桃山南口駅
京都府京都市伏見区にある京阪電気鉄道の駅 ウィキペディアから
桃山南口駅(ももやまみなみぐちえき)は、京都府京都市伏見区桃山町丹後にある、京阪電気鉄道宇治線の駅。駅番号はKH72。
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歴史
1913年(大正2年)6月の京阪宇治線の開業と同時に開設された駅。開設の目的は同年7月に桃山御陵で予定された「明治天皇御1年祭」の参拝者輸送だった。貨物輸送は1914年(大正3年)9月に開始され、駅に隣接するニチボー(現:ユニチカ)の工場への貨物の積み下ろし施設があった。
水害の多発地帯で、戦後も1953年(昭和28年)の台風13号や1961年(昭和36年)の第2室戸台風などでは線路が浸水して不通になった。山科川に隣接する堤防が昭和40年代になって作られた[1]。
1981年(昭和56年)の駅舎改築までは宇治行きホーム側のみに改札口が有り、朝のみ中書島行きホームへの臨時改札口が設けられていた。1998年(平成10年)8月までは構内踏切が有った[2]。
年表
- 1913年(大正2年)6月1日:京阪宇治線開業と同時に御陵前駅として設置[2]。
- 1943年(昭和18年)10月1日:会社合併により京阪神急行電鉄の駅となる。
- 1945年(昭和20年)9月15日:輸送混乱防止のため、使用を中止[2]。
- 1946年(昭和21年)2月15日:営業再開[2]。
- 1949年(昭和24年)
- 1953年(昭和28年)9月25日:台風13号で駅周辺が浸水(10月1日仮復旧)[4]。
- 1959年(昭和34年)8月13日:前線性豪雨で山科川が破堤、観月橋駅から木幡駅の区間が浸水、宇治線は15日以降に運転再開[5]。
- 1961年(昭和36年)9月16日:第2室戸台風で駅周辺が浸水。
- 1981年(昭和56年)3月30日:駅舎改築工事竣工、自動券売機3基を新設[6]。
- 1982年(昭和57年)3月:ホームに点字ブロック設置。
- 1992年(平成4年)3月:宇治行き駅舎建て替え、トイレ水洗化[7]。
- 1994年(平成6年)10月:自動改札機を設置[8]。
- 1998年(平成10年)8月5日:構内踏切を廃止[2]。
駅構造
相対式2面2線のホームを持つ地上駅である。改札口は上下線で独立して設けられており、改札内で互いのホームを行き来することはできない。宇治方(ホーム東側)に改札口があり、宇治方面の改札口には早朝深夜を除き駅員が配置されている(中書島方面の改札口は朝ラッシュ時のみ配置)。
のりば
- ホーム有効長は5両。
- ホーム(2020年1月)
利用状況
- 2009年11月10日の利用客数は6,018人(『京阪百年のあゆみ』より)。
- 2022年度の1日平均の乗車客数(降車客を含まない)は約2,082人(京都府統計書より)。
- UR桃山南団地が近くにあり、また駅周辺も住宅地となっているため利用客は多い。
駅周辺
- 伏見桃山陵(明治天皇陵)
- 伏見桃山東陵(昭憲皇太后陵)
- 京都桃山南口郵便局
- 京都橘中学校・高等学校
- 京都市立桃山東小学校
- 京都府立桃山養護学校
- 洛陽第二幼稚園
- I-PEX本社/京都工場
- 日蓮正宗・宣照寺
- 京都府道7号京都宇治線
隣の駅
脚注
関連項目
外部リンク
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