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かつて北海道留萌市にあった北海道旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
藤山駅(ふじやまえき)は、北海道(留萌振興局)留萌市藤山町にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)留萌本線の駅(廃駅)である。電報略号はフヤ。事務管理コードは▲121507[2]であった。
廃止時点では下り始発の普通列車は通過していた。
廃止時点では単式ホーム1面1線を有する地上駅であった。ホームは線路の北東側(留萌方面に向かって右手側)に存在する[11]。転轍機を持たない棒線駅となっている[11]。かつてはホームが千鳥式に配置された相対式ホーム2面2線を有する列車交換可能な交換駅であった[12]。当時は互いのホームは駅舎側ホーム東側と対向側ホーム西側を結んだ構内踏切で連絡した[12]。駅舎側が上り線、対向側ホームが下り線となっていた(番線表示なし)[12]。そのほか下り線の留萌方から構内外側に分岐し対向側ホーム手前部分までの行き止まりの側線を1線有していた[12]。交換設備運用廃止後は1993年(平成5年)3月までに線路は撤去されたが、深川方のホーム手前の線路は転轍機の名残で湾曲していた[11]。
留萌駅管理の無人駅となっていた。駅舎は構内の北側に位置しホーム中央部分に接している[11]。有人駅時代からの木造板張り[12]の駅舎は一部が改築され、正面向かって左手側の事務室部分が解体された形態となっている[11]。外壁は寄せ集めの建材により改修され、パッチワークのようになっている[13]。トイレは無く[13]、かつては有ったが現在は閉鎖されている。
駅前には開拓70周年の際に作られた「藤山開拓の碑」が建立され[11][12][13]、櫟や藤が配された小公園となっている[12]。
乗車人員の推移は以下のとおりであった。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。
年度 | 乗車人員 | 出典 | 備考 | ||
---|---|---|---|---|---|
年間 | 1日平均 | JR調査 | |||
1981年(昭和56年) | (22.5) | [12] | 1日乗降:45人 | ||
1992年(平成 | 4年)(4.0) | [11] | 1日乗降:8人 | ||
2015年(平成27年) | 「1名以下」 | [14] | |||
2016年(平成28年) | 0.2 | [JR北 2] | 同年度中に留萌駅 - 増毛駅間廃止 | ||
2017年(平成29年) | 0.2 | [JR北 3] | |||
2018年(平成30年) | 0.2 | [JR北 4] | |||
2019年(令和元年) | 0.2 | [JR北 5] | |||
2020年(令和 | 2年)0.2 | [JR北 6] | |||
2021年(令和 | 3年)0.0 | [JR北 7] | |||
2022年(令和 | 4年)0.4 | [JR北 8] | 同年度末で営業終了 |
駅前に開拓記念碑「藤山開拓之碑」「翔く」が設置されている。農地は稲作主体で畑作も多い。藤山の集落があるが、山間の川沿いなのであまり大きくはなく、商店などは無いが、国道沿いに住宅が増えて来ている[13]。
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