い)にある、阪急バスの営業所。
最寄りの停留所は「新山崎橋」。
主に大山崎町や近接する長岡京市、大阪府島本町、京都市伏見区南部に広がる路線網を管轄する。この地域の路線は向日営業所(現在の向日出張所)の管轄だったが、路線網の拡大・運行本数増加により同所だけでは補え切れなくなったため、1982年7月15日に新設された。その際に向日営業所は向日出張所に組織変更され[1]、2024年に廃止された。
運行管理業務は1999年1月9日から阪急田園バスに委託していたが[2]、2019年7月1日に同社との合併により直営化した[3]。
最寄りとなる「新山崎橋」停留所は大山崎営業所の名を冠していないが、営業所のすぐそばに立地している。阪急水無瀬駅・若山台方面の乗降場及び西山天王山方面から来る系統のおりばについては、営業所の敷地内にある[4][注 1]。
現在の運行体制は、2004年1月24日のダイヤ改正でほぼ確立された。さらに2013年12月、阪急京都本線に西山天王山駅が開設されたことに伴う改編などが行われている[5]。京都済生会病院が2022年6月1日に移転することに併せて改変されている[6]。
経路別に最長系統のみ表示する。多くの系統が循環形態で運行する。
JR長岡京駅(東口)から菱川方面に循環してJR長岡京駅(西口)へ入り(一部の便を除きここが始発)、阪急長岡天神駅から円明寺ヶ丘・金ヶ原などを循環する。
日中時間帯は1時間に3本で、午前は1系統が2本・3系統が1本、午後は1系統が1本・3系統が2本となっている。
運行区間により、系統番号が変わることも特徴。番号の使い分けは下記の通り。
車庫のある新山崎橋を起点に、JR長岡京駅(西口)(一部の便はここが始発)・阪急長岡天神駅を経由して、さらに光風台住宅・光明寺を循環する。
6系統と7系統が対になっている。5系統は14時台前に、6・7系統は14時台以降に運行される。2022年6月の改編で光明寺を通る系統が追加された。
長岡京市西部を循環する系統。奥海印寺へは、営業所の開設当初から乗り入れている。
8系統は13時台まで、9系統は14時台以降に運行される。
長岡京市北部を循環する系統。長岡京市から、赤字分を補填する運行助成金を受けている[7]。
10系統は14時台まで、11系統は15時台以降に運行される。
京都府運転免許試験場へのアクセス路線であるが、長岡京市内で循環経路となっている。
光明寺へは、営業所の開設当初から乗り入れている。
2024年に廃止された80系統(東向日 - 山崎)に代わり新設されたが、平日朝1本のみの運行で滝ノ町 → 一文橋間は無停車(この区間の途中停留所は廃止)。
JR京都線・阪急京都線沿線と京阪沿線を結ぶ路線としては唯一阪急バスが運行に関わっている。長岡京市内と京都競馬場の最寄り駅でもある淀駅を結ぶ。京都京阪バス[注 3]との共同運行のため、京都京阪バス車両での運行となる便がある[注 4]。
2013年12月21日、西山天王山駅開業と同時に路線開業[5]。阪急バスが淀川を越えて淀川左岸に乗り入れる路線の設定は1997年に休止した吹田八尾線(柱本営業所担当)以来16年ぶりである。
島本町では唯一のバス路線で、阪急水無瀬駅と若山台住宅を結ぶ。
JR島本駅の開業に伴い、2008年3月16日の改正では同駅への乗り入れを開始した[9]。
新山崎橋発着系統は出入庫を兼ねる。元は長岡京線に分類されていたが、2008年改正で若山台線に組み込まれた。2013年12月21日改正で系統の再編が行われた[10]。
JR向日町・阪急東向日の両駅から府道733号柚原向日線などを走行し、京都市西京区上里・大原野の両地区、および洛西ニュータウンとの間を結ぶ路線。長らく向日出張所の管轄であったが、2024年10月1日の向日出張所廃止に伴い、当営業所に移管された。
向日市内では商店街などの喧騒にあふれた区域を走行し、その後は東山や右京の里住宅、上里地域の住宅街を経て田園風景の中や、この地区の名産品である竹林を抜けるなど、郊外の雰囲気を感じさせる沿線風景となり、西京区内、南春日町へと至る。ここより洛西ニュータウンは目と鼻の先となっており、長閑な田園風景が瞬く間にニュータウン特有の住宅街へと様変わりする。終点の洛西バスターミナルは、髙島屋洛西店をはじめとするショッピングセンター『ラクセーヌ』を擁する、洛西ニュータウンの中心街に所在する。南春日町 - 洛西バスターミナル間には京都市営バス臨西2号系統も運行されている[注 5]。
また、途中の灰方からは山岳路線となる善峯寺への路線が分岐する。こちらはほぼ全線にわたって対向の難しい狭小区間が続くが、終着地・善峯寺付近からは京都市内を一望することができる。
2011年3月に実施されたダイヤ改正では、各系統共に起終点を阪急東向日主体からJR向日町主体に改め(夕方以降の65系統を除く)、JRとの乗り換え利用が改善された。同時に、JR向日町 - 阪急東向日間のみの運行はなくなった。同改正では、昼間時において運行間隔が不均衡かつ、ルートの大部分が重複していた63・65の両系統を統一し、全便を「南春日町」経由とする63系統として洛西バスターミナル行きとした。これによりJR向日町 - 灰方間はパターンダイヤ化されたものの、66系統と交互の毎時2本体制に減便された。また、利用率の低い早朝・夕方以降の63系統を南春日町折り返しの65系統に置き換えた。さらに、66系統は改正と共に8時から14時(土日・祝日は15時)台までの毎時1本に改められた。
阪急東向日駅では各方面行きが1番のりば、JR向日町駅行きが2番のりばから発車。
長岡京駅の東側を循環する2系統から成り立つ。2015年7月に長岡京市の社会実験としてスタート、2019年4月から本格運行に移行した[12]。
101系統と102系統は連続して運行する。なお、長岡京駅ではっぴぃバス(下記)や阪急バスの一般路線へ乗り継ぐ場合は運賃の割引がある。
向日市のコミュニティバス。南北2ルートあるが、南ルート(35人乗り、日野・ポンチョ)を阪急バスが担当する。南ルートでは交通系ICカードも利用可能である。
JR向日町・阪急東向日各駅と向日町競輪場を結ぶ路線。京都府との随意契約により、無料ファンバスとして運行されている。
当初は京阪バスが運行していたが、同社が運行していた淀川右岸の他の路線と共に阪急バスに譲渡された。それまでは阪急東向日発着便を阪急バスが、JR向日町発着便を京阪バスが担当していた。
以下の「阪急長岡」は現在の「阪急長岡天神駅」、「JR神足(東口)」は現在の「JR長岡京駅(東口)」に相当する(1997年2月7日に改称)。
1997年2月7日の路線改編により、「長岡線」と「免許試験場線」が「長岡京線」に統合された。
2008年3月16日に若山台線との連続運行化、同路線の一部となった。
2021年3月1日改正で廃止[13]。
1989年頃に循環運行に変更。
運行開始から2008年3月15日まで
2008年3月15日から2013年12月21日まで。
2006年10月から2007年9月まで 太字はその後に変更・廃止された主な区間。
2007年ガラシャ祭り
若山台線の阪急水無瀬 - 若山台センター間は大阪府・兵庫県内の市街地路線と同じ220円、それ以外は初乗り160円または170円の対キロ区間制運賃である(いずれも大人運賃、小児半額。以下同じ)[14]。
コロナ禍による利用者・収益の減少などを鑑み、2022年6月1日に運賃を改定し[注 6]、長岡京線と長岡京・淀線の長岡京市内(一部、向日市や京都市も含む)については関係市町との協議により230円均一に変更。長岡京市以外の区間については対キロ区間制のまま10円から40円の値上げ(初乗り180円)となるが、長岡京市にまたがる路線に関しては上限230円となる。初乗りが値上げになる一方で最高400円区間が230円に値下げとなる。なお、東部バス、はっぴぃバス、京都京阪バスエリアとなる長岡京淀線の京阪淀駅 - 洛西浄化センター間と若山台線の大阪府内区間は変更しない[14][15]。
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