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2007年のソニー・インタラクティブエンタテインメントのゲーム ウィキペディアから
『勇者のくせになまいきだ。』(ゆうしゃのくせになまいきだ、What Did I Do to Deserve This, My Lord?)は、SCEから2007年12月6日に発売されたPlayStation Portable(PSP)専用ソフトウェアである。公式な略名は無いが、開発者は「ゆうなま」という略名を使用している。以降シリーズ化がなされており、2010年6月現在PSPタイトルとして計3作が、携帯電話用アプリとして計4作が発売/配信されている。
ジャンル | ダンジョン・マネージメント |
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対応機種 | PlayStation Portable |
開発元 | アクワイア |
発売元 | SCE |
プロデューサー | 山本正美(SCEジャパンスタジオ) |
ディレクター | 中西晃史 |
デザイナー | 中西晃史 |
プログラマー |
土田智裕 福田真樹 鎌田浩平 赤川智洋 高橋義之(ライドオン) 米川悟史(ライドオン) 小林剛(ライドオン) 山本盛英(ライドオン) 影山達也(ライドオン) |
音楽 |
ノイジークローク 作曲:はまたけし(ノイジークローク所属) |
美術 | 小林陽明(SCEジャパンスタジオ) |
人数 | 1人 |
メディア | UMD/ダウンロード |
発売日 |
UMD版:2007年12月6日 ダウンロード版:2009年10月22日 |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
デバイス | メモリースティックDuo128KB以上 |
売上本数 | 約14万本(2008年12月)[1] |
ダンジョンを造り、食物連鎖によって強力な魔物を育てることで次々とダンジョンに侵入してくる勇者たちを倒し、世界征服を果たすことが目的のゲーム。キャラクターデザインからダンジョンまで全て、ドット絵を意識したデザインになっている。
勇者がダンジョンをクリアし、魔王を連れ去ってしまうと(この場合、世界に平和が訪れるという意味で)ゲームオーバーになる。一度ゲームオーバーになってしまうと、ダンジョンの構築・魔物の育成を一からやり直さなければならない。いわゆる『不思議のダンジョン』シリーズを代表とした「プレイヤー自身の技術を磨く」ことが重要となるゲームである。
プロデューサーはSCE・山本正美(代表作:『天誅』、『デカボイス』)、ディレクターはアクワイア・中西晃史(代表作:『侍』、『忍道戒』)、キャラクターデザインは「ゲームやろうぜ!2006」の合格者・小林陽明。2007年11月15日に『勇者のくせになまいきだ。初体験版。』が配布された。
過去のゲームのオマージュ要素が多く、マニアックなサブカルチャーのパロディなどが詰め込まれている他、果てはネットスラングまでちりばめられている。 また、ゲームのタイトルも『ドラえもん』に登場するジャイアン、スネ夫の台詞「のび太のくせになまいきだ」に由来する。
ダンジョン・マネージメントという斬新なゲーム性が評価され週刊ファミ通のクロスレビューでプラチナ殿堂入りを果たした。
アメリカでは『Holy Invasion of Privacy, Badman!』の名称で2009年7月16日にNIS Americaから発売された。
魔物は基本的にダンジョン内に存在する養分、あるいは魔分を含んだ土を掘ることで生み出すことができる。生み出された魔物はそれぞれが行動パターンを持っており、繁殖・捕食・死滅を繰り返してダンジョン内で生活を始めていく。破壊神(プレイヤー)はそれぞれの特徴を理解しながら魔物の数を増やしていき、勇者に対抗する必要がある。
養分はあらかじめダンジョン内のあらゆる土壌内に散乱している。この養分は常に一定の量しか存在していない(いわゆる「養分保存の法則」)ため、いかに養分を集められるかが勝負のカギとなっている(ただし、魔物が死んだときに周りに土がないとその魔物の持っていた養分・魔分は消滅する)。
養分を含む魔物が死んでしまうかダンジョンに進入する外敵(勇者)を退治したとき、その周囲に養分が散らばる。つまり、新たに養分を増やすためには勇者を倒せばよいのである。
魔分は養分と異なり、ダンジョン内には存在しない成分である。ダンジョンに進入する外敵(勇者)が「魔法」や「技」を使うか外敵を倒すと、ダンジョン内に新たな魔分が生成される。
養分と同じく魔分を含む魔物が死んでしまうと、周囲の土に再び散らばる。なお、魔分よりも養分が優先されるため養分と魔分を両方含んでいる場合、魔分が多くない限り見かけの上では、土壌内の魔分量を確認できない。
勇者の目的は、ダンジョンを攻略しどこかに潜む魔王を(退治するわけでもなく)簀巻きにして捕まえた上で地上に引きずり出し、世界に平和を取り戻すことである。
魔王曰く「国産RPGだから気をよくしている(海外のゲームは、国産ゲームに比べて難度の設定水準が高めな傾向にある)」ようで、アイテムや魔法を巧みに使いながら、魔王軍を脅かしていく。
楽曲はノイジークロークが手がけており、ピアニカやリコーダーといった小学校を連想させる楽器構成は山本の提案をもとにしている[2]。当初はヘタウマ感を出すために現実の小学生を起用する案もあったが、諸事情により最終的にはノイジークロークの面々が演奏することとなった[2]。
ジャンル | ダンジョン・マネージメント |
---|---|
対応機種 | PlayStation Portable |
開発元 | アクワイア |
発売元 | SCE |
プロデューサー | 山本正美(SCEジャパンスタジオ) |
ディレクター | 大橋晴行 |
デザイナー | 宮崎朋篤 |
プログラマー |
和田功 鎌田浩平 高橋義之(ライドオン) 米川悟史(ライドオン) |
音楽 |
ノイジークローク 作曲:はまたけし(ノイジークローク所属) |
美術 | 小林陽明(SCEジャパンスタジオ) |
人数 | 1人 |
メディア | UMD/ダウンロード |
発売日 | 2008年10月16日 |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
売上本数 | 約18万本(2010年1月)[3] |
その他 |
プロデューサー:山本正美(SCE) ディレクター:大橋晴行(アクワイア) |
PlayStation Storeで無料で「ロハ体験版」が配信されており、エリア1(勇者の種類は異なる)と、いくつかのトレーニングをプレイすることが出来る。
突然変異や魔法陣もできるが、ある程度制限されている。ちなみにロハというのは、只(ただ)、つまり無料という意味である。
特定の状況になると、その変化に対応するため、状況に応じた種に変化する(魔法陣の魔物を除く)。
2010年3月11日に発売された。 タイトルの「:3D」はスリーダンジョンの略で、通常の「メインダンジョン」に加えて新しく「まいにちダンジョン」と「ファミリーダンジョン」が追加されている。
今作では新種類の魔物によって種類が大幅に増えている。 なお、既存の魔物にもLV5の種類が追加されている。
「特定の魔物を数体作る」「特定の物を全て間引く」といった問題がランダムで出題される。10問行った後に成績が発表され、プレイヤーの腕前が評価される。 出題されるお題はランダムだが、10問目は必ず決められた勇者との戦闘になる。
シリーズ初の2人用モード。アドホックモード使い、他のプレイヤーと通信して協力しながら進めていくモード。それぞれ魔王軍とムスメ軍に分かれ、決められた陣地内で個別にダンジョンを構成し、勇者を撃退していくことになる。
お互いのプレイヤーが同時にツルハシスキルを発動させると特別なスキル「ザ・ダンジョン」が発動する。このスキルが発動している間は勇者と魔物の動きが止まり、その間に魔王やムスメ、勇者や魔物の位置を変えることができる。
タイトル画面で隠しコマンドを入れると『100万トンのバラバラ 1万トン体験版』がダウンロードできる。また、100万トンのバラバラのタイトル画面で隠しコマンドを入れると本作の『のっとられ体験版』がプレイできる。
ジャンル | ダンジョン・マネージメント |
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対応機種 |
EZアプリ(BREW) ※Full Game!(BREW 4.0)対応専用 iアプリ |
開発元 | イートレックジャパン |
発売元 | SCE |
音楽 | ノイジークローク |
人数 | 1人 |
発売日 |
2009年1月(EZweb) 2009年9月(iモード) |
2009年1月よりKDDI/沖縄セルラー電話の各au携帯電話向けのEZwebにて先行配信され、同年9月よりNTTドコモ向けのiモードにも配信された。
ゲームの基本ルールはPSP版とほぼ共通だが、PSP版には存在しない「チャレンジモード」が追加されている。
なお、au向けの2009年春モデルのWalkman Phone, Premier3(SOY01・ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製)、および2009年夏モデルのMobile Hi-Vision CAM Wooo(HIY01・カシオ日立製(日立コンシューマエレクトロニクス))にはそれぞれ体験版としてプリセットされている。
ちなみにこの作品のサブタイトルは『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』からのパロディとなっている。
2010年2月より配信開始された。 同じく、PSP版(初代)がベースとなっている。
2010年4月より配信開始された。 無印.改と同じく、PSP版(初代)がベースとなっている。 購入すると、2010年冬オープン予定のアプリ「魔界カジノ」の体験版を体験できていた。(~6月2日)
2010年6月より配信開始された。 無印.改.乙と同じく、PSP版(初代)がベースとなっている。 いままでの全4作品を購入すると、『:3D』のエンディングのBGM「来たるべきセカイ」の8ビット版の着うたを入手できる。
PlayStation Home内のラウンジの一つ「ゲームスペース」で無料提供されていた。ドラゴンクエストを彷彿させるコマンド選択式RPG風のミニゲームで、既存シリーズとは逆にプレイヤーは勇者となって魔王を倒すことが目的になっている。制限時間内に「どのような武器を」「どのような方法で」「どこへ向けて攻撃するか」を選んで戦う。提示されるコマンドはランダムに表示され、その中には戦いの役に立たない非常識なものが多く含まれており、正しく選択するために素早い判断力が必要。成績に応じてホームリワードがもらえる。PlayStation Homeの運営終了に伴い現在ではプレイ不能になっている。
ジャンル | ライフ・マネジメントアプリ |
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対応機種 | PlayStation Vita |
発売元 | SCE |
音楽 | ノイジークローク |
人数 | 1人~ |
発売日 | 2012年4月19日 |
PS Vita専用アプリ。タイトルに(仮)とあるが正式名称。今作は計画の管理を行うTo Doソフトである。作風、BGM等はゲームを引き継いでいる。自分で作成した計画には養分が、ネットワーク経由で他者が作成した計画には魔分が振り分けられ、計画が達成されると養分/魔分が与えられる。 毎週日曜日0時に勇者がやってくるので、それまでの1週間で育てたモンスターで勇者を倒す。 魔王が捕まった時点で、倒した勇者の数に応じ堀パワーが貰える。掘パワーを集めることで次のステージに進める。 強化アイテム等の配信も検討されている。
この節の加筆が望まれています。 |
ジャンル | アクションパズル |
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対応機種 | PlayStation Mobile対応端末 |
開発元 | スマイルブーム |
発売元 | SCE |
人数 | 1人~ |
発売日 |
2013年5月22日 配信終了日:2015年7月15日 |
この節の加筆が望まれています。 |
ジャンル | アクションパズル |
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対応機種 | PlayStation Vita |
開発元 | スマイルブーム |
発売元 | SCE |
人数 | 1人~ |
発売日 | 2013年12月12日 |
この節の加筆が望まれています。 |
ジャンル | リアルタイムストラテジー |
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対応機種 | PlayStation 4 |
開発元 | アクワイア |
発売元 | ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジア |
プロデューサー |
鳥山晃之(SIE) 山本正美(SIE) |
ディレクター | 大橋晴行(アクワイア) |
音楽 | 坂本英城(ノイジークローク) |
発売日 | 2017年10月14日 |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
その他 | PlayStation VR専用 |
シリーズ初のPlayStation 4用タイトル。グラフィックが3Dとなり、プレイにはPlayStation VRが必須となっている。
PlayStation Developers Choice Awards 2018において『ベストVR部門』を受賞し「キャラクターの圧倒的存在感」「家庭用VRにおけるVR体験の新しい形を提案してみせた」などの点が高く評価された。[5]
“勇なまシリーズ10周年記念!『V!勇者のくせになまいきだR』10円引きセール”を2017年12月6日から開催すると発表した[6]が、ユーザーからは不評で、会社の王的な人に「何を考えておるのだね?」と叱られたため、30%OFFセールに変更された。[7]
この節の加筆が望まれています。 |
ジャンル | 勇者撃退系パズルRPG |
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対応機種 | iOS/Android |
開発元 | ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジア |
発売元 | フォワードワークス |
人数 | 1人 |
発売日 | 2018年2月14日 |
利用料金 | 基本無料(課金あり) |
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