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『俺がハマーだ!』(おれがハマーだ、原題:Sledge Hammer!)は、1986年から1988年までアメリカのABCで放送されたテレビドラマ。
日本では第1シリーズは『俺がハマーだ!』のタイトルで1987年にテレビ東京で放送された。放送時間は火曜22:00 - 22:30(JST)。
第2シーズンは日本では『新・俺がハマーだ!』のタイトルでビデオ・LDが発売された。ストーリー展開の都合から、第1シーズン最終回より5年前の物語という設定になっている。
サンフランシスコ市警察に勤務する、問題刑事のスレッジ・ハマーが、女性刑事ドリー・ドローと警察署長エドモンド・トランクともに事件を解決していく様を描くコメディタッチのドラマ。
ダーティーハリーや刑事ハンターなどの刑事ドラマの、シットコム版パロディであると評される[1]。ハマーの愛銃「マギー」(ハマーの銃にマギーという名前がついている設定は日本語吹き替え版のオリジナル)がS&W M629であることや舞台がサンフランシスコ市であること、随所の細かな台詞などにも『ダーティハリー』のパロディと思われる要素が見受けられる[要出典]。第1話でサンフランシスコ市長を演じていたジョン・ヴァーノンはダーティハリーでも同じ役だった。
日本語吹き替え版は、声優たちのアドリブ(特にハマー役の羽佐間道夫の)が有名だが、羽佐間によると行き過ぎたアドリブでスタッフから顰蹙を買う事も少なくなく、特に吹替台本を手掛けた石川雄一郎[2]からのダメ出しが多く「羽佐間が全部壊してしまう。書いたものを忠実に喋ってくれ」と激怒される事もあり[3]「作家とは格闘しましたよ。』と後年の取材で回想し「でも、自由奔放に泳がせてくれたほうがせりふが生きてくるんだよね。余計なことをやるなという人もいたけど、そうすると喜劇は生まれない」とアドリブの重要さを語った上で「吹き替えたから生きた作品だと思う。字幕があるみたいだけど、字幕で見たら面白くない」と自負している[4]。
『新・俺がハマーだ!』では、オープニングのナレーション及びハマーのセリフが毎回異なっており、中には本編と関係のないものや意味不明なものまで存在する(映像は毎回共通している)。
主人公の名前"スレッジ・ハマー"はスレッジハンマー(大型ハンマー)を意味する。スレッジの父親の名前は"ジャック・ハマー"(Jack Hammer)で、削岩機(Jackhammer)という意味になる。母親の名前"アーマン・ハマー"(Armin Hammer)は、大手日用品メーカーのチャーチ&ドワイト社の商標"アーム&ハンマー"(Arm & Hammer)のもじりである。
皮肉やパロディの標語が書かれているステッカーを車に貼っていることがある。
DVDはジェネオンエンタテインメントから発売された。
2004年2月25日に第1シーズンの全エピソードを収録した『俺がハマーだ! コンプリートDVD-BOX』(GNBF-7022)が発売。VHS・LDでは発売されなかった2エピソードは初商品化となる。このDVD化にあたりテレビ放映枠の都合でカットされた箇所をオリジナルキャスト(ハマー=羽佐間道夫、ドロー=小宮和枝、トランク署長=内海賢二、ゲスト側も故人を除いて同じ声優を起用)で追加収録している。特典としてレギュラー声優陣3人による4エピソード分のオーディオ・コメンタリー、テレビ版予告編、テレビ東京放映時のオープニング&エンディング映像、劇中の登場人物のセリフやシーンを抜粋した『元気が出るハマー名言22連発』と『元気が萎える署長怒声22連発』、『鼻の下が伸びるドローお色気&アクション22連発』、16ページに及ぶブックレットを封入している[9]。
2004年4月23日には第2シーズンの全エピソードを収録した『新・俺がハマーだ! コンプリートDVD-BOX』(GNBF-7023)が発売。第14話「汚れすぎたイタズラ電話これがウワサのオトナ電話相談室!」は権利元より取り寄せたマスターがドルビー・ステレオだったため5.1ch化されている。特典として『俺がハマーだ! コンプリートDVD-BOX』のオーディオ・コメンタリー収録時に実施されたレギュラー声優陣3人によるフリートーク、LD化の際に収録された12種類のオープニング・ナレーションの完全収録、劇中の登場人物のセリフやシーンを抜粋した『元気が出るハマー名言19連発』と『元気が萎える署長怒声19連発』、『鼻の下が伸びるドローお色気&アクション19連発』、16ページにも及ぶブックレットが封入された[10]。
2005年10月21日には増刊号となる『俺がハマーだ! バズーカ小脇にデラックス増刊 DVD-BOX』(GNBF-7234)が発売。「全編が特典!」を謳っており
などが収録されている[11]。
2023年2月28日に『俺がハマーだ! 日本上陸35周年記念 ギガ爆全部盛りブルーレイBOX』がフィールドワークスから発売された。ナイル大商店での限定販売となる[12][13][14]。
既発DVDすべてのコンテンツに加えて羽佐間道夫と小宮和枝による新規コメンタリーが2話分収録されている。映像はアップコンバートだが株式会社アシストの最新技術「Re;Pic」によりHDと同等の高画質を実現している。また過去に発売されたDVDを下取りしてその分の金額を割引する「ハマー割」が実施される[15]。
当初2022年12月19日に発売を予定していたが、原盤映像上の傷の洗い出しなど追加レストアを行うため、発売日が2023年2月28日に延期された[16][17][18]。
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