1929年、東京生まれ。旧制学習院を経て、東京大学文学部仏文科で学ぶ。1953年に卒業。
卒業後は学習院大学フランス文学科助手となり、講師、助教授を経て教授に昇進。2000年に学習院大学を定年退職し、名誉教授となった。
- 1967年:『ドゴール大戦回顧録』全6巻、共訳の功績により第2回クローデル賞を受賞。
- 2009年秋:瑞宝中綬章を受章[2]。
サン=テグジュペリ関連
- 『城砦』(サン=テグジュペリ、粟津則雄共訳、みすず書房、サン=テグジュペリ著作集) 1962
- 『サン=テグジュペリ 愛と死』(ジュール・ロワ、晶文社) 1969
- 『サン=テグジュペリの言葉』(訳編、彌生書房) 1973、のち新版 1997
- 『空を耕すひと サン=テグジュペリの生涯』(カーティス・ケイト、渋沢彰共訳、番町書房) 1974
- 『若き日の手紙』(サン=テグジュペリ、みすず書房) 1978
- 『サン=テグジュペリ著作集』全11巻・別巻1(3、5巻は別訳)(みすず書房) 1983 - 1990
- 別巻は「証言」と「批評」での作家論。一部は新編版「サン=テグジュペリ・コレクション」全7巻 2000 - 2001
- 『サン=テグジュペリの世界 星と砂漠のはざまに』(リュック・エスタン、岩波書店) 1990
- 『永遠の星の王子さま サン=テグジュペリ最後の日々』(ジョン・フィリップスほか、図版解説、みすず書房) 1994
- 『親愛なるジャン・ルノワールへ』(サン=テグジュペリ、山崎紅子共訳、ギャップ出版) 2000
- 『小さな王子さま』(サン=テグジュペリ、みすず書房) 2005
- 『サン=テグジュペリ デッサン集成』(佐藤久美子共訳、宮崎駿序文、みすず書房) 2007
テイヤール・ド・シャルダン関連
- 『ある思想の誕生』(テイヤール・ド・シャルダン、「著作集8」みすず書房) 1969
- 『愛について』(テイヤール・ド・シャルダン、みすず書房) 1974
- 『永遠に女性的なるもの テイヤール・ド・シャルダンの一詩篇の研究』(アンリ・ド・リュバック、法政大学出版局) 1980
- 『神のくに・宇宙讃歌』(テイヤール・ド・シャルダン、宇佐見英治共訳、みすず書房) 1984
シモーヌ・ヴェーユ関連
- 『シモーヌ・ヴェーユの世界』(ダヴィー、晶文社) 1968
- 『シモーヌ・ヴェーユ ある肖像の素描』(リチャード・リース、筑摩叢書) 1972
- 『シモーヌ・ヴェーユ伝』(ジャック・カボー、中条忍共訳、みすず書房) 1974
- 『シモーヌ・ヴェーユ最後の日々』(ジャック・カボー、みすず書房) 1978
- 『カイエ 1』(シモーヌ・ヴェーユ、原田佳彦共訳、みすず書房) 1998
記念論集
- 『友情の微笑み』山崎庸一郎古稀記念論文集刊行委員会 2000
- 「山崎庸一郎略年譜」『友情の微笑み』山崎庸一郎古稀記念論文集刊行委員会 2000
『サン゠テグジュペリの生涯』(新潮社、1971)、『星の王子さまの秘密』(彌生書房、新装版 1994)、『小さな王子さま』(みすず書房、2005)、および『「星の王子さま」と学ぼう! はじめてのフランス語』(第三書房、2010)の著者(訳者)紹介によれば「やまさき」。カーティス・ケイト『空を耕すひと』(番町書房、1974)の著作権表記でも ‘Yamasaki’ である。一方リュック・エスタン『サン゠テグジュペリの世界』(岩波書店、1990)の奥付では訳者名のふりがなが「やまざき」となっている。:ちなみにフランス語では母音に挟まれたsは濁音となるので、本人が「やまざき」と読ませるつもりで用いたフランス語風のローマ字表記をひらがなに変換するにあたって濁らずに読み、それが以後も踏襲されていったという可能性は否定できない。