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かつて存在した日本の家電量販店 ウィキペディアから
株式会社庄子デンキ(しょうじデンキ)は、かつて存在した日本の家電量販店。仙台市に本店を置いて、東北地方で家電量販店チェーンを展開していた。
業績不振によって2000年にラオックスの連結子会社となり、2008年に家電量販事業から撤退して不動産賃貸業を行っていたが、2012年に法人格が消滅した。
以前は「エルタウン庄子デンキ」(エルタウンしょうじデンキ)と称していたが、1994年から「電激倉庫」(でんげきそうこ。電撃ではない)の屋号を使い始める。その後、家電量販店との競合で業績が悪化し[2]、2000年4月に、秋葉原に本店を置き関東地方を中心に店舗展開する家電量販店ラオックスの子会社となった[3]。
ラオックスが子会社化した2000年の時点では総店舗30店を有し[3]、傘下直後は「ラオックス」名の店舗の運営も行っていた。しかし、庄子デンキが運営するラオックス店舗は2003年に全て「電激倉庫」に統一された。そのため、ラオックスから電激倉庫に転換した店舗の中には、ラオックスロゴを併記した店舗もあった。また、2005年秋頃から、パンフレットや店内ポスター等の販促物で、ラオックスと電激倉庫のロゴを併記していた。
店舗壁面に描かれたキャッチコピーの「EDLP」は、Every Day Low Priceの略で、薄利多売をモットーとした昨今の家電量販店の特徴をよく現していた。
提供しているサービスや商品はラオックスとほぼ同一だったが、一部の店舗ではラオックスでは扱いのない中古ゲームソフトも扱っていた。小規模店舗を中心とした店舗展開を行っていたため、品揃えは他のチェーンと比べて少なく、パソコンの場合、ほとんどの店舗では売れ筋のノートパソコンのみの現品展示で、デスクトップパソコンは取り寄せとなることが多かった。
最盛期には宮城・山形・福島などに三十数店舗を展開していたが、競争の激化で親会社のラオックスともども経営不振に陥り、庄子デンキは2008年3月期まで7期連続で最終赤字を計上していた。このため、ラオックスが黒字化の目処が立たないとして、2008年8月31日を以て全店舗を閉鎖[2]。同年9月20日付で全従業員を解雇した。また閉鎖した店舗の一部はゲオなどに譲渡した。
家電量販店から撤退して以降は本社をラオックスと同一地に移し、所有物件の賃貸を中心に事業を行っていたが、2012年12月1日に同じくラオックス子会社の神田無線電機に吸収合併され消滅した[1]。
1981年頃から宮城県内では初となる家電量販店によるテレビショッピングを始め、宮城県下に庄子デンキの名を浸透させた。
1985年頃にはパソコン専門店(コンピュータ中央店(仙台市青葉区))を地域でいち早く開店し、デンコードー仙台本店とパソコン販売における激戦を繰り広げた。
コンピュータ中央店を皮切りに各地区でパソコン販売を開始し、石巻本店・古川店・気仙沼店・岩沼店・山形本店(エルタウン七番街)・酒田店・郡山安積店・郡山中町店にて各々の地域でいち早くパソコン販売体制を確立。
1987年頃には配送センターおよび本社屋を新築し、宮城県下のロジスティックシステムを構築していった。
宮城県内でフランチャイズ店舗も展開していた。
このほか、北上店(北上市北鬼柳、1999年6月開店)・水沢店(奥州市水沢佐倉河、2000年10月6日開店[5])・弘前店(弘前市大町「ジョッパル」4階、2001年5月26日開店[6]・2004年2月15日閉店)・山形店(山形市高堂[7]、2001年7月6日開店)は庄子デンキが親会社となっていたラオックスの店舗として運営していた。2003年までに弘前店を除き、店名が「電激倉庫」に変更されている。
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