小竹向原駅
東京都練馬区にある東京地下鉄・西武鉄道の駅 ウィキペディアから
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小竹向原駅(こたけむかいはらえき)は、東京都練馬区小竹町二丁目にある、東京地下鉄(東京メトロ)・西武鉄道の駅。
小竹向原駅 | |
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2番出入口(2019年1月) | |
こたけむかいはら Kotake-mukaihara | |
所在地 | 東京都練馬区小竹町二丁目16-15 |
所属事業者 |
東京地下鉄(東京メトロ) 西武鉄道(西武) |
電報略号 | ムカ |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 2面4線 |
乗降人員 -統計年度- |
(東京メトロ)-2022年- [メトロ 1]170,737[* 1]人/日 (西武鉄道)-2023年- [西武 1]130,634[* 1]人/日 |
開業年月日 | 1983年(昭和58年)6月24日[1] |
乗入路線 3 路線 | |
所属路線 | ●東京メトロ有楽町線[* 2][* 3] |
駅番号 | Y06 |
キロ程 | 8.3 km(和光市起点) |
所属路線 | ●東京メトロ副都心線[* 2][* 3] |
駅番号 | F06 |
キロ程 | 8.3 km(和光市起点) |
◄F 05 氷川台 (1.5 km) | |
所属路線 | ■西武有楽町線[* 2] |
駅番号 | SI37 |
キロ程 | 2.6 km(練馬起点) |
備考 | 共同使用駅(東京メトロの管轄駅) |
東京メトロと西武鉄道が構内を共用する共同使用駅で、東京メトロが駅を管轄している。駅番号は、東京メトロ有楽町線がY 06、副都心線がF 06、西武有楽町線がSI37。
東京メトロの有楽町線・副都心線(和光市駅 - 当駅間は線路を共有)と、西武鉄道の西武有楽町線が乗り入れており、当路線を経由して西武池袋線の所沢・飯能方面と相互直通運転を実施している。なお、東京メトロの当駅到着時の自動放送の乗り換え案内では、自社の有楽町線との混同防止のため「西武有楽町線」とは案内されず、単に「西武線」と案内される。
島式ホーム2面4線を有する地下駅。要町通りおよび練馬区立小竹小学校敷地の直下にある[注 1][13]。建設工事の際に小竹小学校の校庭の一部を使ったため、2・3番線の駅名標の下に「小竹小学校前」と表記されている。ただし副駅名としての扱いではないので、案内放送では呼称されていない。
当駅は中央の2・3番線の練馬駅寄り半分が西武鉄道の所有、2・3番線の池袋駅寄り半分と1・4番線は東京地下鉄の所有となっている[13]。すなわち、当駅の1/4は西武鉄道の所有、3/4は東京地下鉄(東京メトロ)の所有で、当駅の建設費用もこれに沿って分担した[13]。
全部で2方面4か所ある。1・2番は小竹町、3・4番は向原にある。
二つの改札口は完全に独立しており、行き来には改札内でホームを経由するか、一旦地上へ出る必要がある。
当駅の自動券売機は、メトロ線用と西武線用がそれぞれ設置されている。メトロ線券売機は東京メトロ・都営地下鉄の全線に加え、和光市接続東武東上線の朝霞 - 森林公園間の普通乗車券・連絡乗車券、東京メトロの企画乗車券、メトロ線定期券(一部券売機のみ)が購入できる。西武線券売機は西武線全線、練馬接続都営大江戸線の一部駅までの普通乗車券・連絡乗車券が購入できる。なお、西武線券売機は「領収書が発行されない」と掲示されている。
当駅では西武鉄道の各種企画乗車券を購入することはできない。また、当駅から西武線方面の定期券も購入できない。
エスカレータはホームから改札階へのすべての階段に設置(合計4基。上りのみ)されている。エレベーターは小竹町・向原方面(池袋寄り)改札側に設置(合計2基)されている。
1番線には和光市方面からの列車のみ、4番線からは和光市方面への列車のみが発着する。
3番線は和光市方面の列車にも使用されるが、3番線に和光市方面の列車が入る場合は、緩急接続[注 3]または相互発着[注 4]が行われることがある。
(出典:東京メトロ:構内図)
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凡例 出典:『有楽町線小竹向原駅〜千川駅間連絡線設置工事完成! 2016年2月14日(日)始発より運用開始』(PDF)(プレスリリース)東京地下鉄、2016年2月22日。オリジナルの2019年5月21日時点におけるアーカイブ 。2020年3月7日閲覧。 中村守男(東京地下鉄鉄道本部改良建設部改良建設企画課)「輸送改善を目指した改良工事の現状」『鉄道ピクトリアル』第66巻第12号(通巻926号)、電気車研究会、2016年12月10日、99頁、ISSN 0040-4047。 「線路略図」『鉄道ピクトリアル』第66巻第12号(通巻926号)、電気車研究会、2016年12月10日、巻末、ISSN 0040-4047。 |
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凡例 出典:『有楽町線小竹向原駅〜千川駅間連絡線設置工事完成! 2016年2月14日(日)始発より運用開始』(PDF)(プレスリリース)東京地下鉄、2016年2月22日。オリジナルの2019年5月21日時点におけるアーカイブ 。2020年3月7日閲覧。 中村守男(東京地下鉄鉄道本部改良建設部改良建設企画課)「輸送改善を目指した改良工事の現状」『鉄道ピクトリアル』第66巻第12号(通巻926号)、電気車研究会、2016年12月10日、99頁、ISSN 0040-4047。 「線路略図」『鉄道ピクトリアル』第66巻第12号(通巻926号)、電気車研究会、2016年12月10日、巻末、ISSN 0040-4047。 「東京地下鉄配線略図」『鉄道ピクトリアル』第55巻第3号(通巻759号)、電気車研究会、2005年3月10日、巻末、ISSN 0040-4047。 |
全ホームでスイッチ制作の発車メロディ(発車サイン音)を使用している[16]。
当駅は4方面の列車が合流・分岐する駅であり、かつ以前はそれらが平面交差により行われていたため、列車の同時発車・進入ができない系統があった[注 9]。したがって列車の到着・出発時間の調整が難しく、当駅および接続する各路線で輸送障害や遅延が発生した際には、定時運転回復までに長い時間を要していた[17]。実例として、副都心線開業直後の2008年6月16日の朝ラッシュ時間帯には、それが引き金となり当駅を中心に大混乱となり、副都心線のダイヤ乱れは深夜まで続いた[18]。
2009年8月、国土交通省は鉄道の遅延対策に着手すると報じられ、鉄道局は2010年(平成22年)度の概算要求に、当駅と千川駅との間の平面交差を解消し、和光市方面⇔新木場方面の列車と西武線方面⇔渋谷方面の列車が同時に発着できるようにするための改良工事(連絡線建設)費用を計上した[19]。2009年10月、東京都および東京メトロが板橋区と豊島区で行った説明会で、2012年度に池袋方向の連絡線を先行して開通させ、続いて2014年度に和光市方向の連絡線を開通させる(地上部の原状復帰等を含めたすべての工事が完了するのは2016年度)計画である旨明らかにされた。
2010年に連絡線の工事が着工、2012年11月4日には池袋方面の連絡線の線路を既設線と接続させるため、運休を伴う線路切替工事が行われ[10]、2013年2月9日に池袋方面の連絡線の工事が完了し、供用開始した[20]。引き続き和光市方面の連絡線の工事が行われ、2016年2月14日の始発から和光市方面の連絡線の使用が開始された[11][12]。
また、乗客等の要望により1・2番線ホームの発車標を副都心線新規開業区間・千川 - 明治神宮前の各駅と同じ3行表示可能な機種に交換するとともに増設が行われた。しかし、それでも情報量は充分ではなかったため駅員による放送でカバーしてきた[21]。
以下の値には両社とも直通連絡人員を含む。
近年の1日平均乗降人員の推移は下表の通り。
年度 | 営団 / 東京メトロ | 西武鉄道 | ||
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1日平均 乗降人員 |
増加率 | 1日平均 乗降人員 |
増加率 | |
1997年(平成 | 9年)[西武 2]21,579 | |||
1998年(平成10年) | [西武 2]35,346 | 63.8% | ||
1999年(平成11年) | [西武 3]37,113 | 5.0% | ||
2000年(平成12年) | 68,938 | [西武 3]36,769 | −0.9% | |
2001年(平成13年) | 70,368 | 2.1% | [西武 4]37,362 | 1.6% |
2002年(平成14年) | 72,491 | 3.0% | [西武 5]40,640 | 8.8% |
2003年(平成15年) | 75,306 | 3.9% | [西武 5]44,234 | 8.8% |
2004年(平成16年) | 76,803 | 2.0% | [西武 5]46,790 | 5.8% |
2005年(平成17年) | 78,734 | 2.5% | [西武 5]48,736 | 4.2% |
2006年(平成18年) | 81,900 | 4.0% | [西武 5]51,108 | 4.9% |
2007年(平成19年) | 87,610 | 7.0% | 55,814 | 9.2% |
2008年(平成20年) | 117,266 | 33.9% | 77,313 | 38.5% |
2009年(平成21年) | 126,867 | 8.2% | 91,536 | 18.4% |
2010年(平成22年) | 134,113 | 5.7% | 100,552 | 9.8% |
2011年(平成23年) | 131,126 | −2.2% | 96,897 | −3.6% |
2012年(平成24年) | 139,446 | 6.3% | 104,207 | 7.5% |
2013年(平成25年) | 154,779 | 11.0% | 117,825 | 13.1% |
2014年(平成26年) | 159,115 | 2.8% | 121,315 | 3.0% |
2015年(平成27年) | 166,878 | 4.9% | 127,514 | 5.1% |
2016年(平成28年) | 172,740 | 3.5% | 132,207 | 3.7% |
2017年(平成29年) | 180,425 | 4.5% | 138,960 | 5.1% |
2018年(平成30年) | 187,580 | 4.0% | 144,528 | 4.0% |
2019年(令和元年) | 191,794 | 2.2% | 147,820 | 2.3% |
2020年(令和 | 2年)[メトロ 2]138,670 | −27.7% | 104,135 | −29.6% |
2021年(令和 | 3年)[メトロ 3]145,245 | 4.7% | [西武 6]111,406 | 7.0% |
2022年(令和 | 4年)[メトロ 4]159,118 | 9.6% | [西武 7]122,362 | 9.8% |
2023年(令和 | 5年)[メトロ 1]170,737 | 7.3% | [西武 1]130,634 | 6.8% |
年度 | 営団 | 西武鉄道 | 出典 |
---|---|---|---|
1983年(昭和58年) | [備考 1]10,787 | [備考 2]1,612 | [東京都統計 1] |
1984年(昭和59年) | 13,479 | 1,989 | [東京都統計 2] |
1985年(昭和60年) | 14,616 | 2,225 | [東京都統計 3] |
1986年(昭和61年) | 15,975 | 2,466 | [東京都統計 4] |
1987年(昭和62年) | 17,183 | 2,678 | [東京都統計 5] |
1988年(昭和63年) | 18,668 | 3,022 | [東京都統計 6] |
1989年(平成元年) | 19,452 | 3,353 | [東京都統計 7] |
1990年(平成 | 2年)20,134 | 3,630 | [東京都統計 8] |
1991年(平成 | 3年)20,735 | 3,896 | [東京都統計 9] |
1992年(平成 | 4年)21,378 | 3,989 | [東京都統計 10] |
1993年(平成 | 5年)21,321 | 3,975 | [東京都統計 11] |
1994年(平成 | 6年)22,205 | 5,474 | [東京都統計 12] |
1995年(平成 | 7年)26,112 | 10,727 | [東京都統計 13] |
1996年(平成 | 8年)26,249 | 11,003 | [東京都統計 14] |
1997年(平成 | 9年)26,189 | 11,332 | [東京都統計 15] |
1998年(平成10年) | 33,088 | 17,997 | [東京都統計 16] |
1999年(平成11年) | 33,973 | 18,863 | [東京都統計 17] |
2000年(平成12年) | 34,729 | 18,258 | [東京都統計 18] |
近年の1日平均乗車人員の推移は下表のとおり。
年度 | 営団 / 東京メトロ | 西武鉄道 | 出典 | |
---|---|---|---|---|
有楽町線 | 副都心線 | |||
2001年(平成13年) | 35,205 | 未 開 業 |
17,934 | [東京都統計 19] |
2002年(平成14年) | 36,745 | 19,449 | [東京都統計 20] | |
2003年(平成15年) | 38,506 | 21,211 | [東京都統計 21] | |
2004年(平成16年) | 39,546 | 22,486 | [東京都統計 22] | |
2005年(平成17年) | 40,568 | 23,440 | [東京都統計 23] | |
2006年(平成18年) | 42,189 | 24,539 | [東京都統計 24] | |
2007年(平成19年) | 45,021 | 26,714 | [東京都統計 25] | |
2008年(平成20年) | 40,962 | [備考 3]20,615 | 37,005 | [東京都統計 26] |
2009年(平成21年) | 40,514 | 19,733 | 44,077 | [東京都統計 27] |
2010年(平成22年) | 42,235 | 24,661 | 47,928 | [東京都統計 28] |
2011年(平成23年) | 40,781 | 26,453 | 46,329 | [東京都統計 29] |
2012年(平成24年) | 42,255 | 26,387 | 49,816 | [東京都統計 30] |
2013年(平成25年) | 43,829 | 29,265 | 56,320 | [東京都統計 31] |
2014年(平成26年) | 45,014 | 35,736 | 58,134 | [東京都統計 32] |
2015年(平成27年) | 47,213 | 38,891 | 61,008 | [東京都統計 33] |
2016年(平成28年) | 48,534 | 40,389 | 63,496 | [東京都統計 34] |
2017年(平成29年) | 50,373 | 42,362 | 66,951 | [東京都統計 35] |
2018年(平成30年) | 52,414 | 43,863 | 69,795 | [東京都統計 36] |
2019年(令和元年) | 52,713 | 45,470 | 71,443 | [東京都統計 37] |
「小竹向原」は二つの地名を合成した駅名である。「小竹」は当駅所在地である練馬区の地名(住所表記上は「小竹町」)で、「向原」は当駅東側にある板橋区の地名である。
練馬区と板橋区の区境が当駅付近にあるが、元は小竹町も板橋区(板橋区となる前は北豊島郡上板橋村)に属しており、1947年(昭和22年)に練馬区が板橋区から分区した際、練馬区に移管されたものである。
駅周囲は閑静な住宅街となっており、中・低層のマンションも立地する。また、日本大学芸術学部や武蔵野音楽大学が近隣にある[注 11]ため、学生向けのアパートも多い。
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