大津 美紀(おおつ みき)は、日本のシンガーソングライター、作詞家、作曲家。千葉県出身。東京コンセルヴァトアール尚美音楽総合学科作曲部門商業音楽専攻卒業。
幼少期よりエレクトーンや合唱に親しみ、中学時代より日記を綴るように曲づくりを始める。専門学校時代に校内作曲コンクールへ応募し、その際に課題詩として掲げられていた青木景子の詩のいくつかに音楽をつけることで、改めて作曲の楽しさを味わい知る。今でも、日常的に心に響く詩や文に出逢うと、自然にメロディーが降りてくるという。
猫をテーマにした楽曲をつくったり、猫をモチーフに描くイラストレーターとのコラボ作品なども多く、また、現在4匹の保護猫と暮らし、保護活動にも携わるほどの大の動物好きである。
ペンネームで使用することのあるcota(コタ)は愛猫「こたろう(1998-2016)」からとられた。
趣味は料理、DIY、ロードバイク[1][2]。
1997年 在学中より活動を開始。初めての仕事は富士通のゲーム「エーベルージュ伝説」のテーマ曲編曲。また、仮歌で歌唱した「JR東海-詩仙堂-」のCMのボーカリストに起用される。その透明感のある歌声が話題を呼び、海外でも高い評価を受け、「International Broadcasting Award」でファイナリストを受賞。その後も多くのCM作品で様々な楽曲を歌唱、作曲。また、高いソングライティング力も買われ、田村ゆかり、アイドルマスターなど、様々なアーティスト、アニメ、ゲーム作品などに楽曲を提供する。クラシックの分野ではテノール歌手SLAVAの日本ツアーに同行し、編曲やシンセサイザー演奏などに携わる。
その他、イラストレーターよしだまさひこ、橋本京子、タナベサオリ、詩人・朗読家の詩村あかね、作曲家・ピアニスト・チェリストの古後公隆など、様々なクリエイターとのコラボ作品を制作発表。“ねこかたり”と題するピアノ弾き語りライブの他、ギャラリーでの映像作品上映、ボランティア演奏や、300人以上の音楽家育成、楽譜出版など、多方面で精力的に活動を続けている。
シングル
- 手のひらからこぼれる雨(作詞・作曲・歌)(編曲:難波正司 cover illustration:阿部行夫)
- 空に還そう(作詞・作曲・歌)(編曲:難波正司 cover illustration:阿部行夫)
- 僕らの誓い-in the dead of night-(作詞・作曲・歌)(『オーロラ戦隊プリズム騎士』ED)
- このキモチ(作詞・作曲・歌)(編曲:ヒラセドユウキ)
- 未来パラソル〜シンフォニックversion〜(作曲)(編曲:岩垂徳行)[3]
映像作品
イラストレータータナベサオリとのコラボ作品(フィルム絵本)作詩・作詞・作編曲・ナレーション・歌
- ソラネコと虹色のうた
- at night cafe
- Silverly Night-銀の夜-
- fragment of memory-at night cafe-
- 星河森の踊り子猫-invaito-
- 星川森の踊り子猫-festum-
- fragment of memory-くじら座の夢
- 夏の大三角
- オリオンカフェ
- カフェアルタイル
- 旅猫と星と珈琲-cafe silver skin-
- ジャコビ二流星の夜
- セロシア-希望の灯-
イラストレーター橋本京子とのコラボ作品
イラストレーターよしだまさひことのコラボ作品
楽曲提供作品
- 飯塚雅弓
- 「かたおもい」(作詞・作曲)文化放送『愛と由美のあぁぁ新天地!』ED/アニメ『新・天地無用』24話ED
- 「いたいのとんでけ」(作曲)文化放送『週刊アニメージュ 飯塚雅弓のまだまだ日曜日だよ!』ED/文化放送『飯塚雅弓のいたいのとんでけ!』OP
- 「ブルーのストーリー」(作詞)文化放送『週刊アニメージュ 飯塚雅弓のまだまだ日曜日だよ!』ED
- 「大好きな君だから」(作詞・作曲)
- 「DESTINY」(作詞)東海ラジオ『飯塚雅弓・Starry Night』OP/ゲーム『えすえふアンドロギャる〜』ED
- 「love letter」(作詞・作曲)ラジオ大阪『飯塚雅弓のMEGA-TONスマイル』ED/文化放送『飯塚雅弓のいたいのとんでけ!』ED/東海ラジオ『飯塚雅弓・Starry Night』ED/ゲーム『トロンにコブン』ED
- 「Eternity 〜ひとひらのlove song〜」(作曲)
- 「オレンジと観覧車」(作詞・作曲)
- 「すきです。」(作詞・作曲)
- 「My Wish」(作詞・作曲)文化放送『飯塚雅弓のいたいのとんでけ!』ED
- 「ひとりの夜」(作詞・作曲)
- 「Steal on Sunday」(作詞・作曲)
- 「あこがれ」(作詞・作曲)
- 「MELODY」(作曲)
- 「虹の咲く場所」(作曲)
- 「君といたmemory」(作曲)
- 「未来へ」(作曲)
- 「あの日のLove Letter」(作曲)
- 「君想う空に願う」(作・編曲・ピアノ)
- 「コスモスガーデン」(作曲・コーラス)音泉『〜飯塚雅弓の月刊ラジオグランプリ〜 ともだち100人できるからっ♪』ED
- 「クリスタルデイズ」(作曲)
- 「ROSE ROSE」(作曲)
- 「my precious」(作詞・作曲)
- 折笠愛
- 「愛をかくせない」(作詞)
- 「夢でもいいから」(作詞・作曲)
- 山本麻里安
- 「つよくなりたい」(作詞・作曲)
- 「恋なんて切ないよ」(作詞・作曲)
- 「大好きなともだち」(作詞・作曲)
- アニメ『機動戦艦ナデシコ』ホシノルリ(歌:南央美)
- 「冬の花」(作詞・作曲)
- 「Sweet Call」(作詞・作曲)
- アニメ『機動戦艦ナデシコ』お洒落倶楽部
- 「おなじそら」(作詞・作曲)
- 「アナタトイキル」(作詞・作曲)
- アニメ『僕等がいた』
- 「星を数えるよりも」(作詞・作曲・編曲)(歌:大津美紀)
- ゲームPS2版『ゆめりあ』
- 「君がそばにいるから」(作詞・作曲)OP」 (歌:有島モユ)
- 「永い夢」(作詞・作曲)ED」 (歌:有島モユ)
- ゲーム『VitaminZ』
- 「告白」(作曲)(歌:方丈 慧(CV:入野自由))
- 「I LOVE MY HEART」(作曲)(歌:天童 瑠璃弥(CV:神谷浩史))
- 「natural heart」(作曲)(歌:桐丘 凛太朗(CV:花輪英司))
[6]
その他
- SLAVA『CHRISTMAS CONCERT TOUR 1997』(編曲)
- SLAVA『CHRISTMAS CONCERT TOUR 2000』(編曲)
- 岡崎律子プライベートコンサート 2000 (キーボード・コーラス)
- 岡崎律子プライベートコンサート 2001 (キーボード・コーラス)
- ウクレレピクニック cota出演(逗子マリーナ)
- フジTV系『さるしばい(ジョビジョバ主演)』挿入歌「不輝星」(作曲・編曲・歌)
- TV東京『Parky Paky』テーマ曲「あなたのいる世界」(共作詞・作曲)
- 映画『千と千尋の神隠し』より「あの日の川」「いつも何度でも」(弦楽用編曲)
- 熊川哲也『K Ballet Company 2001 Spring Tour』「24 CAPRICCI~カプリスNo.3(パガニーニ作曲)」(編曲)
- SLAVA『The Concert SLAVA in recital at Opera City』に収録「Over The Rainbow」「Handel From <Rinaldo> "Lascia Ch'io Pianga"」(編曲)
- SLAVA『SPRING CONCERT2002 Trinity Tour』(編曲・シンセサイザー及びピアノ演奏)
- 2008年5月アキバおたくまつりゲスト出演
- 2008年8月セルフカバーワンマンライブ「うたのたね」開催(恵比寿天窓SWITCH)
- 2010年ビクター運動会『クレヨンくーちゃん』収録「クレヨンくーちゃん」(歌)
- 2010年ビクター発表会『いくぜよ龍馬!』収録「キライなんだもん」(歌)
- 2012年ビクター運動会『よさこいブギウギ』収録「あいさつくまちゃんパピプペポ」(歌)
- ART HOUSE主催『しりとりアート駅伝2021』(音楽)
- 株式会社GEMCOカンパニーソング『輝く未来へ』(作詞・作曲)
- 第一回音楽マーケティングブートキャンプ グランプリ受賞
- 2022年「大津美紀25周年記念ワンマンライブねこかたり〜このキモチ〜」(Yokohama mint hall)
- 2024年 詩人詩村あかねとのコラボ企画「うたのいと〜詩と音楽によるつむぎ〜」コンサート開催(作曲 他)(Tokyo Guesthouse Oji Music Lounge)
タナベサオリとのコラボ作品フィルム絵本の上映等
- 2006年タナベサオリ『ソラネコと虹色のうた』(ART HOUSE)
- 2008年3月ワンマンライブ「at night cafe」開催(赤坂)
- 2008年9月ソラネコと銀色オルゴォル-スペシャルライブ-(ART HOUSE)
- 2013年1月RECOMMEND展〜物語を持つ作家〜(ART Lab OMM)
- 2013年5月花咲くコリアアニメーション2013
- 2013年9月ねこの引出し5周年記念展(シャトンdeミュー)
- 2013年12月タナベサオリイラストとフィルム絵本展「旅猫と星と珈琲」(ART HOUSE)
- 2014年10月タナベサオリフィルム絵本展「旅猫とジャコビ二流星の夜」(Hello ArtMACHI)
- 2014年12月タナベサオリ作品展「旅猫と星とふくろう森」(ART HOUSE)
- 2015年5月PEARS上映会タナベサオリ特集「エメラルドの夜」(ART HOUSE))
- 2016年1月タナベサオリ作品展「月と珈琲と、、、」(ART HOUSE)
- 2016年7月宮沢賢治生誕120周年記念作品展(石と賢治のミュージアム)
- 2016年12月フィルム絵本展(クレアホール)
- 2017年タナベサオリ作品展-Night Soda-月の呟き(ART HOUSE)
- 2017年12月フィルム絵本タナベサオリの世界展(クレアホール)
- 2018年2月フィルム絵本展(ギャラリー草津宿)
- 2018年9月タナベサオリ セロシアイラストワーク展(ART HOUSE)
- 2022年10月大津美紀×タナベサオリ「猫はユメをみていた」展(ねこの引出し)
[7]
- 大津美紀詩集『生まれたばかりの子ねこを抱きしめるように』(愛育社)
- 岡崎律子全曲集『Ristuko Okazaki Collection vol.1』(Kitty Eye Records)
- 岡崎律子全曲集『Ristuko Okazaki Collection vol.2』(Kitty Eye Records)
- 岡崎律子全曲集『Ristuko Okazaki Collection vol.3』(Kitty Eye Records)
[8]
“CM作品”. ohtsumiki.com. 2023年11月16日閲覧。
“Others”. www.ohtsumiki.com. 2023年11月16日閲覧。