東秀紀
作家、建築・都市史家 ウィキペディアから
東 秀紀(あずま ひでき、1951年3月27日 - )は、作家、建築・都市史家。東京都立大学特任教授。英国王立都市計画家協会正会員[1]。一級建築士資格所有。2001年日本建築学会文化賞を受賞[1]。日本文藝家協会正会員。
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略歴
和歌山県生まれ。1969年早稲田大学高等学院卒業、1973年早稲田大学理工学部建築学科卒業[1][2]。NKK(日本鋼管、現JFEスチール・JFEエンジニアリング)に入社後[1][2]、ロンドン大学ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン建築環境学部都市計画学コース大学院に留学[2]、博士前期課程修了[1]。
海外留学での知見をもととし、都市計画と文学をからませた『漱石の倫敦、ハワードのロンドン』、『荷風とル・コルビュジエのパリ』などの著作を執筆したのち、1994年『鹿鳴館の肖像』で歴史文学賞を受賞し、小説家としてもデビュー。その後『東京駅の建築家:辰野金吾伝』、『ヒトラーの建築家』、『異形の城』、『東京の都市計画家:高山英華』など、主に専門である建築や都市計画の知識を活かした著作を発表。
NKKで都市総合研究所長を務めた後[1]、2004年清泉女学院大学教授(-2009)[1]、2009年首都大学東京教授[1]。2016年定年退職。現在、東京都立大学特任教授。
受賞歴
活動リスト
著書
- 『漱石の倫敦、ハワードのロンドン 田園都市への誘い』(1991年、中公新書)
- 『二つの東京物語』(1994年8月、講談社、新潮学芸賞最終候補)
- 『荷風とル・コルビュジエのパリ』(1998年2月、新潮選書)
- 『ヒトラーの建築家』(2000年9月、日本放送出版協会)
- 『東京駅の建築家 辰野金吾伝』(2002年9月、講談社、新田次郎文学賞最終候補)
- 『「サッチャリズムの都市計画」の特徴と成果、問題点の考察』(2004年、計量計画研究所)
- 『東京の都市計画家高山英華』(2010年6月、鹿島出版会)
- 『アガサ・クリスティーの大英帝国』(2017年5月、筑摩選書、日本推理作家協会賞:研究評論部門最終候補)
共著
小説
テレビ出演
脚注
関連項目
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