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朝日トンネル(あさひトンネル)は、茨城県土浦市と石岡市を結ぶ道路トンネル。2012年(平成24年)11月12日に開通した。全長1,784メートル (m) で、茨城県内の一般道路のトンネルでは最長である[1]。トンネルは土浦と石岡の両市が(仮称)新治八郷線として計画および事業化したもので、トンネル建設は茨城県が受託して施工した[2]。当初は市道の路線に指定されており、土浦・石岡市境があるトンネルの中央を境に、土浦側が土浦市道新治I級14号線、石岡側が石岡市道B8679号線からなった[2]。2017年(平成29年)6月1日より、県道の路線として茨城県道138号石岡つくば線に編入された[3]。
筑波山の南東にある朝日峠越えのフルーツラインは急勾配や急カーブが連続し、冬季にはしばしば路面凍結するため、2010年度には14日間通行止めとなった[4]。冬季の安定した交通の確保および所要時間短縮の必要性から、朝日峠を迂回するトンネルについて1996年(平成8年)に事業化に着手し、2008年度に着工した。新オーストリアトンネル工法(NATM工法)で施工され、トンネル本体は2012年(平成24年)1月に竣工した[5]。道路幅員は7.5 m。2車線で、設計速度は50 km/h。本トンネルを含む八郷新治線の道路延長は3,660 mである[6]。総工費は当初の65億円から経費削減により減少し、約55億円となる[4]。
東京方面から石岡市八郷地区への最短経路は常磐自動車道土浦北ICから本道を通るルートとなり、従来の千代田石岡IC経由に比べ時間短縮となることから、観光果樹園などでは観光客の増加に期待している[4]。
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