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広島県を縦断する高速道路 ウィキペディアから
尾道自動車道(おのみちじどうしゃどう、英語: ONOMICHI EXPWY[1])は、広島県尾道市から広島県三次市へ至る高速道路(高速自動車国道)である。法令上の正式な路線名では島根県側の松江自動車道と共に中国横断自動車道尾道松江線(広島県尾道市 - 島根県松江市)の一部である。略称は尾道道(おのみちどう)。
高速道路ナンバリングによる路線番号は、松江自動車道とともに「E54」が割り振られている。
全線が新直轄方式で建設されているので全線通行しても料金が発生しない。ただし、山陽自動車道との接続部となる尾道JCT - 尾道TB間はNEXCO西日本の管轄区間[2]のため尾道北IC以南を通行するには高速道路通行分の料金が必ず発生する。
施行主体における事業名は「中国横断自動車道尾道松江線」で統一されており、報道でも「尾道松江線」として報じていた[3]が、2010年10月8日に事業主体である国土交通省と西日本高速道路から、南部の尾道JCT - 世羅IC間が2010年(平成22年)11月27日に開通することと、開通区間の道路名が「尾道自動車道」となることが正式発表された[2]。ただし、一部の工事請負者側の紹介サイトでは以前から「尾道自動車道」の呼称を用いていたものもあった[4]。
2010年(平成22年)11月27日に尾道JCT - 世羅IC間が開通。 その後、2014年(平成26年)3月30日に吉舎IC - 三次東JCT/IC間がそれぞれ開通し[5]、2015年(平成27年)3月22日に世羅IC - 吉舎ICの開通を以って全線開通となった[6]。
世羅ICの設置場所は国道432号を介して府中市北部の上下町にも近い(約10 km)。同地域はこれまで府中市南部へのアクセス面でも不利であったが、本路線の開通で利便性が高まった。
「新直轄区間(無料区間)が60キロメートル (km) 以上ある松江自動車道と三次東JCTで接続するため、松江自動車道と合わせると尾道北ICから三刀屋木次ICまで100 km以上無料で通行できる。この区間は開通時点で日本最長の新直轄区間が連続する区間だった。
尾道自動車道の本線上の休憩施設は設置されていないため、ICに近接する道の駅として道の駅クロスロードみつぎ(尾道北ICから約2.2 km)、道の駅世羅(世羅ICに隣接〈約300 m〉)などがあり、国土交通省ではインフォメーションの中でこれらの施設を利用して休憩することを推奨している。
一方、本線上にガソリンスタンドを併設した休憩施設が存在しないことから、国土交通省、および沿線自治体では全線開通の際のインフォメーションの中でインターチェンジ近くでの給油を推奨している。しかし、インターチェンジ近くのガソリンスタンドが少ないこともあって、新直轄区間を管理する国土交通省中国地方整備局では一般道のガソリンスタンドに案内する看板設置を検討する一方で、尾道道に入る前に十分な給油を促す看板の設置を考えたいとしている。
※一部区間[注釈 2]に追い越し車線あり。(出典:)
24時間交通量(台) 道路交通センサス
区間 | 平成27(2015)年度 | 令和3(2021)年度 |
---|---|---|
尾道JCT - 尾道北IC | 5,813 | 6,243 |
尾道北IC - 世羅IC | 8,199 | 8,697 |
世羅IC - 甲奴IC | 5,304 | 5,495 |
甲奴IC - 吉舎IC | 5,674 | 6,823 |
吉舎IC - 三良坂IC | 4,618 | 6,073 |
三良坂IC - 三次東JCT/IC | 5,740 | 6,301 |
(出典:「平成27年度全国道路・街路交通情勢調査」・「令和3年度全国道路・街路交通情勢調査」(国土交通省ホームページ)より一部データを抜粋して作成)
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