『季刊コミックアゲイン』(きかんコミックアゲイン)は、日本出版社がかつて発行していた漫画雑誌。
『Peke』『月刊コミックアゲイン』(みのり書房)の実質的な後継誌で、ニューウェーブ系の読み切り作品を多く掲載(一部再録作品もあり)。1984年8月夏号、1984年11月秋号、1985年2月冬号、1985年5月春号の4号で休刊した。編集人は第一期コミックアゲイン二人目の編集人中原研一(別名・大山金太)、編集者に高取英が名を連ね、高取が担当したふくやまけいこが『葎座』のあとがきで、高取の当時の似顔絵を描いている。
また、さくまあきらを選者に迎えて新人漫画家発掘企画「アゲイン漫画スクール」を開設。ニノチカ・ひろゆき(第1回・第2回入選・全ページ掲載)、ひのもとはじめ(第1回選外・1ページのみ掲載)、イラストレイターのウッディ・荒井(第1回選外・1ページのみ掲載、第2回入選・全ページ掲載)らを発掘した。
連載
- DOUGHNUT☆BOX (いしいひさいち) 1984年8月夏号 - 1985年2月冬号
- 人外魔境 (いしかわじゅん) 1984年11月秋号 - 1985年2月冬号
- 毎日大学生日記 (寺島令子) 1984年11月秋号 - 1985年2月冬号
- 助平とはどおゆう事か (ひさうちみちお)1984年11月秋号 - 1985年2月冬号
アゲイン漫画スクール受賞作
- 第1回 (1985年2月冬号)
- 時計屋の娘 SEKUNDEN ZEIGER GENT TICK TICK TICK (ニノチカ・ひろゆき)
- ミス・オンリー・ロンリー (森陽子)
- 第2回 (1985年5月春号)
- 月猫郵便結社 (ニノチカ・ひろゆき)
- 個人的理由 (ウッディ・荒井)
- 夏の終りに… (三条朝吉)
読み切り
- 1984年8月夏号
- 鎖 (吾妻ひでお)
- 二流の人 フリーエディター編 (安西水丸)
- レスラー (いがらしみきお)
- 労働するパンクス (内田春菊)
- 会話の途中 (蛭子能収)
- AMEN CORNER (奥平イラ)
- 道草 (川崎ゆきお)
- かわいそうなねえさん (柴門ふみ)
- 前夜 (杉浦日向子)
- 影のメルヘン (千之ナイフ)
- シンデレラパンプス (谷口敬)
- おしり 漫画おしり型録或いはマニアの為のおしり作家当てクイズ (夏目房之介)
- 夏色の力まかせ (なんきん)
- SHE'S SO FINE (PIPER ROLLY)
- 父の愛 (はだみちとし)
- 日本の一番ジャングルな日 (ひさうちみちお)
- 遊人utoPIA (藤原カムイ)
- 少女椿 特別縮刷版 (丸尾末広)
- MID SUMMER NIGHT'S DREAM (宮西計三)
- 離婚密着24時間 離婚はワキからこっそり盗み見てはイケナイ (やまだ紫)
- 誰か故郷を想はざる (吉田光彦)
- 1984年11月秋号
- 1985年2月冬号
- 1985年5月春号
- 貯蓄するパンクス (内田春菊)
- 血の河 (蛭子能収)
- 色えんぴつ(坂口尚)
- CRAZY BOY COMING (沢田としき)
- 吸血の薔薇園 (千之ナイフ)
- 針女(高橋葉介)
- フィーマン(竹沢タカ子)
- プリーツ (谷口敬)
- 眠れる森の美女 (田森庸介)
- 手紙 (つちはしとしこ)
- 恥ずかしいけどがんばります (二階堂茂)
- 冬の台風 (はだみちとし)
- ラグナ通信 (外園昌也)
- Go to School in the Morning (堀内満里子)
- 鉄腕ちよ子 (レオナルド・いも)