恐竜型類
主竜類のクレード ウィキペディアから
恐竜型類(きょうりゅうがたるい、Dinosauriformes)[1][2]あるいは恐竜形類[3](きょうりゅうけいるい)は、恐竜と彼らに最も近縁な動物を含む、主竜類の爬虫類の系統群。全ての恐竜形類は、部分的あるいは完全に貫通した寛骨臼や短縮した前肢など、複数の特徴で区別される。既知の範囲内で最古の恐竜形類は約2億4500万年前の中期三畳紀のアニシアン期に生息した、シレサウルス科のアジリサウルスである[4]。
恐竜型類 | |||||||||||||||||||||||||||
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マラスクスの復元骨格 | |||||||||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Dinosauriformes Novas, 1992 | |||||||||||||||||||||||||||
下位分類群 | |||||||||||||||||||||||||||
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定義
1992年にF・E・ノヴァスが用語を作成した恐竜型類は、鳥盤類や竜盤類のような真の恐竜と考えられていなかったラゴスクスやシュードラゴスクスおよびヘレラサウルス科を内包した[5]。Novasとは対照的に1992年以降のほとんどの古生物学者はヘレラサウルス科を真の恐竜と見なしているが、他の多くの恐竜に似た基盤的爬虫類は、依然として彼の恐竜型類の定義に含まれている。恐竜形類よりも僅かに広い範囲にあたる系統群として恐竜様類があり、これは翼竜よりも恐竜に近い全ての爬虫類を内包する[6]。
Novas (1992) は、ラゴスクスと恐竜類(鳥類を含む)の最も近い共通祖先とその全ての子孫を含むノードによる系統群として恐竜型類を定義し[5]、Nesbitt (2011) はマラスクスとイエスズメを使用して同等の定義をした。彼の分析では、恐竜形類は恐竜とシレサウルス科およびマラスクスを内包するが、より基盤的な恐竜様類の科と考えられているラゲルペトン科は含まれない[6]。
系統発生
Nesbitt et al. (2010) を簡略化したクラドグラム。用語は Cau (2018) のものを使用している[7]。
恐竜型類 Dinosauriformes |
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ソース
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