槇野勇

槇野 勇（まきの いさむ、1917年（大正6年）4月18日 - 1994年（平成6年）11月2日^[1]）は、日本の警察官僚。警視総監。

経歴

奈良県、現在の五條市出身^[1]。1935年奈良県立五條中学校（現奈良県立五條高等学校）を経て、^[要出典]第一高等学校を卒業。1941年10月、文官高等試験行政科試験に合格。同年12月、東京帝国大学法学部政治学科を卒業。内務省に入省し東京府属となる^[1][2]。

短期現役海軍主計科士官（8期）を志願し、1942年1月、海軍主計中尉に任官し海軍経理学校に入校。同年5月に卒業。1943年11月、海軍主計大尉に昇進^[3]。1945年に復員^[4]。

内務省に復帰し内務省調査局調査課に配属。1953年、国家地方警察滋賀県本部警察隊長に就任。以後、滋賀県警察本部長、兵庫県警察本部警務部長、大阪府警察本部刑事部長、関東管区警察局公安部長、警察庁刑事局捜査第二課長、同捜査第一課長、警察庁警務局人事課長、警視庁刑事部長、同警務部長、同副総監などを歴任^[4]。1972年6月、警視総監に就任し1975年2月まで在任した^[5]。

退官後、1975年から1984年まで日本道路交通情報センター理事長を務めた^[1][4]。

栄典

• 1987年 - 勲二等瑞宝章受章^[6]

脚注

1. 『現代物故者事典 1994～1996』512頁。
2. 『日本官僚制総合事典：1868 - 2000』344頁。
3. 『海軍主計科士官物語〈短現総覧〉』52、507頁。
4. 『日本警察官僚総合名鑑』60頁。
5. 『日本官僚制総合事典：1868 - 2000』489頁。
6. 「秋の叙勲に4575人　女性が史上最高の379人」『読売新聞』1987年11月3日朝刊

参考文献

• 秦郁彦編『日本官僚制総合事典：1868 - 2000』東京大学出版会、2001年。
• 小山善一郎・石丸陽編『日本警察官僚総合名鑑』新時代社、2005年。
• 『現代物故者事典 1994～1996』日外アソシエーツ、1997年。
• 『海軍主計科士官物語〈短現総覧〉』浴恩出版会、1968年。