満洲国
かつて中国東北部に存在した日本の傀儡国家 ウィキペディアから
満洲国(まんしゅうこく、旧字体:滿洲國、拼音: )は、満洲事変により日本軍が占領した満洲(現在の中国東北3省遼寧省、吉林省、黒竜江省)、内蒙古、熱河省を領土として1932年(昭和7年/大同元年[注釈 5])に成立した国家[1][2][3]。一般に日本の傀儡国家と見做されている[4]。
公用語 | 日本語、満語[1]、モンゴル語、ロシア語 | ||||||||||||||||||||||||
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首都 | 長春[注釈 2](1932年3月1日 - 1932年3月14日) 新京[注釈 3](1932年3月14日 - 1945年8月9日) 通化[注釈 4](1945年8月9日 - 1945年8月18日) | ||||||||||||||||||||||||
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通貨 | 圓[3] | ||||||||||||||||||||||||
時間帯 | UTC +9[4] | ||||||||||||||||||||||||
現在 | ![]() ![]() |
- 満洲国
- 滿洲國
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←1932年 - 1945年 →
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(国旗) (国章) - 国の標語: 五族協和の王道楽土
- 国歌: 満洲国国歌
[注釈 1] -
- 満洲帝国治安部警務司『康徳八年十月一日 満洲帝国現住人口統計』による。

首都は新京(旧長春)[1]。日本民族・満洲民族・漢民族・モンゴル民族・朝鮮民族の「五族協和」による「王道楽土」建設をスローガンとし[5]、清朝の廃帝愛新覚羅溥儀を執政に迎え、1934年(昭和9年/康徳元年)から溥儀を皇帝とした帝制へ移行し、各大臣は満洲族で占められたが、要職は関東軍司令官のもと日本人が掌握した[2]。1945年(昭和20年/康徳12年)8月に対日参戦したソ連軍に占領されたことで消滅した[5]。ただし完全占領前の8月17日に重臣会議により満洲国の廃止が決定され、翌日に皇帝溥儀が退位を宣言している。
「洲」が常用漢字でないため、日本の教育用図書を含め一般的に「満州国」の表記が使われるが、日本の法令や一部の文献では「満洲国」の表記が用いられる(表記については「満洲#日本での「満洲」「満州」表記」を参照)。「満洲帝国」という表記が使われることもある。
概要
国名
歴史
地理
人口
国家体制
外交
軍事
経済
交通・通信
言語
教育
文化
現在
満洲国を扱った作品
満洲国生まれの人物
満洲国に存在した日本の株式会社
傀儡国家・理想国家・第3の歴史認識
関連項目
脚注
参考文献
外部リンク
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