桃山学院短期大学

桃山学院短期大学
大学設置/創立	1973年
廃止	1992年
学校種別	私立
設置者	学校法人桃山学院
本部所在地	愛媛県新居浜市上原2-8-1
学部	教養学科; 幼児教育学科
研究科	幼児教育専攻
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桃山学院短期大学（ももやまがくいんたんきだいがく、英語: Momoyama Gakuin Junior College^[1]）は、愛媛県新居浜市上原2-8-1^{[注釈 1]}に本部を置いていた日本の私立大学である。1973年に設置され、1992年に廃止された。大学の略称は桃短。

概要桃山学院短期大学, 大学設置/創立 ...

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大学全体

学校法人桃山学院に所在した日本の私立短期大学で、設置主体は学校法人桃山学院^[2]。
新居浜市の誘致を受け、1973年に2学科体制で開学しいずれも男女共学となっていた。
1988年度の入学生を最後に^{[注釈 2]}、短期大学としての使命を終える^[6]。

教育および研究

桃山学院短期大学には幼児教育学科があり、附属幼稚園が教育実習の場として用いられていた。

学風および特色

キリスト教精神による全人教育を目的とした一貫教育の体系をつくりあげることをねらいとしていた。
クリスマスイベントをはじめ宗教的な行事も数多く行われていた。
当時、西日本の短大では唯一男子学生が入学できる幼児教育系の学科があり、男性保育者を目指す学生も見られた。

1973年
- 1月27日左記を以て文部省^{[注 1]}より短期大学の設置が認可される^[7]。
- 4月1日 桃山学院短期大学が以下の学科体制にて開学する。
  - 教養学科入学定員100名^{[注釈 3]}
  - 幼児教育学科入学定員50名^{[注釈 3]}
1975年
- 付属幼稚園を開設。
1977年
- 1月5日専攻科に以下の専攻課程を置く^{[注 2]}。
  - 幼児教育専攻入学定員15名
1988年
- 4月1日最後の学生募集となる^{[注釈 2]}。
1992年
- 1月27日左記をもって正式に廃止となる^[6]。

所在地

愛媛県新居浜市上原2-8-1^{[注釈 1]}

象徴

桃山学院短期大学のカレッジマークは桃山学院大学と同じものを使用していた^[11]。

組織

学科

教養学科入学定員100名^{[注釈 4]} 末期においては「編入学」、「秘書」の各コースが設置されていた。地元新居浜市が工業都市であるにもかかわらず、当学科を中心とした本学の学科構成は必ずしも地元の人材ニーズと合致していなかった。このため特に当学科は開設以来定員割れが続き、本学の廃校の原因となったとされる^[14]。
幼児教育学科入学定員50名^{[注釈 4]}

当初の学科構想^[15]

生活文化学科入学定員100名
児童教育学科→幼児教育学科に変更されたものとみられる。
文芸学科→教養学科に変更されたものとみられる（カリキュラムに「西洋文学」・「日本文化史」・「美学」などの科目があったことから）
社会福祉学科

専攻科

幼児教育専攻入学定員15名^{[注釈 4]}

別科

なし

取得資格について

幼児教育学科では、幼稚園教諭二級(二種)免許状と保母資格が取得できるようになっていた。
教養学科には、1974年度より中学校教諭二級免許状（社会）が設置されていた^[15]。

年度別学生数^{[注 3]}

さらに見る -, 教養学科 ...

-	教養学科	幼児教育学科	参照および備考
入学定員	100	50
総定員	200	100
1973年	女23	女25	^{[注 4]}
1975年	女84	女126	^[17]
1976年	女71	女140	^[18]
1977年	男24 女39	女112	^[19]
1978年	男54 女34	男3 女99	^[20]
1979年	男62 女39	男9 女98	^[21]
1980年	男83 女28	男13 女105	^[22]
1981年	男91 女23	男19 女129	^[23]
1982年	男118 女25	男22 女127	^[24]
1983年	男127 女22	男18 女113	^[25]
1984年	男138 女20	男11 女96	^[26]
1985年	男134 女28	男14 女54	^[27]
1986年	男107 女22	男22 女52	^[28]
1987年	男99 女24	男25 女62	^[29]
1988年	男95 女16	男14 女48	^[30]
1989年	男52 女5	男3 女21	^[31]
1990年	休校中	休校中	^[32]
1991年	休校中	休校中	^[33]

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附属機関

瀬戸内産業文化研究所^[34]

研究

『桃山学院短期大学紀要』^[35]
『桃山学院短期大学瀬戸内産業文化研究』^[36]

学園祭

桃山学院短期大学の学園祭は「アンデレフェスティバル」と呼ばれていた^{[注釈 5]}。

大学関係者一覧

大学関係者

歴代学長

竹内正己：1973年4月 - 12月
山崎修：1974年1月 - 1975年6月
竹内正己②：1975年7月 - 1976年9月
神野寛：1976年10月 - 1977年11月
勝部元：1977年11月 - 1978年1月
内海義夫：1978年1月 - 同年9月
堀越和衛：1978年10月 - 1982年3月
太田雅夫：1982年4月 - 1992年1月

著名な教員

はたたかし

キャンパス

当時、JR 予讃線新居浜駅からバスを利用することになっていた。新居浜市立中萩中学校より南へ1km以内の場所にあった。
学内には日本庭園があり、これは明治初期に別子銅山の採鉱開発に貢献した広瀬宰平により創造された。彼にちなんで「広瀬公園」と名づけられ、今でも県内の名勝に指定されている^[38]。

寮

桃山学院短期大学の寮はアンデレ館と称した女子寮があった^{[注釈 5]}。

系列校

地域に開かれた大学として様々な活動を行っていた。

卒業後の進路について

就職について

教養学科：一般企業や公務員ほか^[15]。
幼児教育学科：在学中に取得した資格や免許を活かして桃山学院短期大学附属幼稚園ほか多数の幼稚園や保育所、各種児童福祉施設へ就職した人が多かったものとみられる^[15]。

編入学・進学実績

桃山学院大学ほか奈良大学・同朋大学・佛教大学などへの編入学実績もある。末期における同学科の卒業生の約1/3は桃山学院大学ほか他大学へ編入学するのが常態となっていたとされる^[15]。

桃山学院短期大学附属幼稚園

注釈グループ

[注 1]
かつての短大校舎は現在「新居浜市高齢者生きがい創造学園」として再利用され、旧短大敷地内には広瀬歴史記念館が立地している。
[注 2]
平成元年度より学生募集停止^[3]^[4]^[5]。
[注 3]
出典^[8]
[注 4]
最終募集となった1988年における体制^[12]^[13]。
[注 5]
出典^[37]

補足

[注 1]
現在の文部科学省。
[注 2]
出典^[9]^[10]。
[注 3]
年度毎の学生数はその該当年度の5月1日時点でのデータである
[注 4]
出典^[16]。なお、左記資料には教養学科が「教育学」と表記されている。

全国学校総覧

全国短期大学高等専門学校一覧

進学年鑑

『進学年鑑'84』教育新聞社。

日本の私立短期大学

日本私立短期大学協会短期大学広報委員会『日本の私立短期大学』日本私立短期大学協会短期大学広報委員会。

大学関連資料

桃山学院のあゆみ

[所在地-1] [注 1]
かつての短大校舎は現在「新居浜市高齢者生きがい創造学園」として再利用され、旧短大敷地内には広瀬歴史記念館が立地している。

[募集打ち切り-7] [注 2]
平成元年度より学生募集停止^[3]^[4]^[5]。

[S48-12] [注 3]
出典^[8]

[S63-19] [注 4]
最終募集となった1988年における体制^[12]^[13]。

[桃山学院100年-46] [注 5]
出典^[37]

[9] [注 1]
現在の文部科学省。

[15] [注 2]
出典^[9]^[10]。

[22] [注 3]
年度毎の学生数はその該当年度の5月1日時点でのデータである

[24] [注 4]
出典^[16]。なお、左記資料には教養学科が「教育学」と表記されている。

[2] [1]
CiNii-桃山学院短期大学紀要-

[3] [2]
文部大臣所轄学校法人一覧昭和60年版より。

[FOOTNOTE文教協会&#039;1989-4] [3]
文教協会'1989.

[5] [4]
短期大学教育 (46)より。

[6] [5]
愛媛県史年表より。

[FOOTNOTE文教協会&#039;1992-8] [6]
文教協会'1992.

[FOOTNOTE文部省大学局技術教育課&#039;1973-10] [7]
文部省大学局技術教育課'1973.

[11] [8]
短期大学教育 (31)より。

[13] [9]
桃山学院短期大学専攻科の設置等の届出についてより。

[FOOTNOTE文部省大学局技術教育課&#039;1977-14] [10]
文部省大学局技術教育課'1977.

[FOOTNOTE日本私立短期大学協会短期大学広報委員会&#039;1980369-16] [11]
日本私立短期大学協会短期大学広報委員会'1980, p. 369.

[FOOTNOTE文教協会&#039;1988-17] [12]
文教協会'1988.

[18] [13]
短期大学教育 (45)より。

[FOOTNOTE新潮社&#039;1996.551-53-20] [14]
新潮社'1996.5, p. 51-53.

[FOOTNOTE桃山学院&#039;1987.3-21] [15]
桃山学院'1987.3.

[FOOTNOTE文部省&#039;7349-23] [16]
文部省'73, p. 49.

[FOOTNOTE文部省&#039;7554-25] [17]
文部省'75, p. 54.

[FOOTNOTE文部省&#039;7653-26] [18]
文部省'76, p. 53.

[FOOTNOTE文部省&#039;7753-27] [19]
文部省'77, p. 53.

[28] [20]
全国学校総覧昭和54年版より。

[29] [21]
全国学校総覧昭和55年版より。

[30] [22]
全国学校総覧昭和56年版より。

[31] [23]
全国学校総覧昭和57年版より。

[32] [24]
全国学校総覧昭和58年版より。

[33] [25]
全国学校総覧昭和59年版より。

[34] [26]
全国学校総覧昭和60年版より。

[FOOTNOTE文部省&#039;8569-35] [27]
文部省'85, p. 69.

[FOOTNOTE文部省&#039;8669-36] [28]
文部省'86, p. 69.

[FOOTNOTE文部省&#039;8771-37] [29]
文部省'87, p. 71.

[FOOTNOTE文部省&#039;8875-38] [30]
文部省'88, p. 75.

[FOOTNOTE文部省&#039;8977-39] [31]
文部省'89, p. 77.

[FOOTNOTE文部省&#039;9077-40] [32]
文部省'90, p. 77.

[FOOTNOTE文部省&#039;9180-41] [33]
文部省'91, p. 80.

[42] [34]
瀬戸内産業文化研究より。

[43] [35]
桃山学院短期大学紀要より。

[44] [36]
桃山学院短期大学瀬戸内産業文化研究より。

[45] [37]
桃山学院100年のあゆみより。

[FOOTNOTE教育新聞社&#039;83-47] [38]
教育新聞社'83.

[1]

[注釈 1]

[2]

[注釈 2]

[6]

[注 1]

[7]

[注釈 3]

[注 2]

[11]

[注釈 4]

[14]

[15]

[注 3]

[注 4]

[17]

[18]

[19]

[20]

[21]

[22]

[23]

[24]

[25]

[26]

[27]

[28]

[29]

[30]

[31]

[32]

[33]

[34]

[35]

[36]

[注釈 5]

[38]

[3]

[4]

[5]

[8]

[12]

[13]

[37]

[9]

[10]

[16]

大学全体

教育および研究

学風および特色

所在地

象徴

組織

学科

当初の学科構想[15]

専攻科

別科

取得資格について

年度別学生数[注 3]

附属機関

研究

学園祭

大学関係者一覧

大学関係者

著名な教員

キャンパス

寮

系列校

卒業後の進路について

就職について

編入学・進学実績

注釈グループ

補足

全国学校総覧

全国短期大学高等専門学校一覧

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大学関連資料

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教育および研究

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象徴

組織

学科

当初の学科構想[15]

専攻科

別科

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年度別学生数[注 3]

附属機関

研究

学園祭

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大学関係者

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寮

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大学関連資料

概要

沿革

基礎データ

教育および研究

学生生活

大学関係者と組織

施設

対外関係

社会との関わり

附属学校

注釈

出典

参考文献

関連サイト

当初の学科構想^[15]

年度別学生数^{[注 3]}

当初の学科構想^[15]

年度別学生数^{[注 3]}