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父は馬主の大野裕[2]。
小学校6年生のときに乗馬クラブに行き、乗馬を始めたことがきっかけで騎手を目指す[4][2]。
2002年、21期生として競馬学校に入学。同期には小島太一、鮫島良太、塚田祥雄、中村将之らがいる[5]。目標とする騎手は横山典弘騎手[4]。また、騎手のなかでは、比較的珍しい左利きである。ペンも箸も左手で持つ。
2005年に杉浦宏昭厩舎所属でデビュー。初騎乗は3月5日、中京第1競走でナンヨージルバに騎乗したが、スタート直後に落馬し競走中止[4]。3月13日に中山第4競走のフレンチクルーラーで初勝利[6]。この年は11勝を挙げ、民放競馬記者クラブ賞を受賞した。
重賞初騎乗は2006年4月23日、フローラステークスでミルキーウェイに騎乗し、18番人気で6着[7]。
GI初騎乗は2007年5月20日、優駿牝馬でマイネルーチェに騎乗し、15番人気で6着[8]。
2008年7月16日に所属をフリーに変更した。
2009年3月14日2回中京1日9Rサラ4歳以上500万下・レオプログレスで1着となりJRA通算100勝達成。
2010年5月8日、新潟競馬 3歳未勝利マシラに騎乗し、単勝33,150円、3連単6,711,890円で当時の新潟競馬史上最高払戻金となる[9]。
2011年1月23日、小倉競馬 2歳未勝利 ゴールドロジャーに騎乗、デビューから7年連続・JRA現役騎手最多となる9回目の単勝万馬券を記録し[10][11]、単勝万馬券男として週刊Gallop 7月10日号で「7年連続で単勝万馬券を出してる男、知ってる?」という表題で取り上げられる(9回の単勝万馬券はJRA現役騎手最多、7年連続は新記録)。
2011年12月10日、第47回中日新聞杯(小倉競馬場)で11番人気のコスモファントムに騎乗、1着となり初の重賞競走勝利を挙げた[12]。
2012年9月2日、第48回新潟記念(新潟競馬場)で7番人気のトランスワープで優勝し、函館記念、新潟記念の2勝で2012サマー2000シリーズのチャンピオンとなる[12]。10月27日には新潟1Rをウインバーディで勝利しJRA通算200勝を達成。
2012年12月26日、日刊スポーツ新聞社制定、日本中央競馬会協賛の「中央競馬騎手年間ホープ賞」を受賞する。受賞理由は「トランスワープで重賞2勝をあげ、2012サマー2000シリーズチャンピオンに導いたこと、自身最多となる48勝を挙げトップジョッキーの仲間入りとなったこと、今年更なる飛躍が期待できること」などがあげられている。
2014年10月5日、第48回スプリンターズステークスで13番人気のスノードラゴンで優勝。GI10回目の挑戦で初勝利を挙げた[12]。12月、香港スプリントに同馬で海外初騎乗(8着)[13]。
2015年8月2日、新潟6Rをボーアムルーズで勝利し、JRA通算300勝を達成。
2017年8月26日、新潟1Rをスターフィールドで勝利し、JRA通算400勝を達成[14]。
2019年1月27日、東京8Rでハルクンノテソーロに騎乗し勝利。JRA通算500勝を達成[15][16][17]。
2021年4月11日、この日は中山2R、3R、6Rと勝利し迎えた9Rでアカノニジュウイチで1着となり、1日で一気に4勝を挙げ史上78人目、現役32人目となるJRA通算600勝を達成した[18][19]。
2022年6月から短期免許を取得しておよそ3ヶ月の予定でフランスに遠征[20][21]。6月12日にはシャンティイで開業している清水裕夫厩舎の管理馬・ザビッグショートで、フランスでの初騎乗・初勝利を果たしている[20]。
同年6月19日にはディアヌ賞(日本ではオークスに相当)で、同じく清水裕夫厩舎の管理馬・フォールインラブに騎乗[22]。「いい馬だが、G1を走るレベルではない」と酷評する欧州メディアもあった中、単勝108倍、18頭中(内1頭は出走取消)15番人気という低評価ながら、15番枠からゆっくりとスタートし後方内々から進め、直線、馬群をさばいて5着に入る大健闘を見せた[23][24]。8月18日にはディエップ競馬場の一般レース(2R=芝1800メートル)でライジングブラストに騎乗し、現地での2勝目[25]を挙げ、フランスの通算成績は20戦2勝(2着2回、3着2回)となった[26][27]。
2024年3月23日、中山9RブラッドストーンSで、1番人気のシアージストに騎乗し勝利。1万2774戦目で史上67人目、現役28人目となるJRA通算700勝を達成した[28]。
太字はGIおよび統一GI
年度 | 1着 | 2着 | 3着 | 騎乗数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 表彰 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2005年 | 11 | 16 | 15 | 310 | .035 | .087 | .135 | |
2006年 | 31 | 32 | 36 | 576 | .054 | .109 | .172 | |
2007年 | 28 | 36 | 38 | 633 | .044 | .101 | .161 | |
2008年 | 23 | 33 | 39 | 578 | .040 | .097 | .164 | |
2009年 | 17 | 22 | 28 | 571 | .030 | .068 | .117 | |
2010年 | 14 | 21 | 35 | 484 | .029 | .072 | .145 | |
2011年 | 34 | 30 | 36 | 660 | .052 | .097 | .152 | |
2012年 | 48 | 56 | 61 | 778 | .062 | .134 | .212 | 中央競馬騎手年間ホープ賞[44] |
2013年 | 37 | 59 | 57 | 782 | .047 | .123 | .196 | フェアプレー賞(関東) |
2014年 | 40 | 42 | 36 | 708 | .056 | .116 | .167 | フェアプレー賞(関東) |
2015年 | 29 | 53 | 58 | 745 | .039 | .110 | .188 | |
2016年 | 52 | 59 | 55 | 849 | .061 | .131 | .196 | フェアプレー賞(関東) |
2017年 | 56 | 62 | 69 | 828 | .068 | .143 | .226 | |
2018年 | 75 | 73 | 78 | 871 | .086 | .170 | .259 | |
2019年 | 51 | 56 | 83 | 785 | .065 | .136 | .242 | フェアプレー賞(関東) |
2020年 | 35 | 60 | 67 | 707 | .050 | .134 | .229 | フェアプレー賞(関東) |
2021年 | 53 | 44 | 60 | 678 | .078 | .143 | .232 | |
2022年 | 25 | 20 | 28 | 507 | .049 | .089 | .144 | |
2023年 | 31 | 38 | 42 | 587 | .053 | .118 | .189 | |
2024年 | 10 | 7 | 11 | 138 | .072 | .123 | .203 | |
通算 | 700 | 819 | 932 | 12776 | .055 | .119 | .192 |
日付 | 競馬場・開催 | 競走名 | 馬名 | 頭数 | 人気 | 着順 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
初騎乗 | 2005年3月5日 | 1回中京1日目1R | 3歳未勝利 | ナンヨージルバ | 15頭 | 7 | 中止 |
初勝利 | 2005年3月13日 | 2回中山6日目4R | 3歳未勝利 | フレンチクルーラー | 16頭 | 2 | 1着 |
重賞初騎乗 | 2006年4月23日 | 2回東京2日目11R | フローラステークス | ミルキーウェイ | 18頭 | 18 | 6着 |
重賞初勝利 | 2011年12月10日 | 5回小倉5日目11R | 中日新聞杯 | コスモファントム | 15頭 | 11 | 1着 |
GI初騎乗 | 2007年5月20日 | 3回東京2日目11R | 優駿牝馬 | マイネルーチェ | 18頭 | 15 | 6着 |
GI初勝利 | 2014年10月5日 | 3回新潟8日目11R | スプリンターズS | スノードラゴン | 18頭 | 13 | 1着 |
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