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関東山地の中心部をなす山塊 ウィキペディアから
奥秩父山塊(おくちちぶさんかい)とは、東京、埼玉、山梨、長野の1都3県にまたがる山塊である。野辺山高原の南東に位置する飯盛山(1643メートル)から雲取山(2017メートル)および南は三窪高原まで、広くはそれに東は奥多摩エリア、北は両神山(1723メートル)付近、南は大菩薩連嶺までを加えた山塊で関東山地の中心部をなす。奥秩父山地(おくちちぶさんち)ともいう。
千曲川(信濃川上流)、荒川、笛吹川(富士川上流)、多摩川の4河川の水源域であり、山域に火山を含まないことも特徴となっている。
奥秩父は山域が比較的広く、2600メートル圏の高峰を含め、2000メートル級の山々が多数連なっていることから、北アルプス、中央アルプス、南アルプスに比して東アルプスと、山域の山小屋関係者は呼称している[1]。
大きな保水力を持った森林と、その水が川となって流れ出る渓谷の美がこの山域の魅力であるとして、英文学者で山旅を楽しんだ田部重治 (1884–1972) は、雄大な日本アルプスの山々の特徴と並べて、1919年に『日本アルプスと秩父巡礼』を刊行、1930年にそれは『山と渓谷』として出版された。
上記の山々の連なりは「奥秩父主脈」とも呼ばれ、縦走登山の対象となることが多い。
小楢山、帯那山、茅ヶ岳、黒富士は古い火山。
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