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『信長燃ゆ』(のぶながもゆ)は、安部龍太郎の著した時代小説(新潮社、日本経済新聞出版社刊)、並びにそれを原作に2016年1月2日21:00-23:58に放送されたテレビ東京系列の「YAMADA・新春時代劇(ヤマダ・しんしゅんじだいげき)」第36作。
織田信長は、「天下布武」を目指し、武力を活かして世直しを進めていき、天正9年(1581年)、安土城を中心軸として、盤石の勢力を保っていたが、その勢力が巨大になったゆえか、好誼(いわゆるパートナー)を持っていた近衛前久を初めとする公家から反感の態度が持ち始めてしまう。武家と朝廷が対立する中、信長に好感を抱く東宮夫人の勧修寺晴子らを絡ませた人間模様、さらに歴史的な「本能寺の変」を描いた時代小説である[1]。
本作は、毎年1月2日に行われてきた「新春ワイド時代劇シリーズ」の第36作として製作された。従来通り、ヤマダ電機の特別協賛を仰いで放送されるが、2015年まで長時間体制(当初12時間→10時間→7時間→5時間)で放送してきたのを大幅短縮し、過去最短の3時間で放送されたことから、題名から「ワイド」の文言を外し、「新春時代劇」として放送されることが決まった[2]。また、1981年から放送していた「新春ワイド時代劇シリーズ」はこの作品が最後となり、次に時代劇が制作されるのは2023年まで7年間途絶えることになった。[3]
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