吉本興業東海支社
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吉本興業東海支社(よしもとこうぎょうとうかいししゃ)とは、吉本興業が名古屋市中区に構える事務所。1988年10月に「吉本興業名古屋事務所(よしもとこうぎょうなごやじむしょ)」として開設され[1]、1993年に吉本広小路小劇場を開館、同時に吉本総合芸能学院(NSC)の名古屋校も開校された(東京校より2年早い)。同校は2005年に閉校するも、2019年4月から再開された。2007年9月30日まで吉本興業東海支社であったが、同年10月1日に吉本興業(旧法人)の持株会社化に伴い、新設子会社(よしもとクリエイティブ・エージェンシー東海支社)に移行、2019年6月に親会社の吉本興業(旧法人)が社名変更(吉本興業ホールディングス)したのに伴い、吉本興業東海支社に名称変更。略称は、かつては名古屋吉本(なごやよしもと)で、2005年夏頃からは吉本東海(よしもととうかい)となっていたが、その後再び名古屋よしもと(「よしもと」は漢字からひらがなへ変更)に戻されている。
事務所は中区栄5-1-32にある「久屋ワイエスビル」の6階に所在。過去に直営の専用劇場(広小路小劇場→栄3丁目劇場と変遷)があったが、2005年7月に閉館した。2015年9月以降は大須演芸場の定席(毎月1 - 10日)において、所属芸人を原則毎日1組ずつ客演という形で供給している。
また、吉本の地方事務所の中ではタカアンドトシを輩出した札幌吉本、博多華丸・大吉やパンクブーブーを輩出した福岡吉本と比べると地味な存在であり、「広島吉本と友達でありライバル」などと揶揄されることがある。ここから東京吉本に移籍した芸人としてはブロードキャスト!!やボルサリーノなどが挙げられる。
その一方で、東京進出後に他事務所に移籍した芸人からその後全国区へ出世した者が多数いるという現象も発生している[2]。
名古屋吉本においても、baseよしもとや5upよしもとのシステムに近い所属芸人のランク分けシステムが存在した。ただし名古屋の場合は開設されたばかりで芸人の数も少なかったため、このシステムはNSC在学中の「芸人の卵」たち(100組ほど)も対象となっていた。毎週行われるオーディション形式のライブでの観客と審査員による投票で次回開催時のランクが決められるようになっていたが、ランク数もネタ時間の長短で区分されるAリーグとBリーグ(共に5組ほど、ネタ時間はAリーグが約7〜10分、Bリーグが約3〜5分)の2つのみと少なかった。なお名古屋NSCでは授業の中で自作のネタを講師に提出し、一定の評価を受けた者は毎週行われるゴングショー形式のオーディションライブに出場して、そこで優秀な成績を挙げた者がこのシステムに参加できるようになっていた(参考:元名古屋NSC在学生のサイト「ぞうりむしの奥底」)。
余談であるが、現在スピードワゴンとして活動している井戸田潤と小沢一敬の両名は名古屋NSC及び名古屋吉本在籍時は別々のコンビで活動していたが、このシステムで共にAリーグの常連で、小沢のコンビ「バツイチ」は毎回優勝、井戸田のコンビ「マグニチュード」は毎回2位だったというエピソードがある。
「あなたの街に住みますプロジェクト」による中部地方各県を担当する芸人。名古屋吉本の管轄下にある。
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