大南 正瑛(おおなみ まさてる、1931年4月6日 - 2023年5月20日[1])は、日本の工学者。勲等は瑞宝重光章。学位は工学博士(京都大学・1960年)。立命館大学名誉教授・京都橘女子大学名誉教授。材料力学専攻。
概要
京都府生まれ。学校法人立命館総長、立命館大学学長、京都橘女子大学(現:京都橘大学)学長を歴任した。
また、社団法人日本私立大学連盟常務理事、文部科学省大学設置・学校法人審議会常任委員、大学入試センター運営委員、財団法人大学コンソーシアム京都副理事長、文部科学省大学設置分科会運営委員、同省中央教育審議会専門委員、同省大学評価・学位授与機構評議員を歴任した。
経歴
- 1931年(昭和6年)、京都市出身
- 1954年(昭和29年)、立命館大学理工学部機械工学科卒業
- 1955年(昭和30年)、京都大学助手
- 1960年(昭和35年)、工学博士号取得(京都大学)
- 1961年(昭和36年)、立命館大学助教授
- 1963年(昭和38年)、コロンビア大学工学部客員研究員
- 1967年(昭和42年)、立命館大学教授
- 1978年(昭和53年)、教学部長
- 1988年(昭和63年)、理工学部長・理工学研究科長
- 1991年(平成3年)、学校法人立命館総長・立命館大学学長、財団法人大学基準協会理事
- 1995年(平成7年)、国際関係学名誉博士号(アメリカン大学)
- 1996年(平成8年)、財団法人大学基準協会相互評価委員会委員長
- 1997年(平成9年)、財団法人大学基準協会副会長
- 1999年(平成11年)、立命館大学名誉教授
- 2000年(平成12年)、京都橘女子大学(現:京都橘大学)学長(2004年(平成16年)退任)
- 2001年(平成13年)、財団法人大学基準協会会長(2003年(平成15年)退任)
- 2004年(平成16年)、京都橘女子大学名誉教授
- 2007年(平成19年)、学校法人立命館名誉役員
- 2008年(平成20年)、瑞宝重光章受章[2][3]
- 2023年(令和5年)、老衰のため大阪府高槻市の病院で死去、92歳。
主な著作
- 「大学評価文献選集」(大南正瑛、清水一彦、早田幸政/2003年、エイデル研究所)
- 「大学評価を読む<JUAA選書>」(丹保憲仁、大南正瑛、大学基準協会監修/2001年、エイデル研究所)
- 「いま、大学の臨時的定員を考える<JUAA選書9>」(大南正瑛、大学基準協会監修/1999年、エイデル研究所)
- 「夢、それは実現するもの<テクノライフ選書> 材料力学の研究から」(大南正瑛/1998年、オーム社)
- 「新時代の科学技術 21世紀への科学技術の展望」(大南正瑛、谷口吉弘/1989年、法律文化社)
- 「多結晶体の強度と破壊<破壊力学と材料強度講座>」(大南正瑛、塩沢和章/1976年、培風館)
- 「マイクロメカニックス入門」(大南正瑛/1980年、オーム社)
- 「破壊力学入門」(村上裕則、大南正瑛/1979年、オーム社)
脚注
外部リンク
Wikiwand in your browser!
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.