福間駅
福岡県福津市中央にある九州旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
福岡県福津市中央にある九州旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
福間駅(ふくまえき)は、福岡県福津市中央三丁目にある、九州旅客鉄道(JR九州)鹿児島本線の駅である[2]。駅番号はJA11。
1972年3月15日国鉄ダイヤ改正の際に快速停車駅となり、その後1980年10月1日国鉄ダイヤ改正時に、それまで運行されていた特別快速と快速が統廃合された際に一旦快速停車駅から外され、一時普通列車のみの停車駅となったことがあったが、程なくして再び快速停車駅となった。また現在では朝夕にのみ運行される特急「きらめき」「リレーかもめ」「かささぎ」の停車駅となっているほか、「ソニック」も朝夕の一部便が停車する。宮地嶽神社の最寄り駅である事から大晦日から元日にかけては多数の臨時・団体列車が発着していたが、2023年現在は設定されていない。
開業時の地名(宗像郡下西郷村字福間浦)が由来。「福間」は古くは「福満(ふくま)」とも読まれ、荘園の多い土地であった。
地名の由来はよく判っていないが、「福」は縁起の良いとされる佳字、「間」は「船着場」や「漁港」を意味し、この地が古代から西郷川の河口に築かれた港町で、「この港町に福が訪れるように」との意味合いで「福間」と名付けられたと言われる。
単式ホーム1面1線、島式ホーム2面4線の計3面5線のホームを有する地上駅[18]。2番のりばは上り到着・下り出発、3番のりばは両方向の折り返し運転が可能で、実際に当駅折り返しの列車が運転されている。
2010年(平成22年)2月27日に新駅舎が開業し、2階に改札がある橋上駅舎となった[12]。 (旧駅舎から約70m門司側に移動)
九州旅客鉄道本体による直営で、みどりの窓口および自動改札機が設置されている。 西口(みやじ口)には2階建て約1,600m2の駅ビルが併設されている。
開業時から明治30年代までは、最多であった1900年(明治33年)度でも1日平均乗車人員は437人と不振であったため、貨物収入で損益の均衡を保った[1]。
2022年度の1日平均乗車人員(降車客含まず)は8,221人である[20][21]。
乗車人員推移[22] | |
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年度 | 1日平均人数 |
2000年(平成12年) | 7,581[23] |
2001年(平成13年) | 7,312[23] |
2002年(平成14年) | 7,034[23] |
2003年(平成15年) | 6,842[23] |
2004年(平成16年) | 6,587[23] |
2005年(平成17年) | 6,513[24] |
2006年(平成18年) | 6,356[24] |
2007年(平成19年) | 6,727[24] |
2008年(平成20年) | 6,626[25] |
2009年(平成21年) | 6,557[26] |
2010年(平成22年) | 6,563[27] |
2011年(平成23年) | 6,729[28] |
2012年(平成24年) | 7,351[29] |
2013年(平成25年) | 7,568[30] |
2014年(平成26年) | 7,612[31] |
2015年(平成27年) | 8,043[32] |
2016年(平成28年) | 8,427[33] |
2017年(平成29年) | 8,652[34] |
2018年(平成30年) | 8,841[35] |
2019年(令和元年) | 9,148[36] |
2020年(令和 | 2年)7,305[20] |
2021年(令和 | 3年)7,646 |
2022年(令和 | 4年)8,221 |
福間線がみやじ口(西口)駅前ロータリーに乗り入れていたが、2019年9月30日限りで廃止された。また、福間線の廃止により、みやじ口(西口)駅前ロータリー発着のJRバス路線は無くなったが、後述のイオンモール福津循環線の休憩がみやじ口駅前ロータリーのバス駐車帯で行われているため、時間帯によっては以前と変わらずみやじ口でJR九州バスを見ることができる。
なお、2015年3月までは、光陽台循環(駅バスふくま~る)が乗り入れていた。「駅バスふくま~る」とは一種のコミュニティバスで駅を基点として半径2km程度のエリアを一周するバスである。運賃は運行開始以来100円均一であったが、利用客数減少などにより2012年10月1日より値上げされ160円均一となっていた。朝夕のブルールートについては光陽台団地内・福間駅間という路線の良さから一定の利用があるが、昼間のグリーンルートについては一方向のみの運転であるため、当初見込まれた買い物需要についても行きまたは帰りのみの片側しか利用できないこともあって低迷している。この欠点をカバーするため、本来は福間駅終点であるが、そのまま乗り続けることで次の便でその先へ向かうことが可能な運用となっている。
なお、モータリゼーションの進行等により2008年4月1日のダイヤ改正で粟島神社系統と八並系統が廃止され、福津市によるコミュニティバス「ふくつミニバス」(運行は地元タクシー会社に委託)に移管された。同時に駅バスふくま~るの東福間・若木台系統も同様に廃止・移管されたため、ふくとぴあ - 福間駅 - 若木台循環は廃止された。
このほか、西鉄バス宗像は、福間 - 津屋崎のシャトルバスを受託運行していたが、2008年4月1日に「ふくつミニバス」に移管された。また、以前は駅構内には乗り入れず、駅前の県道30号線上にある福間駅前バス停で乗降扱いを行っていた。ただし西鉄宮地岳線の廃止代替路線である5系統は、福間駅の駅前ロータリーで方向転換しながらJRバスのりばで降車扱いを行い(乗り場は従来の西鉄バス停)、目的地へ向かっていたが、2011年2月17日より駅前ロータリーにて乗車も可能となった(現在、5系統は廃止)。このため、みやじ口(西口)駅前広場には、JR九州バスとは別の停車スペースが設けられた。なお、駅舎の建て替えおよび駅前広場の改修工事の完了にともない、2011年4月1日より26及び26Aの天神方面行、1-1及び1-2の津屋崎橋方面行についても駅前ロータリーのバスのりばにて乗降を取り扱うこととなったため、従来からのバス停(県道30号線上・ほっともっと前)は同年3月31日限りで廃止された。
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