野尻 俊明(のじり としあき、1950年6月15日 - )[1]は、日本の法学者。専攻は、独占禁止法・物流政策。学校法人日通学園理事長[2]。元・流通経済大学学長。栃木県石橋町出身[3]。
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生家の家業が鉄道貨物輸送を利用した通運業を営んでいた事から、干瓢、益子焼、貨物輸送に用いる馬など、輸送貨物として持ち込まれる様々な商品の流通過程に興味を持つ。この経験が、物流への学問的関心を覚えた原点と語っている[3]。
専攻は独占禁止法、物流政策の法学者[2]。国内外の運輸・物流関係(特に陸運・鉄道貨物輸送分野)の法体系や政策に精通する、国内では数少ない経済法研究者である[要出典]。
趣味は、バードウォッチング[4]。
この間、流通経済大学経済学部非常勤講師(経済法)兼任[9]
【単 著】
【共著及び分担執筆】
【判例解説】
- 「株式の取得・所有 垂直的株式保有による競争の実質的制限」,「不公正な取引方法 不当景品 事業者に対する景品の提供の制限違反」(「独禁法審決・判例百選 第4版」,別冊ジュリスト・判例百選,1991年,有斐閣)[18]
- 「電鉄会社の役員の競争バス会社の役員兼任/規制産業における一定の取引分野」(「独禁法審決・判例百選 第5版」,別冊ジュリスト「判例百選」,1997年,有斐閣[18]
- 「不当な取引制限 お中元の談合といわゆる「回し」(「独禁法審決・判例百選 第6版」,別冊ジュリスト・判例百選(No161),2002年,有斐閣)[18]
- 「不公正な取引方法 従業員派遣の強制」(「経済法判例・審決百選」,別冊ジュリスト・判例百選(No199),2010年,有斐閣)[18]
- 「米国における企業結合に関する一考察・クレイトン法第7条の解釈を中心として」(「法学研究年報」日本大学、1976年)[19]
- 「運輸業における規制見直し論の国際的傾向」『季刊 輸送展望』1980年夏季号 P62-70,日通総合研究所
- 「アメリカにおけるトラック輸送産業の規制緩和政策―1980年自動車運送法の制定に関して」『季刊 輸送展望』1981年冬季号 P78-85,日通総合研究所
- 「フレートフォワーダとシッパーズアソシエーション―アメリカにおける運送取扱事業について」『季刊 輸送展望』1982年春季号 P34-42,日通総合研究所
- 「米国のトラック輸送事業における規制緩和の効果と課題」『高速道路と自動車』 1983年 26巻 10号 p.22-28,高速道路調査会, NAID 40001230555
- 「米国運輸産業におけるデイレギュレーションとその動向」『運輸と経済』 1984年 44巻 5号 p.50-54, 運輸調査局, NAID 40000184205
- 「ディレギュレ-ションと反トラスト法--米国運輸事業規制緩和諸法を素材に」『経済法学会年報』日本経済法学会、1986年 7号 p.141-153, 有斐閣,NAID 40004357291
- 「物流規制緩和の潮流と今後の展開--諸外国との比較をとおして (ロジスティクス<特集>) -- (自由な企業活動がもたらす質の高い輸送サ-ビス)」『港湾』1991年 68巻 6号 p.38-42,日本港湾協会 NAID 40001273357
- 「物流2法の制定経緯とその意義」『運輸と経済』 1991年 51巻 2号 P42-49,運輸調査局,NAID 40000185229
- 「米国の新国家運輸政策の概要」『季刊 輸送展望』1992年冬季号 P106-111,日通総合研究所
- 「アメリカの州際トラック事業ディレギュレーションの現状」『季刊 輸送展望』1994年夏季号 P22-27,日通総合研究所
- 「物流事業における公正取引について……下請法改正によせて」『倉庫』日本倉庫業協会、2003年 2号 p.4-8, NAID 40006054350
- 「トラック運送事業の適正取引について」『運輸と経済』 2009年 69巻 4号 p.22-29, 運輸調査局, NAID 40016570430
- 「トラック輸送産業の現状と課題 : 労働力不足問題を中心に」『野菜情報』2015年 136号 P.34-41, 農畜産業振興機構
ほか
- 「国際海上コンテナの陸上輸送安全確保に関する調査研究委員会」委員長(運輸省)
- 「食品物流に関する懇談会」(農林水産省)委員
- 「貨物自動車運送事業及び貨物運送取扱事業の在り方に関する懇談会」委員(国土交通省)
- 「貨物鉄道事業の規制緩和に関する懇談会」(国土交通省)座長
- 「自動車運送事業者安全性評価システム委員会」(国土交通省)委員長
- 「トラック産業の将来ビジョンに関する検討会」(国土交通省)座長
- 「企業取引研究会」(公正取引委員会)委員
- 「貨物自動車運送事業安全性評価委員会」(全日本トラック協会)委員長
- 「引越運送に係わる利用者保護対策研究委員会」(全日本トラック協会)委員長
- 「21世紀物流フォーラム」(運輸労連)参与
- 「弾力的な鉄道貨物輸送システムのあり方に関する調査」(調査主体:国土交通省鉄道局)調査委員会座長
- 「2010年代に向けての物流戦略委員会」(国土交通省政策統括官付参事官(物流政策)室)委員長代理
- 「事業用自動車に係る総合的安全対策検討委員会」委員長(国土交通省)
- 「中小企業政策審議会 経営支援部会」委員(経済産業省)
- 「千葉県物流戦略推進協議会」会長(千葉県)
- 「物流環境大賞選考委員会」委員長(社団法人日本物流団体連合会)
- 「自動車運送事業のホワイト経営の「見える化」検討会」座長(国土交通省)
- 「トラック輸送における取引環境・労働時間改善中央協議会」座長(国土交通省)
- 「トラック運送業の生産性向上協議会」座長(国土交通省)
など
“執筆者”. iRONNA. 2021年4月25日閲覧。
“学長挨拶”. 流通経済大学校友会. 2020年8月10日閲覧。
「規制改革と競争政策-アメリカ運輸事業のディレギュレーション-」著者紹介
“学会賞”. 日本物流学会. 2020年8月26日閲覧。