日当山温泉
鹿児島県の温泉 ウィキペディアから
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鹿児島県の温泉 ウィキペディアから
鹿児島県霧島市の国分平野北西部から中部(旧大隅国)にかけて散在する温泉群の総称で、隼人温泉とも呼ばれる。狭義では隼人町東郷から隼人町内にかけての天降川と国道223号に挟まれた南北約500mの区域にある温泉街を指すが、広義では姫城温泉、国分温泉などの温泉群を含めることもある。鹿児島県内最古のいで湯で、西郷隆盛が頻繁に訪れた温泉として知られる。
古くから鹿児島の奥座敷として栄えた温泉で、昔ながらの共同浴場が多い。温泉街の南西部にヒルコ伝説にちなむ蛭児神社と西郷隆盛が宿泊していた宿を復元した「西郷どんの宿」がある。
歴史は非常に古く、神代にまで遡る。伝説によると、イザナギとイザナミの二神が足の立たない蛭子命をこの地に送り療養させたといわれる。古くから牛馬の世話や住民の足湯として利用されていたと伝えられているが、現実的な記録としては1825年(文政8年)以降のものしか残っていない。温泉水位が低いため地面を掘り下げた地下に湯壺を設置していたが、1899年(明治32年)に古河八郎左衛門が水車で揚げ湯する方法を導入してから利用しやすくなり、多くの湯治客を集めるようになった。1927年(昭和2年)8月11日に発生した天降川の洪水によって大きな被害を受けたが、翌年に復旧している。1967年(昭和42年)10月19日、厚生省告示第420号により、隼人・新川渓谷温泉郷の一部として国民保養温泉地に指定された。
広義の日当山温泉として以下の温泉を含むことがある。温泉は住宅地内に散在しており、温泉街としてのまとまりは持っていない。
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