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山手貨物線作業員触車死亡事故(やまのてかもつせんさぎょういんしょくしゃしぼうじこ)は、1999年(平成11年)2月21日に山手貨物線 下り線の大崎 - 恵比寿間で発生した鉄道人身障害事故である。
路線の略称から山貨事故(やまかじこ)と称することもある。
1999年2月21日0時14分頃、JR東日本から信号保安装置修繕工事を請負った会社の保線作業員9名が、工事の準備を行うため目黒駅近くから線路内に立ち入りトロッコで資材運搬を行っていたところに、品川発小淵沢行きの臨時回送9531列車(EF64 36+お座敷客車「江戸」:計7両編成)が後方から接近してきてはねられ、作業員5人が死亡した[1]。
この事故の後、JR東日本は保線作業のルールを厳格化し、列車の運転の合間を縫って作業を行なう「間合い作業」は原則禁止、作業中は列車を現場に入れない「線路閉鎖」を実施することとした。
警視庁は工事請負会社の工事指揮者と警備保障会社の列車見張員を業務上過失致死の疑いで逮捕した。その後の裁判で工事指揮者は禁錮2年6ヶ月の実刑(執行猶予なし)判決を言い渡された。
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