本竜野駅
兵庫県たつの市龍野町中村にある西日本旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
兵庫県たつの市龍野町中村にある西日本旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
たつの市の代表駅である。
以前は姫路方面からの列車の約半数がこの駅で折り返していたが、2010年(平成22年)3月13日ダイヤ改正及び同年10月12日の修正に伴い、全列車が播磨新宮駅・佐用駅発着に変更された。そのため現在は平常時当駅で折返す列車は存在しないが、大雨時などで東觜崎 - 播磨新宮駅間の揖保川が渡れなくなった場合は運転区間を変更し当駅で折返しとなる列車が設定される場合がある[2]。また、1989年の改正までは、姫新線を経由していた急行「みささ」・「みまさか」などの優等列車が運転され、当駅にも停車していた。
相対式ホーム2面2線を有し、列車交換可能な橋上駅[1]。2009年3月まで使われた初代駅舎の頃は地上駅で単式・島式ホーム2面3線であったが、駅舎から遠い東側の1線は撤去された。 それぞれのホームには階段または改札内外共用の2機のエレベーターを利用して行き来する。
業務委託駅。みどりの窓口が設置されている。ただし夜間は無人で、昼間でも不在になる場合がある。1931年の開設時から直営駅であり、近年では兵庫県内の姫新線の駅の中で唯一の直営駅であったが2016年6月に行われた窓口営業時間改正と共に駅員がJR西日本交通サービスの社員へ変更となった。
改札口にはICカード専用簡易自動改札機が入・出場用がそれぞれ2セット設置されている。
両ホームは跨線橋で連絡している。
駅の西口にはバリアフリー対応多機能トイレが設置されており観光案内所と地域交流施設が入居している[7][8]。駅の東口には有料駐車場と無料の駐輪場が設置してあり、開発された住宅地が広がっている。
初代駅舎は、1931年(昭和6年)の開業以来の木造駅舎で、面積は約136㎡であった。駅ホームを連絡する跨線橋には鉄道院時代の刻印がされた支柱が使われていた。
駅橋上化工事のため2009年1月にホーム上にあった1941年竣工の旅客上屋を撤去し、新しい駅舎が出来るまでは駅北側に設置された仮設駅舎に役目を託し、2009年4月から解体撤去された[9]。
橋上駅舎が2010年2月に完成し、同年3月13日より使用開始された[4]。新駅舎は総工費約11億円で、地元のたつの市が殆どを負担した。面積は約700㎡ある 。
2023年(令和5年)度の1日平均乗車人員は1,984人である[10]。
近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。直近15年間ではそれ程差が無いものの、乗車客数は年々やや減少傾向にあったが、高速化工事や沿線イベント開催等で徐々に持ち直している。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1995年 | 1,939 |
1996年 | 1,917 |
1997年 | 1,807 |
1998年 | 1,700 |
1999年 | 1,622 |
2000年 | 1,621 |
2001年 | 1,556 |
2002年 | 1,576 |
2003年 | 1,582 |
2004年 | 1,556 |
2005年 | 1,546 |
2006年 | 1,517 |
2007年 | 1,477 |
2008年 | 1,502 |
2009年 | 1,427 |
2010年 | 1,545 |
2011年 | 1,663 |
2012年 | 1,689 |
2013年 | 1,776 |
2014年 | 1,762 |
2015年 | 1,838 |
2016年 | 1,873 |
2017年 | 1,922 |
2018年 | 1,967 |
2019年 | 1,945 |
2020年 | 1,548 |
2021年 | 1,662 |
2022年 | 1,874 |
2023年 | 1,984 |
龍野は播磨の小京都とも呼ばれ、古い町並みが続いている。
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