薬屋のひとりごと
日本のライトノベル、メディアミックス作品 ウィキペディアから
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日本のライトノベル、メディアミックス作品 ウィキペディアから
『薬屋のひとりごと』(くすりやのひとりごと、英語: The Apothecary Diaries、中国語: 药屋少女的呢喃、藥師少女的獨語)は、日向夏による日本のライトノベルおよびそれを原作とするメディアミックス作品。
薬屋のひとりごと | |
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ジャンル | 中華風ミステリー[1]、ラブコメ[2] |
小説 | |
著者 | 日向夏 |
イラスト | ソフトカバー版:松田恵美(表紙のみ) 文庫版:しのとうこ |
出版社 | ソフトカバー版:主婦の友社 文庫版:主婦の友社→イマジカインフォス |
掲載サイト | 小説家になろう |
レーベル | ソフトカバー版:RayBooks 文庫版:ヒーロー文庫 |
発売日 | ソフトカバー版:2012年9月26日 |
連載期間 | 2011年10月27日 - |
刊行期間 | 文庫版:2014年8月29日 - |
巻数 | ソフトカバー版:全1巻 文庫版:既刊15巻(2024年3月現在) |
漫画 | |
原作・原案など | 日向夏(原作) しのとうこ(キャラクター原案) |
作画 | ねこクラゲ |
出版社 | スクウェア・エニックス 鶴山文化社 東立出版社 |
掲載誌 | 月刊ビッグガンガン |
レーベル | ビッグガンガンコミックス |
発表号 | 2017年6月号 - |
発表期間 | 2017年5月25日[3] - |
巻数 | 既刊14巻(2024年9月現在) |
その他 | 七緒一綺(構成) |
漫画:薬屋のひとりごと〜猫猫の後宮謎解き手帳〜 | |
原作・原案など | 日向夏(原作) しのとうこ(キャラクター原案) |
作画 | 倉田三ノ路 |
出版社 | 小学館 ソウル文化社 長鴻出版社 |
掲載誌 | 月刊サンデーGX |
レーベル | サンデーGXコミックス |
発表号 | 2017年9月号 - |
発表期間 | 2017年8月19日[4] - |
巻数 | 既刊19巻(2024年12月現在) |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | ライトノベル・漫画 |
ポータル | 文学・漫画 |
架空の中華風帝国、茘(リー)を舞台に、後宮に勤める官女が王宮内に巻き起こる事件の謎を薬学の専門知識で解くミステリー、ファンタジー、ラブコメディ小説である。略称は「薬屋」[5]。
2011年10月に小説投稿サイト「小説家になろう」で連載が開始され、人気を得たことから第1部「後宮編」が2012年9月にRay Books(主婦の友社)から単行本として発売された[6]。
その後、ヒーロー文庫(主婦の友社→イマジカインフォス)で2014年8月に第1部が新装刊され[7]、以後継続して発行されている[8]。
2017年からは『月刊ビッグガンガン』(スクウェア・エニックス)[3]と『月刊サンデーGX』(小学館)の月刊誌2誌で、それぞれ別の漫画家によりコミカライズ版が連載されている[4]。
2024年3月時点でスクウェア・エニックス版のコミックス累計部数は1600万部[9]、2023年6月時点で小学館版のコミックス累計部数は850万部(電子版含む)[10]、2024年9月時点でシリーズ累計発行部数は3800万部をそれぞれ突破している[11]。
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
医師である養父を手伝って薬師として花街で働く少女・猫猫は、薬草採取に出かけた森で人攫いにあって後宮に下女として売られてしまう。年季が明けるまで目立たぬように勤めるつもりだったが、皇子の衰弱事件の謎を解いたことから美形の宦官である壬氏の目に留まり、様々な事件の解決を手伝わされることとなる。
やがて発生した寵姫の失踪事件は、猫猫を巻き込み国家転覆計画に広がっていく。そして、明らかになる壬氏の正体。二人の関係は微妙に変化していく。
馬の一族は、代々皇帝の乳兄弟になることが多く、皇子が後宮から出るときは、馬の一族が護衛兼副官としてつくが、権力を持たないように役職を得ることはない。
後宮内で最も格式が高い宝石の名を冠した4か所の宮に住まう帝の妃で正一品の位階をもつ4夫人を指す。国内有力者の縁者や友好国の王族から嫁いでおり、もっとも早く男子が生まれた妃は、一般的に皇后になる。
茘の「名持ちの一族」のひとつである名門。羅の一族は、他人と異なる認識能力を持つ人物を輩出し「狂人と天才の一族」と呼ばれている。羅漢の采配や猫猫の薬の分析能力や羅半の数字感覚なども共にこの力に起因するものだが、欠点として自身の興味を惹かない物事にはまったく関心を持たず記憶も曖昧になる。羅門の兄(羅漢の父親)はそういった感覚をもたず、彼らの認識能力を社会不適合者と判断して理解しなかった。
ライトノベル研究を行う山口直彦は猫猫をはじめ個性の強い人物が多く登場しており、加えて街並みの背景描写や作中に出てくる薬草の知識もかなり細かいことから綿密な下調べのもとで執筆されていることが窺えると評している[34]。
少女小説研究を行う嵯峨景子は読みやすさとは裏腹に極めて緻密な計算の元に物語が展開されており、その中でも区切りとなる第4巻は物語開始から猫猫が解決してきた謎の全てが繋がって驚きの展開となることから「シリーズ屈指のドラマチックさと面白さを誇る」と評している[2]。
アニメ!アニメ!が実施した「アニメ化してほしいライトノベル・小説は?」と題した読者アンケートでは2019年上半期・下半期で連続第1位を獲得[35][36]。
「アニメ化してほしいマンガランキング」では2019年から3年連続トップ10入りを果たしている[37]。
「次にくるマンガ大賞2019」コミックス部門第1位[16]。
「第15回全国書店員が選んだおすすめコミック」第5位[37]。
『BOOK☆WALKER大賞2020』ではスクウェア・エニックス版の漫画が準大賞を獲得[38]。
「ピッコマAWARD 2024」では原作小説がラノベ部門で、スクウェア・エニックス版の漫画がマンガ部門でそれぞれ受賞[39]。
2誌とも原作は日向夏、キャラクター原案はしのとうこ。
第1期は2023年10月から2024年3月まで、日本テレビ系列ほかにて放送された[97]。第2期が2025年1月より放送予定[98]。
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