日本の沖縄県西原町にある石油タンク運営会社 ウィキペディアから
南西石油株式会社(なんせいせきゆ、英: Nansei Sekiyu K.K.)は、沖縄県西原町に本拠を置いていた石油タンク運営会社。
![]() |
種類 | 株式会社 |
---|---|
本社所在地 |
日本 〒903-0210 沖縄県中頭郡西原町字小那覇858 |
設立 | 1968年(昭和43年)5月24日 |
業種 | 倉庫・運輸関連業 |
法人番号 | 3360001004366 |
事業内容 | 原油及び石油製品の保管並びに管理 他 |
代表者 | 代表取締役社長 村上統 |
資本金 | 1億500万円 |
純利益 |
4億2,000万円 (2024年3月期)[1] |
純資産 |
69億1,000万円 (2024年3月期)[1] |
総資産 |
147億200万円 (2024年3月期)[1] |
従業員数 | 61人(2022年4月) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 | 太陽石油 100%(2017年4月) |
外部リンク | https://nanseisekiyu.co.jp/ |
かつては沖縄県内の最大手の石油販売企業で、沖縄県内唯一の石油精製所を運営しており、2013年時点においては沖縄県の石油消費量の約6割分を製造していたが、石油精製事業は2015年に、石油販売からも2016年に撤退した。撤退後は、既存石油タンク施設を利用した県外からの石油移入保管を主たる事業としていた。
以前は、アメリカのエクソンモービル傘下の東燃ゼネラル石油の子会社(出資比率:東燃ゼネラル石油87.5%、住友商事12.5%)であった。
2006年9月からブラジルの国営石油企業であるペトロブラスが買収の交渉を開始。約1年後の2007年11月10日に両社が合意し、ペトロブラスの子会社であるペトロブラス・インターナショナル・ブラスペトロが全株式を55億円にて買収。2008年4月にはサトウキビを使ったバイオ燃料をブラジルで生産、南西石油のプラントで貯蔵し、日本国内マーケットへ供給すると発表した。また、石油精製量を現在の約3倍に増やすとも発表した[2]。これらの計画は、世界的な景気減速などにより遅れが生じ計画通り進行はしなかったが、2008年度の1日の平均生産量は2007年度に比べて約23%増えており[3]、海外輸出量も増えた。さらに2008年9月には沖縄県内で初めてブラジルへの軽油輸出を行った[4]。
2015年3月のペトロブラスの日本からの撤退に伴い[5]、2015年4月に石油精製を停止[6]、2016年3月には石油製品販売も終了した[7]。
2016年10月18日、太陽石油が当社を約133億円で買収すると発表[8][9]。2017年1月には太陽石油の傘下となった。施設老朽化のため石油精製は再開せず、石油タンク運営と石油製品の販売を行う[10]。この結果、社員数は2011年2月時点の210人から、2017年には3分の1に激減している。
NANSEI GREEN BELT PROJECTは、将来的に南西石油の製油所をグリーンベルトで囲むことを目的とした緑化事業プロジェクトである。
グリーンベルトのサイト:http://www.nanseigreenbelt.jp/
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.