Loading AI tools
三重県員弁郡東員町にある三岐鉄道の駅 ウィキペディアから
東員駅(とういんえき)は、三重県員弁郡東員町大字山田にある、三岐鉄道北勢線の駅である。駅番号はH09。
2005年(平成17年)3月26日に六把野駅と北大社駅(現北大社信号場)とを統合し、両駅の中間(三重県道142号桑名東員線沿い)に新設開業したものである。
北大社駅と六把野駅を統合して開業した。これに伴い北大社駅と六把野駅は廃止された。
東員駅新設の構想は三岐鉄道が北勢線の運営継承を決定する前からあり、桑名市と東員町が、北勢線の鉄道での存続を検討した中で、当時の北大社駅を車庫専用の信号場とした上で、西桑名駅 - 北大社信号場を存続させるプランの中で明らかにされた(その後、北勢線は西桑名駅 - 阿下喜間全線を鉄道で存続させる方針となる)。このプランの中で新駅を2駅設置することが明示されており、その内の一方が当駅であった(もう片方は星川駅)。仮称は「東員町役場前」で、この後北勢線の運営を引き継ぐことになる三岐鉄道が主体となって作成した「北勢線リニューアル計画」においてもこの仮称名で呼ばれていたが、駅開業直前に「東員駅」と称することが決定した。
島式ホーム1面2線を持つ地上駅であり、留置線が下り線のりばの隣と阿下喜寄りに1線ずつ設けられている。
※案内上ののりば番号は割り当てられていない。
2階建ての駅舎が線路の南側にあって、終日、駅員が配置される。駅舎2階には乗務員宿舎等が、駅舎1階中央部分には冷暖房付の待合室が、駅舎1階東側部分の改札内にはトイレ(多目的トイレのある男女別の水洗式)が、駅舎1階西側部分に運転司令室がそれぞれ設けられている。この運転司令室では北勢線全域の管制業務(全線の信号制御・全駅の集中監視(西桑名駅を除く)・全踏切の集中監視・変電所の遠方監視・列車無線業務・風向風速計[関西線跨線橋・当駅・山田川橋梁の3箇所]の監視)を行っている。
当駅の開業によって、従来、北大社駅で行っていた北勢線全域の管制業務、および、西桑名駅で行なっていた運転業務(運転士・車掌関係の現業区:近鉄時代の塩浜列車区西桑名分室)は当駅に統合・移設された。全国の中小私鉄において、線区の運転指令所を一夜で他駅に移設する大規模な工事を実施した事例は珍しい。
駅舎には、自動券売機(1台)、自動改札機(2通路、うち1通路は車椅子対応のワイド型)、自動精算機(1台)が備えられており、普通券・回数券の購入が可能な上、窓口での定期券を含んだ全券種の購入も可能である。
駅前ロータリーおよび車の停車スペースが備えられ、車で駅に送ってもらい電車を利用するキスアンドライドが可能となっている。この駅前ロータリーには東員町のコミュニティーバスのバス停が設置されていてバスとの結節が図られている上に、タクシー常駐スペース(1台)も設けられている。駅前ロータリーの西側には81台分、駅舎北側には43台分、合計124台分の無料駐車場が設置されており、車を駅に止めて電車を利用するパークアンドライドも可能である。駅前ロータリーの東側には144台分(北勢線の各駅の中では最大規模)の無料駐輪場があるが、それ以上の利用があるためスペースが不十分で溢れている。また、駅前広場に公衆電話が1基、駅舎入り口には郵便ポストが設置されている。
駅前広場・駅舎・ホーム等の施設について バリアフリーに対応しており、三重県が定める「三重県だれもが住みよい福祉のまちづくり推進要綱」「三重県バリアフリーのまちづくり推進条例」の整備基準に基づいていることを示す適合証交付施設となっている。
「三重県統計書」によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである[1]。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
2005年 | 514 |
2006年 | 453 |
2007年 | 441 |
2008年 | 420 |
2009年 | 389 |
2010年 | 387 |
2011年 | 404 |
2012年 | 416 |
2013年 | 485 |
2014年 | 499 |
2015年 | 510 |
2016年 | 517 |
2017年 | 496 |
2018年 | 509 |
2019年 | 504 |
東員駅開業後の2008年(平成20年)3月に、当駅駅前広場に接続し東西に延びる町道(東員町道山田580号線)が拡幅(車道1車線→車道2車線+歩道)整備され、駅への道路アクセスが改善された。その後2009年(平成21年)3月には、同町道は東員町役場まで拡幅整備された。
駅前に「東員駅」停留所があり、下記の路線が乗り入れる。
(「東員駅」停留所乗り場の出典:[5])
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.