所沢市立図書館

埼玉県所沢市にある公共図書館 ウィキペディアから

所沢市立図書館

所沢市立図書館(ところざわしりつとしょかん、Tokorozawa City Library)は、所沢市が運営する公共図書館のことである。

概要 所沢市立図書館 Tokorozawa City Library, 施設情報 ...
所沢市立図書館
Tokorozawa City Library
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施設情報
正式名称 所沢市立所沢図書館
前身 青年団による所沢図書室
有志による(旧)所沢図書館
管理運営 所沢市
開館 1980年5月(本館)
所在地 359-0042
公式サイト https://www.tokorozawa-library.jp/
地図
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本館建物裏より

所沢市内には航空記念公園内に建つ本館の他、7館の分館所沢分館椿峰分館狭山ヶ丘分館富岡分館吾妻分館柳瀬分館新所沢分館)を擁する[1]。正式名称は「所沢市立所沢図書館」である。基本、職員は所沢図書館と呼称する。また、この呼称では市の図書館全体を指す。

全館の蔵書はパーソナルコンピュータ携帯電話などのインターネット端末から検索・予約ができ、また2005年からは コンビニエンスストア図書取次サービスを実施しており、現在では所沢市内の所定のコンビニエンスストア7店舗から利用することができる[1]

概要

借りることのできる人は、所沢市に在住、通勤・通学している人、または 入間市狭山市飯能市日高市に在住の人は、利用券(図書館利用カード)を作ることができる。

 利用券発行時には、利用券交付申請書の記入と住所、本人確認の為身分証明書が必要。(未就学児の利用券発行は保護者が出来、その際の身分証明書は保護者のもので構わない)
図書館内での閲覧だけなら誰でも利用可能。
  • 貸し出し数
書籍雑誌紙芝居:1人10冊まで 
CD・ビデオ(VHS/DVD):CDは1人3点、DVDは1人2点まで[2]
  • 貸出期間:2週間
  • 開館時間
本館
火曜日 午前9時30分から午後7時(7月から9月は8時)まで
水曜日から日曜日・祝休日 午前9時30分から午後5時
所沢分館
火曜日から金曜日 午前9時30分から午後7時まで
土曜日・日曜日・祝休日 午前9時30分から午後5時まで
新所沢分館
火曜日から金曜日 午前9時30分から午後9時まで
土曜日・日曜日・祝休日 午前9時30分から午後5時まで
その他各館
火曜日から日曜日・祝休日 午前9時30分から午後5時まで

沿革

要約
視点

当施設の前身となったのは1948年(昭和23年)6月に所沢青年団により創設された「所沢図書室」である。だがその青年団は創設から僅か3年足らずで解散されてしまい、以降は有志の手によって存続されていた。

年表
  • 1948年昭和23年)6月 所沢青年団により、所沢図書室を創設[3]。当年度の蔵書数は8冊であった。
  • 1951年(昭和26年)3月 青年団解散。4月以降は有志により運営。市より図書費の一部は補助。
  • 1963年(昭和38年)3月 所沢図書館を創設[4]
  • 1964年(昭和39年)
    • 4月 市立に移管のため準備。職員採用、建物改修工事、団体貸出を開始。
    • 9月5日 これまでの有志による図書館運営を市に移管。
    • 9月14日 所沢市立所沢図書館として、同9月20日より一般市民に貸出開始。
  • 1970年(昭和45年)
  • 1971年(昭和46年)
    • 3月16日 山田力蔵の寄贈図書(2,058冊)をもって山田文庫を設置。
    • 5月28日 社会教育課より視聴覚機材を移管、貸出事務を開始。
  • 1972年(昭和47年)9月 移動図書館車を購入(いずみ号)運行開始。(駐車場 11)
  • 1973年(昭和48年)4月-9月 移動図書館、駐車場8ヶ所増設。(駐車場 計19)
  • 1975年(昭和50年)
    • 4月 図書館新設のため調査費を計上し、調査を開始。
    • 4月9日 移動図書館2号車を購入。駐車場14ヶ所増設。(駐車場 計33)
  • 1977年(昭和52年)5月 配本車を購入。団体貸出の充実を図る。
  • 1978年(昭和53年)2月 埼玉県立川越図書館の協力により、対面朗読を開始。
  • 1979年(昭和54年)1月 新たに図書館を(仮称)中央図書館として、現本館の現在地に着工[5]
  • 1980年(昭和55年)5月1日 (仮称)中央図書館を所沢図書館(現本館)として新たに開館。これまでの所沢図書館(文化会館3階、4階)は所沢図書館分館とする。また、電算システムを導入。
  • 1982年(昭和57年)
    • 4月 視聴覚ライブラリー業務を視聴覚センターに移管。
    • 9月 移動図書館1号車を更新。
    • 12月2日 本館出入口付近に「萬葉植物園」[6] を開園。
  • 1984年(昭和59年)
  • 1986年(昭和61年)8月5日 移動図書館2号車を更新。
  • 1987年(昭和62年)7月10日 4番目の分館、富岡分館(富岡公民館内)開館。
  • 1988年(昭和63年)
    • 4月 電算機 (LM6700) を導入。
    • 11月4日 5番目の分館、吾妻分館(吾妻公民館内)開館。

各館の概要

本館

ほんかん

所沢分館

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所沢分館
  • 移転開館: 2010年(平成22年)4月
  • 所在地:所沢市元町27番1号(所沢ハーティア東棟1・2階)
かつて所在した所沢文化会館は建物の老朽化が著しくなったため[8]、現在地に移転された。
1階に視聴覚ライブラリー、2階に自習スペースなどが設けられ、それぞれ座席数も多い。

椿峰分館

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椿峰分館

狭山ヶ丘分館

  • 開館: 1984年(昭和59年)6月12日
  • 所在地:所沢市若狭4-2478-4 (狭山ヶ丘コミュニティセンター3階)

富岡分館

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富岡分館
  • 開館: 1987年(昭和62年)7月10日
  • 所在地:所沢市大字北岩岡117-1 (富岡まちづくりセンター 2階)

吾妻分館

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吾妻分館
  • 開館: 1988年(昭和63年)11月4日
  • 所在地:所沢市大字久米2229-1 (吾妻まちづくりセンター 1階)

柳瀬分館

  • 開館: 1992年(平成4年)5月12日
  • 所在地:所沢市964-8 (柳瀬まちづくりセンター 2階)

新所沢分館

  • 開館: 2012年(平成24年)4月
  • 所在地:所沢市緑町1丁目8番3号(新所沢まちづくりセンター2階)


松井小学校図書館
  • 「地域開放型の学校図書館」 [9]として開放され、入場には制限があるが、市立図書館資料の検索・予約・貸出・返却なども可能。
移動図書館車
1972年(昭和47年)9月から移動図書館車「いずみ号」などが運用されていたが、2006年(平成18年)3月をもってすべて廃止されている。

コンビニ図書取次(コンビニ図書館)

コンビニエンスストア図書等取次事業
コンビニ図書館という呼称は、近年全国の公立図書館などで取り組まれる、ほぼ同内容のサービスに共通して使われている通称で、所沢図書館での当サービスの名称は、文書などでは「コンビニエンスストア図書等取次事業」とされ、「コンビニ図書取次」などと略称されている。
2005年(平成17年)6月よりサービス開始。現在、所沢市内のコンビニ7店舗と小手指公民館分館にて実施。

概要

  • コンビニ図書取次は事前に図書館、または図書館ホームページにて予約した本の受け取りが可能。
  • 図書館の資料と利用者の個人情報保護のため、専用の貸出袋(写真)に入っている。
  • コンビニ受け取りの本はコンビニでも図書館でも返却可能。
  • なお、貸出の時に図書館で借りた本(専用袋に入っていないもの、また専用袋がないもの)はコンビニに返却することはできない。

その他

統計データ

所沢市立図書館要覧に記載あり 詳しくは以下のリンクのpdf55ページの図書館利用の統計データを参照されたい。 https://www.tokorozawa-library.jp/pdf/youran2019.pdf

参考文献

参考文献・書籍
  • 『所沢市立所沢図書館要覧 2020 [10] 』 (2020年11月) 所沢市立所沢図書館編
  • 『所沢市立所沢図書館要覧 昭和41・43年度〜 』(1966年)所沢市立所沢図書館編(貸出不可/本館3階参考室内閲覧のみ)
  • 『所沢図書館関係記事資料』(1954年)所沢市立所沢図書館編(貸出不可/本館3階参考室内閲覧のみ)
  • 『二千冊からの図書館』(1990年)増田久三著 9p.22cm(文部大臣賞受賞)
  • 『所沢図書館の建設 経過の概要』(1981年7月)所沢市立所沢図書館編 25p. 25cm
参考サイト
メディアなどへの掲載
  • 朝日新聞 2009年3月21日 -(所沢市のコンビニ図書館の取り組みについて)

脚注

関連項目

外部リンク

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