福井城址大名町駅
福井県福井市にある福井鉄道の停留場 ウィキペディアから
福井県福井市にある福井鉄道の停留場 ウィキペディアから
福井城址大名町駅(ふくいじょうしだいみょうまちえき)は、福井県福井市大手にある、福井鉄道福武線の停留場。駅番号はF21。
当駅で福井駅停留場への支線が分岐している。
※各駅の開業日は今尾恵介監修『日本鉄道旅行地図 6号 北信越』(新潮社、2008年)p.25、開業区間は『鉄道要覧』などによる。
大名町交差点を挟んで市役所前駅の南側(北緯36度3分43.7秒 東経136度13分2.3秒)には、本町通り駅(ほんまちどおりえき)という駅があった。武生方面行きホームのみ設置されていたが、すぐ南を流れる足羽川に架かる幸橋の架け替えを機に、2002年[12]7月15日をもって廃止となった[3]。
相対式ホーム(安全地帯)2面2線を有する地上駅[5][13]。ホーム2つとも屋根がある。1番ホームにはすべての方面行きの電車が、2番ホームには田原町行き以外の方面行きの電車が停車する。2017年(平成29年)7月にバリアフリー化も含めた整備工事に着手[5]。同年12月11日に供用開始され、従来交差点を挟んで離れていた上下方向のプラットホームが、横断歩道から直接利用可能な向かい合わせプラットホームへ改良された。これ以前は、上り方向のプラットホームのみ、大名町交差点地下横断歩道の階段を上る必要があり、車いす利用者は介助がなければ利用できなかった[5]。プラットホームは約35メートルの長さ、約2メートルの幅があり、うち約24メートルが屋根付きになっていて[5]、福井鉄道福武線を走行する他車両よりも編成が長いF1000形(FUKURAM)に乗降車する際も、荒天時に傘をささずに利用できるようになった[14]。
当停留場は福井県道30号福井丸岡線(フェニックス通り)の中央に立地。停留場周辺は大名町と呼ばれる区域で、官庁街や駅前通りに近い。東側には福井県庁、福井市役所、福井中央郵便局が、西側には2つある地元銀行の福井銀行、福邦銀行双方の本店、その先は北陸地方の代表的な歓楽街の一つである順化(片町)と呼ばれる区域となっている。南東側には福井佐佳枝郵便局がある。
当駅のある大名町交差点は、福井市の中心部である。この交差点には当駅から見て南北(武生 - 田原町間)に市内軌道線の本線があり、当駅から交差点を南東方向に行く支線(福井駅前駅行き、通称「ヒゲ線」)がある[15][16]。
旧電停時代は、当駅から武生・福井駅前方面に向かう場合、駅の武生方面ホームに設置されている分岐器の転轍ボタン(列車の乗務員室から手の届く位置にある)を操作する必要があるため[15]、全列車がまず当駅の田原町方面ホームに一旦停車、次いで(後部車両の運転席に運転士が入って)折り返し、渡り線を通り武生方面のホームに転轍操作のため再び停車し発車、と当駅のホーム2つともに停車することになっていた。なお武生方面発福井駅前行きは田原町方面ホーム、逆方向は武生方面ホームで乗降扱いを行っていた。
リニューアル工事に伴う新停留場供用に伴い、当該運用は見直しとなり、停車は1回となった。
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