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日本の皇族 ウィキペディアから
彦太忍信命(ひこふつおしのまことのみこと、生没年不詳)は、記紀等に伝わる古代日本の皇族(王族)。
第8代孝元天皇と、伊香色謎命(いかがしこめのみこと、伊賀迦色許売命)との間に生まれた皇子である。伊香色謎命は、『日本書紀』では大綜麻杵命(おおへそき)の娘、『古事記』では内色許男命(うつしこおのみこと、欝色雄命)の娘。
『日本書紀』では、孝元天皇7年2月2日条において彦太忍信命は武内宿禰の祖父であるとする。同書では、景行天皇3年2月1日条において武内宿禰の父が屋主忍男武雄心命である旨が見えることから、屋主忍男武雄心命は彦太忍信命の子にあたる。
一方『古事記』では、木国造の宇豆比古の妹の山下影日売を娶って建内宿禰(武内宿禰)を生むとして、建内宿禰の父にあてる。また同書では、意富那毘(倭得玉彦命、尾張連等の祖)の妹の葛城高千那毘売命との間に甘美内宿禰を儲けたとも記されている。
『住吉大社神代記』によると、「和加倭根子意保比比乃命(開化天皇)の子」として彦太忍信命の名が挙げられている。また、「葛木志志見興利木田忍海部刀自」という娘がおり、牟賀足尼命と嶋東乃片加加奈比女の子である田乃古乃連と結婚し、古利比女、久比古、野乃古連を生んだという。
『新撰姓氏録』では、次の氏族が後裔として記載されている。
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