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日本のプロ野球選手 (2003-) ウィキペディアから
松木平 優太(まつきひら ゆうた、2003年2月24日 - )は、大阪府大阪市港区出身[2]のプロ野球選手(投手)。右投右打。中日ドラゴンズ所属。
インドネシア人の父と日本人の母の間に生まれる。大阪市立田中小学校1年時にソフトボールを始めて投手を務め、大阪市立港南中学校時代は港ボーイズに所属し遊撃手と外野手を務めた[2]。
精華高等学校へ進学すると2年時の夏より野手としてベンチ入りし、秋から投手に転向した[3]。高校入学時は身長163 cm、体重53 kgと小柄な体格で球速も120 km/h台後半だったが、祖母が毎食用意する3合の米やトレーニングの甲斐があり、最終的に身長は178cmまで伸びて体重は70 kgまで増加し、球速は最速145 km/hを計測する程に成長した[4][5]。
3年時の7月に行われた練習試合・履正社戦で、前年の甲子園優勝校を相手に3失点に抑える好投で注目を集めた。夏の高校野球大阪大会では、初戦の羽衣学園戦で先発し7回を無失点に抑え、9回二死満塁には8回より回っていた一塁から再び登板し試合を締める活躍を見せるも[6]、2回戦のみどり清朋戦では10回タイブレークの末にサヨナラ負けを喫した[7]。8月に開催されたプロ志望高校生合同練習会では中山礼都らから三振を奪い、打者5人に対し無安打3奪三振1四球と結果を残した[8]。
2020年のプロ野球ドラフト会議を前に中日ドラゴンズとオリックス・バファローズから調査書が届き、同会議では中日から育成3位指名を受け、11月12日に支度金200万円、年俸300万円で仮契約を結んだ[5]。背番号は206[9]。また、精華高等学校からプロ入りする初の野球選手となった[10]。
2021年は5月29日、オリックスとのウエスタン・リーグ公式戦でプロ初登板。1イニングを投げ、被安打3、2失点の内容だった[11]。シーズン中は体幹強化に励み、入団時から体重を10kg近く増加させた[12]。トレーナーの判断により[12]、二軍公式戦の登板は2試合にとどまった[13]。
2022年は12試合登板、1勝5敗、防御率4.89[14]。フレッシュオールスターゲームではウエスタン・リーグ選抜に選出され、7回裏の1イニングを無失点に抑えた[15]。
2023年は16試合登板、5勝4敗、防御率4.56[16]。NPB AWARDSでウエスタン・リーグ優秀選手賞を受賞した[17]。オフに台湾ウインターリーグに参加し、自己最速の151km/hを計測した[18]。
2024年は7月7日までにウエスタン・リーグで14試合に登板し、9勝3敗、防御率1.84と二軍の先発ローテーションとして好投を続け、特に5月14日のウエスタン・リーグ広島戦でプロ初完投、同月30日のオリックス戦で初完封を果たした。7月8日、支配下選手契約を締結したことが発表された。これにより中日は同年の支配下選手登録上限人数の70名に達した[19]。背番号は69に変更され、推定年俸は420万円となった[1]。7月10日、横浜スタジアムでのDeNA戦で1軍初登板するも7回3失点で黒星[20]。7月31日、本拠地バンテリンドームでのヤクルト戦で3戦目にして初勝利した[21]。このシーズンのウエスタン・リーグでは前田純とタイとなる最多勝(10勝)のタイトルを獲得し、最高勝率(.769)、のタイトルを単独で記録している。他にもリーグ完封最多となる2完封を記録[22]。
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