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広島市の橋 ウィキペディアから
荒神橋(こうじんばし)は、広島県広島市の猿猴川にかかる道路と軌道の併用橋。現存する被爆橋梁の一つ。
橋名は三宝荒神から。
中央に広島電鉄本線の軌道、その両側に車道と歩道がある併用橋。ここは広島県道164号広島海田線・広島県道37号広島三次線の重複区間であり、東詰の荒神三叉路・荒神陸橋と続くこの区間は市内でも有数の慢性的な交通渋滞地点である。
左岸側はJR広島駅前となる。上流側に猿猴橋、下流側に大正橋がある。右岸側で広島電鉄の軌道は本線と広島電鉄皆実線に分かれ、最寄の駅となる広電的場町電停がある。西詰から西へ道沿いにまっすぐ進むと稲荷大橋がある。
2008年現在、京橋・栄橋・比治山橋・猿猴橋・観光橋と共に、現存する被爆橋梁である。ちなみに、その中で唯一の併用橋である。
1912年(大正元年)広島電気軌道開通に伴い単線の電車専用木橋として架橋。1939年(昭和14年)、道路併用橋に改修、鉄筋コンクリート橋として再架橋された。設計は広島市、施工は清水組。
1945年(昭和20年)8月6日原爆被災(爆心地より約1.90km)。爆風により欄干が破壊されたが落橋からは免れた。そのため、広島市内から当時救護所に指定されていた東練兵場(現在の東区光町・若草町一帯)への避難経路として使われた。その後、数度補修保全されながら現在も使用されている。
ここ数年広島駅前再開発が行われており、広電の軌道を駅前大橋に移す構想発表、MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島の完成など、それらに伴う交通網の整備が予定されている。
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