碧南中央駅
愛知県碧南市にある名古屋鉄道の駅 ウィキペディアから
碧南中央駅(へきなんちゅうおうえき)は、愛知県碧南市栄町三丁目59にある、名古屋鉄道三河線の駅である。駅番号はMU10。駅名のとおり、碧南市の中心部に位置している。manacaが使用可能である。
歴史
かつて存在した新須磨海水浴場に近いことから、開業間もない三河鉄道(名鉄三河線の前身)により新須磨臨時停車場として開業した。シーズンに合わせて開業・廃止を繰り返した後、常設の新須磨駅として再開業している[1][2]。
その後、1948年(昭和23年)の市制施行と共に、新須磨駅近くに碧南市役所が設置され、碧南市の中心部の最寄駅となったが、碧南市の中心街の通りよりやや奥まった位置にあったため、碧南市中央の玄関にふさわしい駅とすべく、1981年(昭和56年)に駅舎を約150m北側(新川町駅寄り)の現在位置に移設新築し、駅名を碧南中央駅と改名した。当時すでに三河線の貨物輸送は大幅に縮小されていたため、旅客輸送に限定した形で駅は1面1線で建設された。昼間帯のみの駅員配置(特殊勤務駅)だった時期があり[3]、2023年(令和5年)3月24日までは終日配置となっていたが[4]、現在は再び昼間帯のみの駅員配置(特殊勤務駅)となった[5]。
- 三河鉄道時代の新須磨駅
- 碧インターの橋脚に描かれた新須磨駅の壁画
- ホテル新須磨敷地内に移設された駅名標
年表
- 1915年(大正4年)7月10日 - 三河鉄道により、夏の海水浴シーズンに新須磨臨時停車場として開業(年内廃止)[2]。
- 1916年(大正5年)6月9日 - 新須磨臨時停車場が再開業(年内廃止)[2]。
- 1918年(大正7年)
- 1926年(大正15年)2月5日 - 路線電化と共に常設駅として新須磨駅が開業[1]。
- 1941年(昭和16年)6月1日 - 三河鉄道が名古屋鉄道に合併。同社三河線の駅となる。
- 1981年(昭和56年)12月14日 - 碧南中央駅に改称し移設。駅ビルを併設[6][7]。
- 2005年(平成17年)9月14日 -「トランパス」導入。同時に終日有人化。
- 2011年(平成23年)2月11日 - ICカード乗車券「manaca」供用開始。
- 2012年(平成24年)2月29日 - トランパス供用終了。
- 2023年(令和5年)3月25日 - 特殊勤務駅となる[5]。
駅構造
単式1面1線ホームの地上駅である。特殊勤務駅で、窓口営業時間は7:30~12:00と13:00~19:30となっている。自動券売機(新規manaca通勤定期乗車券及び継続manaca定期乗車券の購入も可能ではあるが、名鉄ミューズカードでの決済は7:00~22:00の間に限られる[8])や自動改札機、自動精算機(ICカードの積み増し等も可能)、モニター付きインターホンなどが設置されている。駅舎と一体化した2階建ての駅ビルが建っており、美容院などのテナントが入居している。
のりば
- 改札口
- ホーム
- 駅名標
配線図
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凡例 出典:[13] |
駅周辺
主な施設
- 碧南市役所
- 碧南郵便局
- 碧南警察署
- 碧南市文化会館
- 愛知県立碧南高等学校
- 碧南市立中央中学校
- 碧南市立中央小学校
- ドン・キホーテUNY碧南店
- 豊田自動織機碧南工場
- 国道247号
- トヨタレンタリース愛知碧南中央駅前店
- カネスエ 碧南幸町店
- 名古屋銀行 碧南支店
バス路線
- くるくるバス
- 碧南市からの委託により、バス会社が運行する運賃無料の市内巡回バスが、4路線全て碧南中央駅前から発着する。
- バス停
利用状況
- 『名鉄120年:近20年のあゆみ』によると2013年度当時の1日平均乗降人員は4,215人であり、この値は名鉄全駅(275駅)中103位、 三河線(23駅)中8位であった[14]。
- 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は4,793人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中97位、 三河線(38駅)中7位であった[15]。
- 『愛知県統計年鑑』によると1日平均の乗車人員は、2006年度2,024人、2007年度2,011人である。
- 『碧南の統計』『移動等円滑化取組報告書』によると、近年の1日平均乗降人員は下表のとおりである[16][17]。
年度 | 1日平均 乗降人員 |
---|---|
2009年(平成21年) | 4,083 |
2010年(平成22年) | 4,017 |
2011年(平成23年) | 4,009 |
2012年(平成24年) | 4,086 |
2013年(平成25年) | 4,215 |
2014年(平成26年) | 4,252 |
2015年(平成27年) | 4,365 |
2016年(平成28年) | 4,340 |
2017年(平成29年) | 4,484 |
2018年(平成30年) | 4,590 |
2019年(令和元年) | 4,643 |
2020年(令和 | 2年)3,664 |
隣の駅
脚注
関連項目
外部リンク
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