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日本のOVA(勇者シリーズ) ウィキペディアから
『勇者王ガオガイガーFINAL』(ゆうしゃおうガオガイガーファイナル、The King of Braves GaoGaiGar Final)は、2000年から2003年にかけて全8巻がリリースされた、サンライズ・ビクターエンタテインメント制作のオリジナル・ビデオアニメーション。テレビアニメ『勇者王ガオガイガー』の続編に当たる。
勇者王ガオガイガーFINAL | |
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ジャンル | ロボットアニメ |
OVA:勇者王ガオガイガーFINAL | |
原作 | 矢立肇 |
総監督 | 米たにヨシトモ |
監督 | 山口祐司[注釈 1] |
脚本 | 北嶋博明、竹田裕一郎、米たにヨシトモ |
キャラクターデザイン | 木村貴宏 |
メカニックデザイン | 大河原邦男、藤田一己 |
音楽 | 田中公平 |
アニメーション制作 | サンライズ |
製作 | ビクターエンタテインメント、サンライズ |
発表期間 | 2000年1月21日 - 2003年3月21日 |
話数 | 全8話 |
アニメ:勇者王ガオガイガーFINAL GRAND GLORIOUS GATHERING | |
原作 | 矢立肇 |
総監督 | 米たにヨシトモ |
脚本 | 北嶋博明、竹田裕一郎、米たにヨシトモ |
キャラクターデザイン | 木村貴宏 |
メカニックデザイン | 大河原邦男、藤田一己 |
音楽 | 田中公平 |
アニメーション制作 | サンライズ |
製作 | サンライズ、ビクターエンタテインメント |
放送局 | テレビ東京 |
放送期間 | 2005年4月11日 - 6月27日 |
話数 | 全12話 |
関連作品 | |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | アニメ |
ポータル | アニメ |
本項目では、2005年にテレビ東京で放送された再編集版『勇者王ガオガイガーFINAL GRAND GLORIOUS GATHERING』(ゆうしゃおうガオガイガーファイナル グランド グローリアス ギャザリング)や、続編に当たる小説『覇界王〜ガオガイガー対ベターマン〜』などについても、併せて詳述するものとする。
前述の通り、1997年から1998年までテレビ朝日系列にて放送された『勇者王ガオガイガー』の、最終回から1年半後を描いた作品として制作されたもので、テレビシリーズ終了後の所謂「勇者王シリーズ」とも言うべき展開に含まれる。勇者シリーズにおける、テレビシリーズの続編としてのOVA完全新作は、1997年にリリースされた『勇者指令ダグオン 水晶の瞳の少年』に次いで2例目となる。
本作品は、テレビシリーズ内では解明されなかった伏線を始め、それまでメディアミックスとして展開されてきたCDドラマ、ゲーム、ノベライズ、コミカライズの設定を随所に含んでおり、さらに『ベターマン』など、米たにヨシトモが制作に携わり『ガオガイガー』とも世界観を共有する諸作品の設定も盛り込まれている[1]。
テレビシリーズの監督を務め、本作品にも総監督という形で引き続き関わった米たにが語るところによれば、テレビシリーズはCG黎明期に制作された作品であるがゆえに、予想以上の制作予算がかかって赤字を出す結果となったものの、一方でタカラから発売された玩具が再販の度に売れてくれたこと、同様にフィギュアやレーザーディスクの売上も好調であったことから、その赤字を取り返し本作品の制作に対するゴーサインが出たという[1]。もっとも、本作品の制作は当初の想定であった1年の制作期間を超過し[1]、2000年12月にリリースされた第4巻以降はリリースの頻度も大幅に低下、途中「勇者王ガオガイガーFINAL復活祭」なるイベントまで開催されたほどであった。結果として、本作品は完結までに3年あまりを要した上、テレビシリーズと同様に大赤字を出す格好となった[1]。
制作が遅れた要因の一つとして、元々本作品はテレビシリーズの演出陣の一人であった山口祐司が監督を務め、当時『ベターマン』や『BRIGADOON まりんとメラン』を並行して手掛けていた米たには総監督という立場で「適当に」携わるという体制が取られていたが、その山口が体調を崩して早々に降板したため、米たにが再度監督としての立場に戻らざるを得なくなり、余力が全くなくなってしまったという事情もあった[1]。また、OVAとして制作される本作品では、テレビシリーズのような制作スタッフのローテーションを組むことが出来ず、バンク映像もそこまで使えないことから効率が悪く、それをOVAにまだ慣れていなかった当時のサンライズが理解していなかったのだろうと、後に米たには振り返っている[1]。
ストーリーの面でも、本来含める予定であった後述の『覇界王』関連を始め、全8話という構成の中には収まりきらなかったエピソードもあり、最終回のみ尺を増やして何とか終わらせることができたという[1]。米たにとしては、1回分の尺をより長くする予定でいたものの、これも前述した予算の問題もあって実現しなかった。米たには本作品について、「当初自分がやりたいと思っていたことの半分くらいしかできなかった」印象があると自己評価しており、また全部のクオリティを上げる余力がなく、どう逃げながら戦うかみたいな感じであったと、当時の制作状況について後に述懐している[1]。
本作品の再編集版で、2005年4月11日から6月27日まで、テレビ東京で毎週火曜(月曜深夜)1:30 - 2:00(JST)に全12話が放送された。再編集に当たっては、『勇者王ガオガイガー』や『ベターマン』の映像が一部追加されている他、過激な描写にはボカシや塗りつぶしによる修正も施されており、地上波放送後もCS局のAT-Xでも放送された。
この再編集版は、他社のアニメの制作の遅れにより放送枠が空いたことに起因したものである。そうした事情を伝えられるとともに本作品を再編集して放送できるよう、サンライズの上層部から指示を受けたとはいえ、当時の米たにも『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に関わっていた最中で多忙を極めており、前述した他作品の映像の追加もまた、元が8話分しかない本作品を12話分に伸ばすためのやむを得ない措置であった旨を後に明らかにしている[1]。
西暦2007年。天海護とギャレオンが宇宙に旅立ってから1年後。GGGはエヴォリュダーに転生した獅子王凱の新たな機体・ガオファイガーを主軸とし、凱の従姉妹のルネ・カーディフ・獅子王が属する対犯罪組織シャッセールと協力しながら国際犯罪組織バイオネットとの戦いに奔走していた。
そんな中、護とギャレオンが帰還するが彼らは世界中のGGG施設を強襲し、地球上から相次いで発掘されていた謎の物質Qパーツと旧ガオーマシンを強奪。スターガオガイガーとなった護にガオファイガーで挑む凱は新旧勇者王対決を制し、地球に帰還した護とギャレオンはQパーツの本来の姿であるパスキューマシンで作り出されたレプリジンであることが判明。その背後にはパスキューマシンの真の持ち主にして、三重連太陽系の守護プログラム・ソール11遊星主の存在があった。
木星決戦で消息不明となっていた戒道幾巳からGGGは遊星主が三重連太陽系を復活させようとしている影響で太陽系は宇宙収縮現象で滅びに向かっていることを知らされる。
宇宙を救うべく、GGGはギャレオリア彗星を使って、三重連太陽系に向かうも遊星主の罠で堕落させられていき、凱は捕虜となってしまう。GGGはセミ・エヴォリュダーの力で回復した卯都木命を中心に反撃を開始し、本物の護とも合流。捕虜になっていたソルダートJと凱の救出にも成功。対遊星主の切り札であるジェネシックガオガイガーも復活を果たす。
激闘の末、GGGは遊星主に勝利。消滅していく空間に残されたGGGは残った力を振り絞り、護と戒道の2人を復活した三重連太陽系である現在の太陽系に送り返す。
1年後の2008年。GGGの帰還を祈る石碑の前に立つ護たちの姿があった。
赤の星の指導者アベルが、宇宙の終焉で滅びる運命となった三重連太陽系を再生し守護する為のプログラムに基づいて生み出した人造戦士達の総称。嘗てそこに存在した11の遊星に由来するとされる。緑の星から提供されたGストーンをJジュエルとは別に改良したラウドGストーンを動力源とする事で、常に強大かつ安定した能力と出力を得ているのが特徴。プログラムであるが故、目的を遂行する為にはいかなる手段も厭わず、他次元宇宙からその宇宙空間を形成する暗黒物質を奪う事で三重連太陽系を蘇らせようとする。緑の星の指導者カインはその危険性を認識しており、専用のアンチプログラムとしてジェネシックガオガイガーを遺していた。普段各々外套を纏った等身大の素体形態だが、有事には黒い巨大キューブとフュージョンする事で戦闘メカノイド形態に変形、任務に支障と見なした存在を徹底的に攻撃する。一方でパルス・アベル、ピルナス、ペイ・ラ・カインはフュージョンせず、パルパレーパとピア・デケム、ピサ・ソールには専用のフュージョンシステムがある。パーツキューブから放たれるソール・ウェーブと呼ばれる破壊波動を共通武器とする。三重連太陽系が機械昇華された際に本体のピサ・ソール以外の遊星主達も消滅し、彼女以外の遊星主は全員レプリジンである。ゾンダリアンと同様、全員のイニシャルがPである。
レプリ地球に赴いたGGGをパレッス粒子で無力化し、自分たちのGストーンの力で難を逃れた獅子王凱とルネ・カーディフ・獅子王も捕らえるが、過去の実験で強い神経を有するパピヨン・ノワール(レプリジン)の抹殺に失敗したことと卯都木命がセミ・エヴォリュダーの力で回復したことから、反撃を許してしまう。
続編の『覇界王〜ガオガイガー対ベターマン〜』では、ソール11遊星主が三重連太陽系の再生をおこなったことで、全宇宙のバランスが崩れオレンジサイトの活性化によりバランスを元に戻す為、凱たちの宇宙の終焉と新宇宙の誕生が始まる原因を生んでしまう。
詳細は勇者王ガオガイガーシリーズの登場人物#ソール11遊星主・勇者王ガオガイガーシリーズの登場メカ#ソール11遊星主を参照。
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 発売日 | アイキャッチ | 勝利の鍵 | |
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キャラクター | メカニック | ||||||||
FINAL.01 | 勇者王新生! | 北嶋博明 | 山口祐司 日高政光 |
原田奈奈 山口祐司 |
木村貴宏 | 吉田徹 鈴木竜也 |
2000年 1月21日 | ファントムガオー ガオファー | Qパーツ |
FINAL.02 | 破壊神!嵐の決戦! | 竹田裕一郎 | 飯田馬之介 | 山口祐司 | 中谷誠一 木村貴宏 |
まさひろ山根 | 3月23日 | ビークルモード光竜/闇竜 光竜/闇竜 | パピヨン・ノワール |
FINAL.03 | GGG追放命令 | 北嶋博明 | 片山一良 | 矢口夏美 | ウエダヨウイチ 木村貴宏 |
中谷誠一 | 7月26日 | ツクヨミ ガオファイガー | タイガーウッド |
FINAL.04 | 勇者王!最期の刻(ひ) | 竹田裕一郎 | ミズシマセイヂ | 原田奈奈 | 木村貴宏(総作画監督) 永田正美 |
中谷誠一(レイアウト兼任) | 12月6日 | タケハヤ ヒルメ | G-ストーン |
FINAL.05 | 復活の白き方舟 | 北嶋博明 | 米たにヨシトモ | 木村貴宏 | 中谷誠一 | 2001年 10月24日 | パルパレーパ・プラス ピア・デケム・ピット | 卯都木命 | |
FINAL.06 | 我が名はG(ジェネシック) | 竹田裕一郎 | 高谷浩利 | 木村貴宏 | 大塚健 中谷誠一 |
2002年 4月3日 | カーペンターズ ライナーガオーII/ドリルガオーII/ステルスガオーIII | カインの遺産 | |
FINAL.07 | 超勇者黙示録 | 北嶋博明 | 黒木冬 | 木村貴宏(総キャラクター) 植田洋一 |
中谷誠一(総メカニック) まさひろ山根 | 9月21日 | ジェネシックギャレオン/スパイラルガオー/ストレイトガオー プロテクトガオー/ガジェットガオー/ブロウクンガオー | ルネ・カーディフ・獅子王 | |
FINAL of FINAL | 神話(マイソロジー) | 米たにヨシトモ | 木村貴宏 | 中谷誠一 | 2003年 3月21日 | ジェネシックガイガー ジェネシックガオガイガー | 大河幸太郎とスワン・ホワイトのブローチ | ||
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 放送日 | アイキャッチ | 勝利の鍵 | |
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キャラクター | メカニック | ||||||||
G・G・G・01 | 勇者王新生!! | 北嶋博明 竹田裕一郎 米たにヨシトモ | 山口祐司 日高政光 飯田馬之介 片山一良 ミズシマセイヂ 米たにヨシトモ 高谷浩利 黒木冬 |
原田奈奈 山口祐司 矢口夏美 米たにヨシトモ |
木村貴宏(総キャラクター) 中谷誠一 植田洋一 永田正美 |
中谷誠一(総メカニック) 吉田徹 鈴木竜也 大塚健 まさひろ山根 |
2005年 4月11日 | ファントムガオー ガオファイガー | |
G・G・G・02 | 奇蹟なる伝説 | 4月18日 | ビークルモード光竜/闇竜 光竜/闇竜 | 戒道幾巳 | |||||
G・G・G・03 | 破壊神!嵐の決戦!! | 4月25日 | ツクヨミ ガオファイガー | ソムニウム | |||||
G・G・G・04 | GGG追放命令! | 5月2日 | タケハヤ ヒルメ | タイガーウッド | |||||
G・G・G・05 | 心 -animus- | 5月9日 | カーペンターズ CRプロダクションモデル(タイプ33R/タイプ34R) | パピヨン・ノワール | |||||
G・G・G・06 | 勇者王!最期の刻! | 5月16日 | グランドプレッシャー ライナーガオーII/ドリルガオーII/ステルスガオーIII | G-ストーン | |||||
G・G・G・07 | 復活の白き方舟! | 5月23日 | バイオネット・スカイフック・フォートレス ギムレット・アンプルーレ | 卯都木命 | |||||
G・G・G・08 | ねがい星、かなえ星 | 5月30日 | パルパレーパ・プラス ピア・デケム・ピット | 超AI | |||||
G・G・G・09 | 我が名はG(ジェネシック)! | 6月6日 | ジェネシックギャレオン/スパイラルガオー/ストレイトガオー プロテクトガオー/ガジェットガオー/ブロウクンガオー | カインの遺産 | |||||
G・G・G・10 | 超勇者黙示録! | 6月13日 | ジェネシックガイガー ピア・デケム・ピーク | ルネ・カーディフ・獅子王 | |||||
G・G・G・11 | 命を超える者 | 6月20日 | パルパレーパ・プラジュナー 天竜神 | 命ある者 | |||||
G・G・G・12 GRAND FINAL | 神話(マイソロジー)!!! | 6月27日 | ゴルディオンクラッシャー ジェネシックガオガイガー | 大河幸太郎とスワン・ホワイトのブローチ |
OVAとして描ききれなかったエピソードを補完する、外伝系のエピソード。カッコ内は収録された媒体。
『FINAL GRAND GLOURIOUS GATHERING DVD-BOX』のブックレットに掲載。『FINAL』DVD各巻のジャケットに記された英文や仏文を原文および解説と共にまとめたもの。
「ガオガイガー世界に存在する、ある文書の記録」というコンセプトで執筆された[2]。執筆者は堀口滋、竹田裕一郎、北嶋博明、米たにヨシトモ。
『勇者王ガオガイガーFINAL プロジェクトZ』。DVD限定BOX『勇者王ガオガイガーFINAL GRAND GLORIOUS GATHERING DVD-BOX』同梱『ディスクZ』映像特典。イラストとナレーションによるピクチャードラマとなっており、FINALの後日談であり次の戦いの序幕というべき内容となっている。発表の時点で続編の制作が決定した訳ではなく、いつか続編が作られた時の足掛りとしての意味合いが込められている。新たな勇者ロボであるガオ凱号はラストのアイキャッチカットのみ登場であったが、後にシーエムズ・コーポレーションの「BRAVE合金」などで立体化されている。
2017年から2021年にかけて、Webサイト『矢立文庫』で連載された小説。タイトルにもあるように、『FINAL』と『ベターマン』のその後を描く続編・完結編として企画されたもので、テレビシリーズから『ガオガイガー』に携わってきた、脚本家の竹田裕一郎が執筆を手掛ける[3]ほか、原案・監修という形で米たにヨシトモも引き続き関与している[1]。後述の通り単行本としても全3巻が刊行されており、これに伴い2024年現在Web上にて公開されているのは一部話数の試読版のみとなっている。
関連する作品として、『ガオガイガーFINAL』の既刊のノベライズを『覇界王』への伏線も含める形で再構成した、『勇者王ガオガイガーpreFINAL』『勇者王ガオガイガーFINALplus』の2篇が連載開始に先行して発表されており[4]、このうち後者には『覇界王』のプロローグとなる短編も収録されている。また、小説連載中の2018年9月よりWebコミックとして、『覇界王〜ガオガイガー対ベターマン〜 the COMIC』(はかいおう ガオガイガー たい ベターマン ザ コミック、作画:藤沢真行)が、ホビージャパンの運営する総合ポータルサイト「ファイアCROSS 」にて連載されている。この他、コミカライズの単行本第1巻などの特典として、新規撮り下ろしのドラマCDも制作されている(詳細は後述)。
竹田の語るところによれば、『ガオガイガー対ベターマン』の構想は『ガオガイガー』のテレビシリーズが完結し、『ベターマン』の脚本作業が進められていた1998年には既に米たにの中にあったといい[4]、この時点で準備中であった『ガオガイガーFINAL』の先の作品として、ゆくゆくはきちんとアニメ化したいとの意思も示していた[1]。しかし前述の通り、『ガオガイガーFINAL』の全8話という尺には当初の米たにの構想は収まりきらず、その結果GGGの地球への帰還は『ガオガイガー対ベターマン』まで持ち越される形となる。OVAの続編映像の制作も、諸般の事情から前出の『ディスクZ』のみに留まったため、完結編に当たる『ガオガイガー対ベターマン』の映像化は実現に至らぬまま、作品の主舞台となる2016年を迎えることとなった[4]。こうした状況の中、今こそ何としてもこのストーリーを世に出したいという思いから竹田が「小説で『ガオガイガーFINAL』の続きを書きたい」と要望、これを受けて当時立ち上げられたばかりの『矢立文庫』での発表が実現することとなった[1]。
『覇界王』の映像作品化について、米たには若い頃ならできると思って企画を出したものの、キャスト・スタッフの高齢化や逝去などもあり、時期的に今現在は難しいと2022年の時点で語っている[1]。また、自身が細部まで監督すると時間も足りなくなる上、『ガオガイガーFINAL』の頃に比べると体力もないことも理由の一つとしてあげており、同時にアニメ業界における人材不足が昨今深刻であることにも触れつつ、技術革新が進んで本当に優秀なスタッフが奇跡的に集まれば実現するかもしれない、とも付言している[1]。とはいえ、2021年にはシミュレーションRPG『スーパーロボット大戦30』に『覇界王』が参戦し、それに合わせて米たにの一部監修の元、新規に映像の制作や声優レコーディングなども行われた[1]。
『プロジェクトZ』および、同作品が初出の登場人物のみ記述。声はドラマCD版の担当声優。
旧作からの登場人物は、「勇者王ガオガイガーシリーズの登場人物」及び、「ベターマン#登場人物」を参照。
『プロジェクトZ』および、同作品が初出のメカのみ記述。
旧作からの登場メカは、「勇者王ガオガイガーシリーズの登場メカ」を参照。
トリプルゼロに汚染された勇者ロボやソムニウムたち。それぞれ「覇界○○」と呼称される。
2019年6月から2023年7月まで、前出の「ファイアCROSS 」にて連載されていたWeb漫画作品。原作:矢立肇、協力:米たにヨシトモ、脚本:小太刀右京、漫画:utu、製作・編集:ホビージャパン、編集協力:モンスターラウンジ。
『ガオガイガー』のスピンオフ作品の一つとして発表されたもので、バイオネットが開発したコンピューターウィルス「ゾンダー・ウィルス」を撲滅するために電脳世界へダイブした女子高生達の戦いを描く。時系列上では、『ガオガイガーFINAL』から『覇界王』の間に起こった出来事として設定されている。
いずれもビクターエンタテインメントより発売。
『preFINAL』『FINALplus』は、メディアファクトリー版小説、3冊に加筆修正のうえ、各エピソードを時系列順に再構成している。
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