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東京都新宿区の博物館 ウィキペディアから
早稲田大学坪内博士記念演劇博物館(わせだだいがくつぼうちはかせきねんえんげきはくぶつかん)は、東京都新宿区の早稲田大学構内にある博物館。公式な通称(略称)はエンパク(enpaku)[1]。他に演劇博物館(えんげき はくぶつかん)、演博(えんぱく)[2]とも略される。
早稲田大学坪内博士記念演劇博物館 | |
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施設情報 | |
専門分野 | 日本および世界の演劇 |
管理運営 | 早稲田大学 |
開館 | 1928年(昭和3年)10月 |
所在地 |
〒169-8050 東京都新宿区西早稲田1-6-1 |
位置 | 北緯35度42分35.9秒 東経139度43分10.2秒 |
外部リンク | enpaku 早稲田大学演劇博物館 |
プロジェクト:GLAM |
アジアで唯一、演劇を専門的に扱う博物館として知られる[3]。
雑誌『早稲田文学』の成立に貢献した英文学者坪内逍遥の古稀と、彼の1909年(明治42年)から19年間の歳月をかけた『シェークスピヤ全集』全40巻の翻訳事業の完成を記念して、1928年(昭和3年)10月に早稲田大学早稲田キャンパス内に設立された。以来、演劇博物館には日本国内はもとより、世界各地の演劇・映像の貴重な資料を所蔵しており、錦絵4万8000枚、舞台写真40万枚、図書27万冊、チラシ・プログラムなどの演劇上演資料8万点、衣装・人形・書簡・原稿などの博物資料15万9000点、その他に貴重書や視聴覚資料など、約100万点におよぶ演劇に関連する膨大なコレクションを有する[3]。
所蔵図書等は長くコピー禁止であったが、鳥越文蔵館長時代の1990年代からコピー可能になった。『演芸画報』『テアトロ』『歌劇』などの演劇雑誌が閲覧室に開架で置かれている。
開館50周年である、1978年には建物正面にて劇団四季が『ヴェニスの商人』の「法廷の場」を上演した。
建物の設計者は今井兼次で、16世紀に存在したイギリスの劇場「フォーチュン座」を模して設計されている。1987年(昭和62年)には、新宿区有形文化財にも指定されている。
近年は2002年より21世紀COEプログラム、グローバルCOEプログラムなどの研究拠点にも選ばれ、演劇研究センターとして国際的にも注目を集めている。研究成果を発表する媒体として『演劇研究』(演劇博物館紀要)が1965年より刊行されている。2009年(平成21年)度より、共同利用・共同研究拠点に指定されている。
博物館の正面横(建物むかって左)には「講義中の逍遙」と題した長谷川栄作による逍遙の銅像がある。その右手と握手をすると「早稲田大学に合格する」「語学の成績が上がる」という言い伝えがあり、受験シーズンには握手をするために受験生が列を作ることで知られている[4][5]。
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