永原駅
滋賀県長浜市にある西日本旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
滋賀県長浜市にある西日本旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
永原駅(ながはらえき)は、滋賀県長浜市西浅井町大字大浦羽部にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)湖西線の駅である。駅番号はJR-B11[1]。
島式ホーム2面4線を持つ、待避設備を備えた高架駅で、アーバンネットワークエリアの最北端に位置する[2]。西隣のマキノ駅とは7.1 km離れており、湖西線内では駅間距離がもっとも長い。
以前は電化方式の違いから、当駅から近江塩津方面へと抜ける普通列車の本数は少なかったが、敦賀駅(福井県敦賀市)までの直流切替工事が終了した[3]ため、2006年10月21日に新快速を中心にした直通列車が増発された[4]。当駅より先に行く列車は2・4両編成の列車で[4]、6・8両編成の列車は当駅で折り返している。
近畿車輛や川崎重工業(現在の川崎車両)が新造した車両の出場試運転や網干総合車両所または吹田工場(現在の吹田総合車両所)からの試運転も当駅で折り返すことを基本としている[注釈 1]。その例として、321系(京阪神緩行線やJR東西線・片町線(学研都市線)・福知山線などで使用)や323系(大阪環状線)や273系(特急やくも)が挙げられる[注釈 2][7][8][9]。また、2000年代の一時期は定期列車として201系が当駅まで入線したこともあった[10]。
駅名は建設当時の仮称であった「永原」がそのまま採用されたが、地元の要望は「奥琵琶湖」であった[11]。この名称を要望した理由として、永原村と塩津村の合併による旧村意識を温存すること、また近くで建設している奥琵琶湖パークウェイやその関連事業として新しい観光地としての脚光を浴びる目的があった[11]。
島式ホーム2面4線[16]を有する高架駅(盛土上)である[2]。
堅田駅管理の簡易委託駅。駅構内には化粧室・交通系ICカード専用簡易型自動改札機・乗車駅証明書発行機などが設置されている。
「滋賀県統計書」によると、1日平均の乗車人員は以下の通りである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1992年 | 195 | [統計 1] |
1993年 | 189 | [統計 2] |
1994年 | 184 | [統計 3] |
1995年 | 195 | [統計 4] |
1996年 | 198 | [統計 5] |
1997年 | 186 | [統計 6] |
1998年 | 176 | [統計 7] |
1999年 | 176 | [統計 8] |
2000年 | 152 | [統計 9] |
2001年 | 152 | [統計 10] |
2002年 | 145 | [統計 11] |
2003年 | 137 | [統計 12] |
2004年 | 131 | [統計 13] |
2005年 | 119 | [統計 14] |
2006年 | 117 | [統計 15] |
2007年 | 107 | [統計 16] |
2008年 | 104 | [統計 17] |
2009年 | 111 | [統計 18] |
2010年 | 110 | [統計 19] |
2011年 | 104 | [統計 20] |
2012年 | 106 | [統計 21] |
2013年 | 119 | [統計 22] |
2014年 | 124 | [統計 23] |
2015年 | 129 | [統計 24] |
2016年 | 132 | [統計 25] |
2017年 | 132 | [統計 26] |
2018年 | 123 | [統計 27] |
2019年 | 102 | [統計 28] |
2020年 | 82 | [統計 29] |
2021年 | 74 | [統計 30] |
2022年 | 87 | [統計 31] |
1日平均の乗車人員数は、2002年に余呉駅と逆転して以降、滋賀県内のJRの駅では最も少ない。また、2019年度の1日平均の乗降人員数は204人となっており[20]、こちらも滋賀県内のJRの駅では最も少ない[20]。
水田が大きく広がるが、駅付近は森や山に囲まれているため、駅の前後にはトンネル[注釈 3]が設けられている。なお、市役所支所や小学校などの各施設は駅東側に集約されている。
駅舎の前に「永原駅」停留所があり、西浅井コミュニティバス(おでかけワゴン)の路線が発着する。
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