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藤井 郷子(ふじい さとこ、1958年10月9日 - )は、日本のアヴァンギャルド・ジャズ・ピアニスト、アコーディオン奏者、作曲家。東京都出身[1]。
藤井は1958年10月9日に東京で生まれた[2]。彼女は4歳でピアノを弾き始め、即興とジャズに興味を持つようになる20歳までクラシックのトレーニングを受けてきた[2]。20代になると東京のピアニスト板橋文夫からジャズの指導を受けた[3]。
藤井は1985年にアメリカに行き、1987年にボストンのバークリー音楽大学を卒業した後、1993年になって再びアメリカに戻って[2]、1996年にニューイングランド音楽院でジャズ・パフォーマンスの卒業証書を取得した。音楽院では、ピアニストであるポール・ブレイからもレッスンを受けた。「これは主にカプチーノをめぐる会話で構成されており、自己表現を行うということに関して彼女を楽にした」[3][4]。1996年、彼らのデュオ・アルバム『サムシング・アバウト・ウォーター』がリリースされた。藤井は「少しずつ自分を受け入れ始めた」大きな出来事だったとコメントしている[3]。彼女は、新郎であるトランペット奏者の田村夏樹(ガトーリブレのリーダー)と一緒に帰国した。彼女はオーケストラ東京など、日本でさまざまなビッグバンドを率いている。1997年には、オーケストラ・ニューヨークを立ち上げた[5]。
2007年頃、藤井、田村、ベーシストの是安則克、ドラマーの堀越彰からなるカルテット「ma-do」が作られた[6]。2010年、藤井は自分自身、田村、トランペット奏者のクリスチャン・プルヴォスト、ドラマーのピーター・オリンズを含むグループである「KAZE」を共同で結成した[7]。彼女は『DuDu』や『Kuro』といったアルバムを含む、ガトーリブレのレコーディングでアコーディオンを演奏している[8][9]。
藤井は1996年から2009年の間に40枚以上のアルバムをリリースした[5]。2018年、彼女は毎月アルバムをリリースする予定であった[3]。
マイラ・メルフォードとのピアノ・デュエット・アルバム『Under The Water』について『ダウン・ビート』誌のレビュアーは、「フジイはダイナミクスを大きく変化させ、激しい自由な弾幕から単結晶の音の散りばめまでジャンプカットする」と述べた[10]。
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