早稲田大学時代に学生演劇サークルてあとろ50'に在籍[2]。高校教師を経て[2]、同窓で、学生時代に下記『不思議なクリスマスのつくりかた』の原案作品である『キャラメルばらーど』を見てその才能を見込んだ加藤昌史に口説き落とされ、1985年に演劇集団キャラメルボックスを結成[3]。全公演の演出を手掛ける。作風はエンターテインメントでファンタジーが基調。現在[いつ?]は同劇団で脚本・演出を担当するかたわら、ENBUゼミナールで演劇の授業を行っている。
『耳をすませば』に、声優としてクレジットされている。
テレビドラマ
- 子供ほしいね(1990年、フジテレビ)
- 二都物語(1991年、TBS)
- 誰かが扉を叩いている(1997年、NTV)
- 雨と夢のあとに(2005年、テレビ朝日)
- てるてるあした(2006年、テレビ朝日)
舞台
演劇集団キャラメルボックス
- 『スケッチブックボイジャー』(1988年 - )
- 『不思議なクリスマスのつくりかた』(1988年 - )
- 『サンタクロースが歌ってくれた』(1989年 - )
- 『広くてすてきな宇宙じゃないか』(1990年 - )
- 『ハックルベリーにさよならを』(1991年 - )
- 『ナツヤスミ語辞典』(1991年 - )
- 『ブリザード・ミュージック』(1991年 - )
- 『カレッジ・オブ・ザ・ウィンド』(1992年 - )
- 『また逢おうと竜馬は言った』(1992年 - )
- 『嵐になるまで待って』(1993年 - ) - 自身の同名小説が原作
- 『俺たちは志士じゃない』(1994年 - )
- 『ヒトミ』(1995年 -)
- 『さよならノーチラス号』(1996年 - )
- 『ブラック・フラッグ・ブルース』(1997年 - )
- 『TRUTH』(1999年 - )
- 『ケンジ先生』(1996年 - )
- 『君の心臓の鼓動が聞こえる場所』(2008年)
- 『エンジェル・イヤーズ・ストーリー』(2009年) - 自身の小説『天使の耳の物語』が原作
- 『水平線の歩き方』(2011年 -)
- 『ヒア・カムズ・ザ・サン』(2011年 -) - この作品をキッカケに有川浩が『ヒア・カムズ・ザ・サン』を執筆した[4]
- 『キャロリング』 - 有川浩と原案を共作[5]
- 『ずっと二人であるいてきた―もうひとつの雨のものがたり―』(2013年) - 原案は柳美里『雨と夢のあとに』だが成井豊がオリジナルで5年後を執筆した[6]。
- 『ティアーズライン』(2017年)
- 『リトル・ドラマー・ボーイ』(2018年)
- 以下の作品は脚本・演出・構成のみ
外部
演出
- 『進め!ニホンゴ警備隊』(2004年、福澤一座)
- 『Dr.TV〜汐留テレビ緊急救命室〜』(2005年、福澤一座)
舞台
- 『地図屋と銀ライオン』(1986年、地図屋)
- 『左腕のガリバー』(1986年、チップス先生)
- 『百万年ピクニック』(1987年、博士)
- 『北風のうしろの国』(1987年、レンタロウ)
- 『子の刻キッド』(1987年、パパ)
- 『スケッチブック・ボイジャー』(1988年、館長)
- 『グッドナイト将軍』(1988年、オオシマ)
- 『銀河旋律』(1989年、館長)
- 『サンタクロースが歌ってくれた』(1989年、監督)
“成井豊”. 演劇集団キャラメルボックス. 2014年8月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年8月5日閲覧。
有川浩、朝井リョウ、伊瀬勝良、海猫沢めろん、神永学、佐藤友哉、田辺青蛙、元長征木、吉野匠、滝本竜彦『カドカワキャラクターズ ノベルアクト2』角川書店、2012年7月15日再版、208~220頁より引用
文藝春秋『別冊文藝春秋 2011年11月発行第302号』文藝春秋、2012年11月1日発行、99~103頁より引用